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【あなたの住みたい家はどんな家①】
今回も独断と偏見で旧暦のお話から入らせていただきます。
秋分 初侯 雷乃声を収む(かみなりのこえをおさむ)
我が家の芋煮がいちばん!
里芋(サトイモ)が旬を迎えています。山で採れる「山芋」に対して、里で栽培されるから「里芋」。
なんと稲よりも早く伝来し、長きにわたり食べられてきただけあって、皮ごと蒸したり、煮物にしたりといろいろなたのしみ方があります。
東北出身の友人は、やはり「芋煮」だといっていました。
芋煮はサトイモとお肉などを煮込んだ汁物料理の総称で、我が家では醤油味をベースにサトイモや牛肉、コンニャク、種々のキノコ、ネギでつくるそうです。自分だけならネギは御法度なのですが…
味付けや具材が家庭、そして地域によってガラリと変わるのが芋煮の面白いところ。
郷土愛たっぷりに「うちのが最高!」と食べる点では、お正月のお雑煮と似ています。
・今日をたのしむ
【芋煮会】
山形県や宮城県では、野外で芋煮をつくり食べる「芋煮会」シーズン。ちなみに宮城県の芋煮は味噌味ベースで豚肉などを煮込むのが基本です。
【世界観光の日】
日本も加盟している世界観光機関によって制定された一日。各国で観光推進のための活動を行います。
【女性ドライバーの日】
1917(大正6)年の今日、渡辺ハマさんが女性初となる自動車免許を取得したことに由来。
【あなたの住みたい家はどんな家①】
【漠然としたイメージをもっと具体化してみよう】
[なぜあなたは家を建てるの?」、あなたの答えは?
家を建てるというのは、人生の一大イベントです。それなりの心構えと知識、前回までのお話しのような失敗をしないための実践テクニック、さまざまなリスクへの対応策、それに資金も必要なのです。
決断から引越しまでの一時期に、たくさんのお金と時間とエネルギーを注ぎ込むことになります。
ですが、「それでも家を建てたい」と思ったときが、あなたにとっての“建てどき”です。
このHPの本ブログ記事を参考に、家づくりを愉しんでいただければ幸いです。
さて、家を建てることになるきっかけはいろいろあると思います。
- ・例えば、子どもが大きくなってきて家が狭くなった。
- ・子どもが小学校に上がる前に、学校や学区のことを考えて引っ越したい。
- ・親が歳をとり、1人になってしまったので、一緒に暮らすことになった。
- ・30年ローンを組むなら、退職する前に完済したい。
- ・頭金がある程度貯まり、金利も低い今ならローンを借りるのも安心。
- ・以前から気になっていた土地が手頃な価格で売りに出された。
- ・賃貸住宅の更新時期が近づき、住宅取得のメリットが気になってきた。
- ・今住んでいる賃貸住宅が取り壊されることになった。
などなど、etc…。
予定していた場合ならともかく、急に家を建てようという話になる場合もあるでしょう。
また、漠然と考えてたときとは異なり、実際に土地や建物を購入するとなると、短期間でさまざまな選択をしていかなければならりません。
「なぜ家を建てるのか。どんな家に住みたいのか」がはっきりしていないと、高いローンを組んで建てた家なのに満足感が得られない可能性もあります。
せっかく家を建てるのですから、賃貸生活では得られない持ち家のメリットを十分に引き出せるような家にしたいものです。
たとえば…
- ・自分の趣味を愉しめて、憧れの生活が手に入る。
- ・好みの外観やデザイン、間取りが計画でき、快適な生活が手に入る。
- ・資産として自分のものになり、老後も安心。
特に「自分の持ち家がある」という安心感や、憧れていたライフスタイルや快適な生活という、目に見えない価値が手に入ることで得られる充実感は何モノにも代え難いものがあります。
税金やメンテナンス費用がかかっても、資産価値が落ちても、子どもへ引き継げる大きな財産ともなります。
生涯の支払い総額では、家を買うのが賃貸で家賃を払い続けるのとそれほど変わらない今、長期ローンや人生の自由度が制限されるというリスクを背負ってでも家を建てる意味を、もう一度きちんと考えておくことをお奨めします。
【あなたの憧れの家はどんな家ですか?】
前項で述べた持ち家のメリットを最大限に生かすためには、自分の憧れるライフスタイルとはどんなモノなのか。
生活の快適さとして何を求めるのかをはっきりさせることが必要です。
そして、家族全員が満足のできる家を建てるために、具体的にどんな家に住みたいのかを話し合うことが何よりも重要なことなのです。
まずはそれぞれが自由に、希望や夢を書き出してみましょう。
たとえば、
【A:立地・環境】
- ・繁華街で多少騒々しくても、駅の近くの便利なところがいい。
- ・学区や塾・習い事など、子どもの学習環境を優先させたい。
- ・会社への通勤がラクな路線沿いに住みたい。
- ・山や海など、自然に囲まれた環境で子育てしたい。
- ・実家の近くに住んで子育てのサポートを得たり、ゆくゆくは親の世話もしたい。
- 【B:間取り・外構計画】
- ・親と一緒に住むので、風通しや日当たりがよくバリアフリーの家がいい。
- ・緑が見える、明るくて広いキッチンが欲しい。
- ・炊事や洗濯、掃除がラクで家族が手伝いやすい家にしたい。
- ・機能的な収納が豊富にあって、いつもスッキリ片付いている。
- ・小さくてもいいので自分の個室が欲しい(書斎が欲しい)
- ・趣味のスペース(防音ルームやアトリエ、お茶室など)が欲しい
- ・ペットと一緒に暮らしたい。
- ・ホームパーティーやバーベキューをしたいので、広いデッキがあるといい。
- ・家庭菜園やガーデニングを楽しみたいので、広い庭や屋上などにテラスが欲しい。
次に、思いつくままに上げてみた項目に優先順位をつけてみましょう。
広さや予算の関係で、みんなの希望を実現させるのは難しいとか正反対のことを望んでいる家族がいるケースが出てくるかもしれません。
基本としては、長い時間家で過ごす人の意見を尊重するのが効率的だと思いますが、ひとりの意見ばかりを優先することなく、家族全員で話し合い、譲り合って、理想の家を皆で作り上げることです。
また、子どもの成長や歳をとった親との同居など、家族構成やライフスタイルの変化を見越した間取りや、可変性のあるプランニングをしておくと安心です。
理想の家が具体化してきたら、その家に名前(タイトル)をつけてみましょう。
たとえば、「頭のいい子がスクスク育つ、子どもと共に成長する家」「家族で家事をしやすい、働くママが幸せになれる家」などのようにネーミングすることで、家づくりの方向性や取捨選択の物差しがはっきりしてくるモノです。