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【「収納の仕組みが分かる7つの法則」】[第一法則]

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今回も独断と偏見で旧暦のお話から入らせていただきます。

大寒 次候 水沢腹(みずさわあつ)く堅(かた)し

文化財防火デー

1949(昭和24)年一月二十六日、壁画の模写作業を行なっていた法隆寺金堂(奈良県)で火災が起きました。

釈迦如来、薬師如来、さまざまな菩薩を題材に描かれた壁画は焼損(しょうそん)。

7世期末の制作という歴史的価値と高い芸術性により、世界の注目も集めていた壁画の色彩は失われてしまいました。

これを機に制定されたのが、文化財保護法、そして「文化財防火デー」です。

長い歴史のなかで生まれ、伝えられてきた文化財を守るため、寺院や博物館などでは防火演習を行います。

法隆寺金堂の出火原因は、はっきりとしていません。漏電や電気器具のスイッチの切り忘れ、ヒーターの加熱など、さまざまな説が報道されました。

どれもが、日ごろの注意で予防できるものばかり。空気が乾燥する時季だからこそ、自宅の防火もしっかりとしないといけないですね。

「文化財保護法」などができたのに、沖縄の首里城を護れなかったよね。いつの時代にも「油断大敵」の言葉を忘れてはいけませんね。

・今日をたのしむ
【若草山の山焼き】

同じ「火」でも、こちらは風物詩。古都に早春を告げる若草山(奈良県)の山焼きは、一月第四土曜日の開催。若草山の枯れ芝に火を放ち、夜空を焦します。諸説ありますが、江戸時代に先人の慰霊のために芝を燃やしたのが始まりとも。

・季節をたのしむ

【ちぢみホウレンソウ】

 あえて寒さに晒して栽培したホウレンソウ。凍結を防ぐために葉が縮まり、水分が減り、糖分や栄養が増えています。

【「収納の仕組みが分かる7つの法則」】[第一法則]

はじめに

どうも私が思うに、文明が進むほどに、世の中の大概の主婦は忙しくなっているようです。

洗濯機や炊飯器は主婦の自由な時間をつくったと言われているようですが、かつては人件費がとても安く、炊事や洗濯などは今でいうお手伝いさんを雇ったりしていたそうです。

子育ても放任に近かったようです。(子どもを産む数も今とは比較になりませんので、放任にせざるを得なかったということでしょうか。安全が確保されているという前提で放任のほうが子育てはうまくいく場合もありますので、それが良い、悪いということではありません。)

現代は家事に育児、仕事、自分自身の付き合いなど、時間に追われるストレス社会です。とりわけ時間をとられる家事については、「整理が下手で、何かしようとすると家中を探し回ることになる」、「部屋が散らかって、いつもイライラする」…このようなストレスを感じる人が間違いなく、うなぎのぼりで増えています。

今では男性も家事をすることがあたりまえですから、国民的な悩みと言えるのかもしれません。ストレスを感じることなく、お掃除や食事の仕度ができる収納にすれば、お部屋はすっきりと片づき、心豊かな暮らしにつながります。

このシリーズ「収納の仕組みが分かる」では、すっきりしたお部屋に変身させる『収納リフォーム』という考え方や、最新の収納テクニックをひとりでも多くの方に知っていただきたい、という想いから制作いたしました。

                                             整理収納アドバイザー 阿部正昭

 

●たたむ日本の収納、吊るす欧米の収納

日本の収納は、長持ちや箪笥(たんす)という伝統的な家具に代表されるように、日常的にしまったり取り出したりするという目的はなく、長期間にわたってしまい込むものでした。

また、そのしまい方は「たたむ」、あるいは「積み重ねる」という文化です。

機能的に見れば、上のモノは取り出しやすいけれど、下のモノは上のモノをいったんどかしてから取り出すか、えいやっと引っぱり出ださねばなりません。

ベビー服の整理収納

日常的に出し入れするものが布団ぐらいのものであった時代ならともかく、様々なモノを取り出したり仕舞い込んだりする現代では、このような収納ではだんだんとモノの出し入れが億劫になってしまいます。

日本より一足先に豊かになり、モノが増えていく生活を体験した欧米では、クローゼットに見られるような「吊るす収納」の文化を持ち、収納棚のように「可変性を持つ空間をつくる」という工夫があります。

見方を変えれば、手先の器用さやまめさで不便な収納を使いこなしてきた日本人にくらべて、不器用なところのある欧米人は道具(ハンガーや可動棚など)を発達させてルーズな人間でも簡単に出し入れしやすい収納の文化を発展させてきたといえます。

たとえば、大工道具のしまい方をみれば一目瞭然です。

日本では工具箱にじゃらじゃらと収めてしまいます。他人が何か工具を使おうと思っても、すぐには何が入っているのか分かりません。

欧米の場合、作業場では有孔ボードにフックを付けてハンマーやペンチなどを引っ掛けて収納し、時にはマジックでその輪郭を書き込んであります。こうすれば、誰がペンチを使っても元の場所(マジックで書かれた場所)へ簡単に戻すことができます。

私たちは、洋風の生活スタイルを積極的に取り入れてきましたが、このような収納の工夫や文化についてはまったくといっていいほど取り入れることはなかったようです。

この結果、便利な生活を享受しているわりには収納の文化が立ち遅れているように思われます。

●しまい込む収納から卒業しませんか

それにしても、どうしていくら片づけてもすぐにモノが散らかってしまうのでしょうか?

それは、モノの片づけが、目につかない場所へしまい込むことで終わっているからなのです。

片づけが苦手という人でも、台所では調理器具や調味料をしまう場所が決まっているはずです。これは、次に使うときに困らないように、いつもの置き場所(定位置)にしまう事を意識しているからです。

「いつも片づけしているのに、どうしてこんなに散らかるの?」という方は、じつは台所の収納のように、次に使うことを考えてしまう、ということができていなかったのです。

モノを使った後、次に使うときに簡単に取り出せるようにするには、どこへ、どのようにしまえばいいんだろう?ということを心がけ、「モノの定位置」を決めるという意識を持つことで、モノが行き場をなくして部屋に散らかる、という状態が解消されます。

ところが、これまでは「収納の悩みの解決策とは、いかに多くのモノを片づけるスペースをつくり出すか」という視点でしか発想してこなかったようです。この結果、すき間収納や床下収納、屋根裏収納など、使いにくい収納スペースが増えてしまったのです。

すっきり片づく暮らしへの第一歩は、「次に取り出すときのこと」を意識した収納を工夫することから始まります。

by株式会社 大東建設 阿部正昭

 

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