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「コンセントはFL+400mmのユニバーサルデザインで【玄関CASE 10】」(電気設備等)
今回も独断と偏見で旧暦のお話から入らせていただきます。
冬至 次候 糜角解つる(しかのつのおつる)
お正月飾り、いつ飾る?
お正月飾りがいろんなところで売られていますが、いつ飾る?のがいちばんいいのでしょうか?
新年を迎えるにあたり欠かせなにのが、門松や注連飾り(しめかざり)といったお正月の飾りです。
まだ準備をしていない方は、そろそろ重い腰をあげましょう。「今年はもういっか」となりかねませんからね。
「お前に言われたくない」と思われているかもですね。
お正月飾りの数々は、新年の神さま・年神さまのための設え(しつらえ)です。古来、年内にきちんと整えておかないと悪いことが起こると信じられてきました。
今年中であればいつでもいいのかと思いきや、何事にも縁起を担ぐのが私たち日本人。29日は「苦待つ(松)」「二重苦」に通じ、31日は「一夜飾り」になると忌み嫌われています。
お正月飾りを飾るなら、今日、明日、十二月三十日の三日間ががチャンスです。
【糜角解つる(しかつのおつる)】
旧暦の二十四節気では今は冬至ですが、その冬至の次候は糜角解つる(しかのつのおつる)になります。
ここでいう「糜」とは、七十二候の生まれた中国に生息する、ヘラジカをはじめとする大型の鹿のことなのです。オス鹿の角は生え変わりのため、この時季に抜け落ちるといわれています。あの大きな角が毎年ボトリと抜けてしまい、その角はまた一から生まれ変わります。次の新年を新たな気持ちで生まれ変わることになぞらえたのは、正にピッタリな表現だと思います。
【お正月飾りの数々】
・門松…玄関や門口に左右一対で置く門松は年神さまが降りてくる依り代です。「祀る(まつる)」や「待つ」に通じる松を飾り、年神様に「おもてなしの準備ができています」というサインを送ります。
・注連飾り…神聖な場所をあらわす注連縄を飾ることで、家が神さまを迎えるにふさわしい清らかな場所となっていることを示します。また、不浄なものを家に入れない結界の役割も担っています。
・鏡餅…丸くて平たいお餅は、神さまの依り代としても崇(あが)められてきた鏡を模したもの。年神様へのお供えです。
【浅草仲見世記念日】
1885(明治18)年の今日、東京・浅草寺門前の商店街がリニューアルオープンしたことを記念して制定。
「コンセントはFL+400mmのユニバーサルデザインで【玄関CASE 10】」(電気設備等)
【① 照明器具の選定】
・家の雰囲気や内装(インテリア)に合った器具を選定することをお奨めします。照明器具は主照明だけでなく、ブラケットや間接照明等と併用すると演出効果が高まります。
・人感センサー付きの器具(または、スイッチ)にすると、スイッチ操作がいらないので、荷物を抱えた時などに便利で省エネ効果も期待できます。センサー付きの玄関等は防犯対策としても利用できます。
【②照明器具の配置】
・来客応対時に双方が影にならないように、玄関框(かまち)の上で
、かつホールの中心に設置することをお奨めします。玄関収納がトールタイプの場合は天井の中心がずれ易くなるので、天井伏図(ふせず)で配当位置を考えましょう。
・ダウンライトを集中的に配灯する際は間隔を開け過ぎずに、器具間隔を?250~300mm?にすると高効率の明るさとなり天井面を美しく見せることにも繋(つな)がります。
・スイッチは玄関ホールの照明の他、エクステリア用の灯りや廊下の照明用にも必要です。行く先でも操作可能な3路スイッチや消し忘れ防止のパイロットスイッチなど、目的に応じた仕様を選択することをお奨めします。
【③コンセントの配置】
・空間の見栄えを考慮して、玄関土間から見え難(にく)い位置に設置することをお奨めいたします。玄関ニッチ等の演出用のコンセントも物を置いたときに隠れる位置を考えて配置しましょう。
・掃除機のコードは、機種により異なりますが、4m程度の長さがありますので、廊下や部屋を隅々までカバーできる位置に、コンセントを割り付けて設置することをお奨めします。
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【電気設備配置例】
標準的なスイッチ高さはFL+1200mmで、コンセントはFL+250mmです。ユニバーサルデザインでは、スイッチは子どもやお年寄りでも操作しやすいFL+1000mm、コンセントは健常者であっても抜き差しの姿勢が楽で、車椅子でも使い易い?FL+400mmを標準の高さとしています。
①コンセント(掃除機用)
②演出用照明
③廊下照明へ
④3路スイッチパイロットスイッチ等
⑤ホール照明
⑥コンセント(演出用)FL+1000
⑦玄関灯
⑧エクステリア灯へ