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新シリーズ外廻り、道路側の植栽に拘る[外廻り①]
今回も独断と偏見で旧暦のお話から入らせていただきます。
清明 末候 虹始めて見る(にじはじめてあらわる)
牡丹(ぼたん)
各地で牡丹が咲き始めています。牡丹といえば、直径20㎝にもなる大輪の花と艶やかな花びらが身上です。
その美しさと優雅さから平安貴族は「冨貴(ふうき)の花」として大切にしました。現代では、美しい女性を形容する「立てば芍薬(しゃくやく、座れば牡丹、歩く姿は百合の花」の言葉がおなじみですね。
鑑賞花として愛されてきた牡丹ですが、じつは奈良時代、薬草として中国から伝来しました。
根の皮に鎮痛・消炎作用があり、解熱剤や止血剤として珍重されたのです。仏教では病人の看護も修行のひとつ。
多くの寺院が牡丹を植え、今育てているのはその名残りでもあるそうです。
以前は、寺の関係者が医療従事者でもあったんですね。
・今日をのしむ
【長谷寺ぼたんまつり】
約150種・7千株の牡丹がたのしめる長谷寺(奈良県)では、4月中旬?5月初旬にかけては牡丹まつりを開催。期間中に茶会や特別法話を行います。
【ボーイズビーアンビシャスデー】
1877(明治10)年の今日、ウイリアム・スミス・クラーク博士が札幌農学校(現・北海道大学)を去る際、有名な「ボーイズビーアンビシャス(少年よ、大志を抱け)」という言葉を残しました。
ー旬の食べものー
【山菜】
山菜がおいしい季節を迎えました。
わらび、ぜんまい、ふき、こごみ…
滋養のある山菜鍋を囲んでみませんか。
ー今日のレシピー
【山菜鍋でじんわり】
- ①鍋にだし汁を煮立たせて鳥肉を入れ、酒、みりんで味をつけます。
- ②次にきのこを入れます。ひと煮立ちして味を出し、火の通り難いものから入れていきましょう。
こごみのような灰汁の少ない山菜花迄加えても大丈夫。 - ③鍋に茹でたそばを加え、温めていただきます。煮過ぎないよう注意しましょう。
◇材料
・山菜(あく抜き済)
わらび・ぜんまい・ふき・こごみなど
・きのこ
なめこ・まいたけ・ひらたけなど
鶏肉
だし汁・みりん・酒
新シリーズ【外廻り】道路側の植栽に拘る[外廻り①]
https://heiwadai.jp/makisuto-bu/
というタイトルの内容でお伝えしました。
今回は環境シリーズの新シリーズ(外廻り)の第1回目目【【外廻り】道路側の植栽に拘る[外廻り①]】をお伝えしたいと思います。(前回のタイトルにリンクが張ってあります。記事に飛びますので、よかったら青字をタップしてみて下さい。
【外廻りに拘(こだわ)る】
外廻りは大きく分けると建物の「外部」そのものの部分と、その余白部分の庭、デッキ、カーポート、門などの「外構」とに分けられます。
それらの要素を明快に分けて考えるのではなく、双方に関係性をもたせ、その関係を曖昧にすることで、心地良さが増したり、小さな敷地でも奥行き感が演出できたりと、さまざまな付加価値を与えることが可能となります。
限られた敷地の、ほんの小さな部分でも、こだわりのひと手間や設(しつら)えが住まいを一変させます。日常生活を豊かなものへと昇華させるもっとも重要な要素のひとつといえるかもしれません。
【家の道路側の植栽にも拘る】
通りに面したエントランスなどの足元に、ちょっとした植栽を施すだけで、和(なご)んだ雰囲気を醸し出すことができます。
もちろん家の内側から見える植栽も住んでいる人を和ませてくれますが、玄関先やアプローチの足元に、少しでも小さな緑があると、家族や来客者はもとより、道を通る人の気分も温かくしてくれるものです。
葉が桃色になる「ハツユキカズラ」や、小さな場所ならば「ヘデラ」のような蔦(ツタ)系の植物で広がりをもたせることも可能となります。
特に門の前に「ナンテン」などを植えることは縁起が良いとされているので、採り入れてみるのもいいかもしれません。
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左 塀なども足元を少し上げて、植栽が外から見えるような設えをお奨めします。
右 とくにナンテンは「難を転じる」という言い伝えもあって縁起の良い木として玄関先に植えるとよいとされています。虫がつきにくく高さも1m~1.5mくらいにして手入れもし易い植栽の代表格です。紅葉する種もあり、冬の寒々とした季節に真っ赤な実がなる美しい植栽です。