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曖昧(あいまい)な契約Ⅱ-打合せも書類がすべて(防ぎたいトラブル④)
今回も独断と偏見で旧暦のお話から入らせていただきます。
大雪 末候 鮭魚群がる(さけむらがる)
年取り魚
新年を迎えることを「年越し」といいますが、「年取り」とも表現します。生まれた年を一歳とし、以降新年を迎えるたびに年を重ねる「数え年」で日本人が暮らしていた名残です。
新年の神さま、歳神(としがみ)さまは夜中にやってくるとされたため、大晦日の晩はごちそうを供え、家族で囲みました。「年越し膳」や「年取り膳」という名で、このならわしが残る地域もあります。
海に囲まれた日本でごちそうといえば、やはり魚です。主に東日本では鮭、西日本ではブリを食し、「年取り魚」「正月魚」などといった名前で呼びます。鮭は「栄える」に通じ、ブリは成長ごとに名前の変わる出世魚。美味しい上に縁起物とくれば、大晦日に限らず食べたくなってしまいますよね。
ー旬のことばー
【冬至の風習】
明日は冬至です。「冬至の日にカボチャを食べると風邪をひかない。」という言い伝えというか、格言というか、があります。かぼちゃの煮物やカボチャスープは、内側から身体を温めてくれますので、そのような言い伝えができたのかもしれませんね。
【 「ん」のつく食べ物】
古(いにしえ)より冬至の日に行うと、健康に過ごせると信じられていることがあります。
ゆず湯、一陽来復(いちようらいふく)のお守りを飾る、そして、なんきん・にんじん・れんこんなど「ん」のつく食べ物を食べることです。
【鰤の日(ぶりのひ)】
ブリが魚へんに十二月の異称である師走の「師」と書くことと、2(ブ)0(リ)と読む語呂合わせから制定。「寒ブリ」とも呼ばれる今時分のブリは、たっぷり脂がのっていて絶品です。
【デパート開業の日】
1904(明治37)年の今日、日本初の百貨店として翌日に開業を控えた三越呉服店が、顧客に向けて「デパートメントストア宣言」と呼ぶ文書を送付しました。
曖昧(あいまい)な契約Ⅱ-打合せも書類がすべて(防ぎたいトラブル④)
68 壬9 曖昧(あいまい)な契約-契約は書類がすべて(防ぎたいトラブル③)154-155
前回は 曖昧(あいまい)な契約-契約は書類がすべて(防ぎたいトラブル③)
https://heiwadai.jp/keiyaku/
という内容でお伝えさせていただきました。
今回は 減らない、絶えない訪販のトラブル(防ぎたいトラブル②)をお伝えします。前回の記事をご覧になりたい方は青字のタイトルにリンクを張っておきましたので、タップしてお読みください。
それでは、よろしいでしょうか?
[打合せの書面例]
※住宅リフォーム推進協議会作成の書式
- ①日時は必ず明記
- ②打ち合わせた内容を記録
- ③現況の写真やプランのスケッチで具体的に図示。
- ④注文者(施主)が受領したら印、サインで証明。
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【曖昧な契約②ー打ち合わせや変更時は書類でトラブル回避】
ー契約後の変更は修正金額に注意が必要ー
リフォームは当初のプラン通りに進むことは少なく、工事が始まるまでに、さまざまな変更を重ねることが少なくないものです。
その際に変更点を書類に残しておかないと、トラブルの元になります。(そのようなこと言う私も変更点の書類を残しておかず失敗した例は数知れずです。)
「直してほしいと言ったはず」「設備はこちらに変えたいと言ったはず」といくら主張をしても、相手が「聞いていません」ということになれば、証拠がないのでどうしようもありません。
このようなトラブルを避けるためには、打合せ内容をその都度、記録しておくのがベターだと思います。上記は住宅リフォーム推進協議会が提案している打合せシートで、インターネットからダウンロードして使用することができます。
会社によっては、こうした書式を用意している場合もあります。ただ、自分の会社にとって都合のよい書式になっている場合が多いので、そのようなときは、こちらの書式でお願いしますと要求してもいいかもしれません。
記録した内容は必ずコピーをとって、双方で保管することをお奨めします。
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【工事内容変更合意書の書面例】
※住宅リフォーム推進協議会作成の書式
- ④工事内容を変更することで、工期が延びる場合は、日付を明記。
- ⑤工事の変更内容を具体的に明記。それによって発生する費用も必須となります。
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また契約してから、ときには工事が始まってから変更する場合も少なくありません。契約をしてからの変更は、請負金額も含めて契約内容を変えることになりますので、上記のような工事内容変更合意書を作成しておくのがよいかと思います。
これを作成しないまま進めてしまうと、後で追加工事の請求書が届いて慌てることになりかねませんので、アシカラズ…。
変更箇所をきちんと明記し、金額の増減も明らかにしたうえで、変更合意書にサインをすることをお奨めします。とくに工事中の変更は、慌ただしい最中になる場合が多いので金額を聞かないままに進めてしまい勝ちです。
ところが、金額を聞きもしないで工事変更を依頼すのは問題です。きちんと見積もりをもらって、金額を了承してから依頼することをお奨めします。そうすればお互い納得の上のことになりますので、後でトラブルが起こることも少なくなります。
ただし、工事始まってからの変更はできれば無いに越したことはありませんのでアシカラズ…。