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外でも利用、室内の明かり。〈エネルギーの見直しと活用④〉

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今回も独断と偏見で旧暦のお話から入らせていただきます。

夏至(げし)初候 乃東枯る(なつくさかれる)

ほおずき市

今日と明日は、東京都港区に鎮座する愛宕(あたご)神社の「千日詣(まい)りほおずき縁日」。

お参りすれば、千日参拝したのと同じ御利益が得られるというありがたい日です。境内には厄除けの縁起物である鬼灯(ほおずき)が並び、参拝者に授与されます。

この縁日が、これから夏本番にかけて各地で立つほおずき市の元祖。

境内に自生する鬼灯を煎じて飲めば、婦人病や子どもの癇癪が治ると評判になり、配ったのが始まりだとか。

古来、日本人は赤い色には災厄を祓(はら)う力があると信じられてきました。

緑から赤へと熟していく鬼灯(ほおずき)には、人を元気にしてくれるパワーがあるのかもしれませんね。

・今日という一日を愉しむなら

【千日詣りほおずき縁日】

今日は、江戸時代に出版された『東都歳時記』にも登場する由緒ある縁日【千日詣りほおずき縁日】が催されます。

社殿前に設(しつら)えられた茅(ち)の輪をくぐり参拝すれば、千日分のご利益(りやく)を得られうと信仰されています。

【オリンピックデー】

1894(明治27)年の今日、国際オリンピック委員会(IOC)が発足したのを記念して制定。

外でも利用、室内の明かり。〈エネルギーの見直しと活用④〉

 

〈エネルギーの見直しと活用シリーズ〉の4回目となります。

【街灯の明かりだって利用できます】

大分、前になりますが、ある人が、自宅そばの街灯の近くに大きな鏡を置いて、部屋の中に明かりを取り入れる発想を見て、笑いがこみ上げてきたことを思い出してしまいました。

ですが、笑っている場合ではないと思い、反省に変わりました。夜でも昼でも、寒いときも暑いときも、電気は大変貴重なエネルギーなのです。

夜間の電力は余っている※のだからと決して無駄にはせず、大切に使う習慣を身に着けて置かなければなりません。

※実際には、夜間電力はほとんど余っていません。原子力発電が加速しはじめた頃、政府は夜の電気をどんどん安く企業に提供し、個人の家でも、深夜電力なるものを東電と結託して進めてきました。

ところが、今では余っているどころか、あまりに安価で提供し続けたために、コンビニやドラッグストアーなどが24時間深夜電力を使い始めたのです。

いまでは、夜間電力の使用量ほうが昼間の電気を上回っているくらいになっているのです。

なので、街灯の明かりを利用するアイデアは誰もが真似るべきであり、あらたなWin & Win(ウイン ウイン)になる省エネルギー消費のアイデアもどんどんアウトプットして行くべきなのだと思います。

まさに今、私たちはどんな小さな無駄も見逃さず、エネルギーを最大限節約していかなければならない時期に至っています。街灯の明かりを利用する発想を真似てみるのも面白いと思います。

街灯の明かりを…

街灯の光源は水銀灯やナトリウム灯が、最大の欠点は演色性(自然光と比べた場合の色の再現度)が著しく良くないため、人の顔や、色のあるものが美しく見えない(肝試しや人を脅かしたい場合は有効(笑)のですが、その代わりに電力を消費しない光源のため外灯に使用されています。

【逆に室内の明かりは外へ】

この省エネルギーの発想は雨戸やシャッターを開け、室内の照明で道を照らせば、門灯など外灯の電力の節約になるという主旨なのですが、どれほどの省エネルギーになるかは正直言って不明です。

電力の節約によって街の通りが薄暗くなり、ゴーストタウンのようになってしまっていませんか?私からすると、それまでの日本(東京)は明る過ぎのような気がしないでもないのですが…

ただし、薄暗い道は、防犯上は危険な匂いがしますよね。雨戸シャッターで締め切られ、家の中の生活感が通りまでこぼれだしてこない街並みは、犯罪者にとっては都合が良いのかもしれません。

それを防ぐためには街灯や門灯が必要になってくるわけですが、人々の生活の気配が通りを歩いていて感じられるようになれば、余計な明かりを消しても通行する人たちにとって安らぎのある街になることは間違いないと思っています。

●【シャッターを閉めたとき】

街灯だけでは道が寂しい

[街灯だけでは道が寂しくなります。]
●【シャッターを開けたとき】

シャッターを開けると…

[夜、街を歩く人たちは心強く安心させられることでしょう。]

【月明かりだって利用価値は十分に】

シャッターで締め切られた家の中は、電気を付けなければ、漆黒の闇となります。なので、夜中に目が覚めて、トイレに立つときも照明無しでは歩くことさえできません。

ところが、もしシャッターを締め切っていなければ、外からの、たとえば月明かりのような僅かな明かりを頼りに室内の水差しを探すことも、トイレまで歩くこともできます。

何よりも月や星の美しい明かりを味わうことができます。それが風流というものではないでしょうか。また、月や星が出ていなくとも、意外に外は明るいものなのです。

シャッターを閉めると
①シャッターを閉めると室内は真っ暗になってしまいます。

シャッターを開けると

②ガラス窓にすると外の月明かりなどで照明をつけなくても歩くことができます。

最近、やたらとシャッターを付けられる家が多くなってきました。どうも窓にはシャッターを付けるものだと固定概念の虜になっているような気がします。こうしてできた街並みを観ていると…まつで倉庫街のようです。とても住宅街とは思えないのは私だけでしょうか?

意匠だけでなく、緊急時の避難はどうするのだろついらぬお節介をしてしまいます。

 

 

by株式会社 大東建設 阿部正昭

 

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