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【照明計画】日々の生活を優しく照らす明かり[1~プランニング⑦]
今回も独断と偏見で旧暦のお話から入らせていただきます。
穀雨 次候 霜止んで苗出ず(しもやんでなえいず)
お風呂の愉しみ
昨日(今日未明)は、しばらく休み無く働いているので、蓬湯(よもぎゆ)にゆっくりつかりました。
入浴は、6世紀に仏教とともに伝来しました。汚れた体で仏様に仕えるのは失礼にあたると、身体を清める沐浴(もくよく)も伝えられたのです。
とはいえ、お風呂が日常になったのは江戸時代に銭湯が登場してから。それ以降、日本人は大のお風呂好きになり今に至ります。
疲れを明日に引きずらないためにも、シャワーだけでなくお湯に浸かることが大切です。
38~40℃のお湯に10分以上入ると、疲労回復やリラックス効果がぐんと高まります。
市販の入浴剤はもちろん、天然素材を用いた薬湯もオススメ。今の季節ならではのヨモギ湯は、腰痛や肩こりの緩和に効果があるそうですよ。
・今日をたのしむ
お風呂の話をお伝えしましたが、
今日は「よい風呂の日」なんです。4(よい)月26(ふろ)日の語呂合わせからお風呂の記念日になったそうです。
それから、「簡単ヨモギ湯」のつくりかたです。
ヨモギの香り成分であるシネオールドが血行を促進し、筋肉のこわばりを和らげてくれます。
- 1 適量(20㎝ほどを5?6本)のヨモギをよく洗い、刻む。
- 2 ①を1Lの水で10分ほど煮出し、濾す。
- 3お湯を張った浴槽に②を入れる。
【弘前さくらまつり】
桜前線は青森に上陸。弘前城では、2600本の桜が咲き誇ります。
【照明計画】日々の生活を優しく照らす明かり[1~プランニング⑦]
前回は【継続循環する家づくり】についてのお話をしました。今回は一からプランニングの7回目、「照明(明かり)計画」についてです。
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【毎日の生活を優しく照らし癒してくれる明かり】
日々使うものだから、照明器具はできるだけ少ない方が経済的なのは、違いありません。天井に設置された、いくつもの照明で部屋を満遍(まんべん)なく照らすのは、電力の浪費以外の何ものでもありません。
ですが、必要に応じて明るいところ、暗いところ、その中間の3段階で考えさえすれば無駄はそれほどでもなくなります。
たとえば、暗いと危ないけれどそれほど明るくする必要はない階段は中間の明かりにします。そして、机廻りなど細かい作業をする場所は強めの明かりにします。また、寝室は暗めの柔らかい明かりで十分です。
また一方で光源も照明の大切な要素となります。光り方や照らした先の見え方といった「演色性(えんしょくせい)」を考えると、ろうそく(とくに和蝋燭(わろうそくに勝るものは見たことがありません)やオイルランプにかなうものはありません。
でもあまり、現代でランプやろうそくでの生活はあまり現実的とはいえませんよね。だから、ブラケット型の白熱球(現在ではLED)を主として、色や光り方が炎に近いものを選びます。蛍光灯やLEDは、間接照明にすれば雰囲気を醸(かも)し出します。
ランプシェードなどの器具にできるだけ頼らずに、家の明かりをデザインするのがいいと思っています。
【適材適所ー必要な場所に必要な分だけ】
[必要な照明だけに絞って、省エネルギーを実現させましょう]
基本はブラケット
【光源はデザインや経済性を考えて設置が理想】
光源の基本は壁面につけるブラケット型の電球です。2個セットで使用し、まぶしいときは調光を落とします。スイッチはできるだけ分けることをお奨めします。そのほか、ダイニングはペンダントライトで、キッチンは手元灯でスポット的に照らせば効率的で無駄を最小限に抑えることが可能となります。
【ダイニングにペンダントライト】
【キッチンの手元灯】
【無駄を省いて目的に応じた照明を選択しましょう】
階段や廊下はブラケット型のボール球で柔らかな明かりがお奨めです。キッチンの手元など作業する場所には白熱灯ではなく蛍光灯が良いかもしれません。和室には、2か所にブラケット型を付けて、スイッチを分けましょう。収納内には蛍光灯やLEDがお奨めです。