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照明器具を取り付ける位置を考える[材料、設備の追求2]
照明器具を取り付ける位置を考える[材料、設備の追求2]
今回も独断と偏見で旧暦のお話から入らせていただきます。
小満 次候 紅花栄う
梅雨じたく
5月30日が「ゴ(5)ミ(3)ゼロ(0)」と読めることから、今日はゴミを吸い取ってくれる「掃除機の日」、さらには「お掃除の日」です。
今の時期の掃除といえば、やはり梅雨を見据えてカビ対策をしっかりしておきたいものですね。
いわゆる梅雨じたくです。気温が20℃以上、湿度が60%以上になると、カビ菌は汚れやホコリなどを栄養にして急激に繁殖します。
そのため換気や拭き掃除、除湿グッズなどを活用してカビを防ぎましょう。特に湿潤にしないこと、いわゆる乾かすことが何よりも大切です。
押入れやクローゼット、靴箱などは、気づいたらカビが!となる場合も多いため、空気の通り道をつくってあげることも効果的です。
・今日をたのしむ
【ゴミゼロの日】
5(ご)月30(みぜろ)日の語呂合わせから、5月30日はゴミゼロの日 。1982年関東地方自治会が提唱し、記念日となりました。
今日から1週間は、ゴミ減量化・リサイクル推進週間です。
【女子将棋の日】
2007(平成19)年の今日、日本女子将棋会が設立されたことに由来しています。ちなみに「将棋の日」は11月17日となっています。
照明器具を取り付ける位置を考える[材料、設備の追求2]
【照明をつける位置にもとことんこだわってみる】
照明器具、照明機器は部屋の中心に取り付けがちです。
お客さまのお宅に伺うと決まっているかのようにシーリングライト(天井直付け照明)が部屋の真ん中に取り付けられています。
訪問したお宅だけでなく、特に日本では天井付けシーリングライトを使用する家が多いのだと思います。
このような場合、ソファーに座って本を読んだり、テーブルで作業をするときに「ウチの電気は、なんだか暗い」と感じてしまう理由の一つです。
シーリングランプは、下図ようにただ漠然と全体を照らすだけなのです。
実際、最も明るい場所には誰もいないということもしばしばあり得ます。
そのために、部屋全体の印象も暗くなってしまうのです。
そこで人がいる場所、壁や天井が明るくなる位置に照明器具を分散するようにします。
すると、反射光となり、優しい照明になり、不必要な場所を照らさないことで節電にもなるのです。
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①暗くて作業がしにくい…
②暗くて読みづらい…
③天井面も明るくなり、反射光を利用できます。
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【玄関足元の間接照明を意識する】
近年、バリアフリーの観点から、上がり框(かまち)の高さを低く抑える傾向になっています。
ところが、古来より日本の住宅は、三和土(たたき)と上り框の高低差を高く設定してきました。
主人が正座をして、お客さんに挨拶(あいさつ)ができる高さ関係とするためだったのです。
この慣習を採用すると、玄関の設(しつらえ)は現代でも格式高いものになります。
高くなった上り框の下部には、脱いだ靴を入れ込むことで、すっきりとした土間空間にもなります。
さらに間接照明を仕込むと雰囲気がオシャレになるだけでなく、足元を照らすことができ、安全性を高めることにも繋がるのです。
【玄関框の下(裏側)の間接照明で足元を明るくする】
- ①フローリング仕上げ
- ②間接照明どうしの端部を重ねて光が途切れないようにします。
- ③床を片持ちとするため、大引きを下げ根太を通します。
- ④光源は蛍光灯タイプのLEDで、足元を明るく照らします。
- ⑤上り框の下は約180mmあると下足入れにもなります。さらに玄関框に腰を掛けて靴の脱ぎ履きもでき、来客者と長く会話を楽しむベンチ代わりにもなります。