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リアルな収納の実サイズにこだわる[片付く収納追求4]
今回も独断と偏見で旧暦のお話から入らせていただきます。
雨水(うすい)次候 【霞始めて靆く(かすみはじめてたなびく)】
植物園へ行こう!
年齢を重ねるにつれて、春を心待ちにする思いが強くなってきました。
雪国生まれでもないし、寒さに弱いということもありませんが、なによりも「花」を待ちわびています。
うら寂しい冬の街並みが、次第に、とりどりの花に彩られていく。そのうつろいを目と香りで感じるのは、春の歓びそのものです。
1875(明治8)年の今日、日本初の近代的植物園である小石川植物園(東京都)が開園しました。
この時季見られるのは梅、マンサク、アセビ、木瓜(ぼけ)、水仙など。
「この花、なんて名前だろう?」という疑問がすぐに解決できるのが、植物園の醍醐味でもあります。
春を探しに、いざ、植物園へ!
・今日という日を愉しむなら
【山野草】
道端や草むらでも春の山野草が顔を出す時季です。
コバルトブルーが遠目にも目立つオオイヌノフグリや、それよりも小ぶりでピンクがかった紫色のイヌノフグリ、日当たりのいい場所では、タンポポの黄色が見られるようになります。
これから花をつけるものも、葉の緑が生き生きとしてきます。
つい「雑草」と一括りにしてしまいますが、植物学者・牧野富太郎は「雑草という草はない」と語りました。
ちなみに牧野富太郎さんの家と植物園は私の生まれ育ち、現在も住んでいる地域にあります。小学校では、社会科見学でも観にきたんですよ。
・今この時季の季節を愉しむなら
【キウイ】
一年を通じて手に入るキウイですが、国産は今が旬。
ビタミンCとともにビタミンEも豊富に含むため、風邪予防。美肌効果などが期待できます。
穏やかな酸味は、疲労回復に効果があるクエン酸やリンゴ酸によるもの。気温が不安定なこの時季の体調管理にうってつけのフルーツです。
リアルな収納の実サイズにこだわる[片付く収納追求4]
1人当たりの靴収納量は12足平均といわれています。当然ながら家族が一人増えるごとに、増える人数×12足増加します。ですから、この収納には、なるべく多く並べられるよう棚をつくります。
靴類専門の下足入とか下駄箱ではなく、収納庫にするか扉を付けずに露出させます。階段下などの空間に収納庫を計画すると、傘やコートなども収納できて大変便利です。
その他の収納としてウォークインクローゼットやウォークスルークローゼットがありますが、十分にクローゼット内部を「ウォーク」できる大きさにします。
洋服をたたむ棚、掛けるステンレスパイプを用意し、長いものは1段、短いものは上下2段に収納します。ウォークインクローゼットのなかには、冬用の布団などのために押入れ棚をスノコ状に造作したものを設置することをお奨めします。
服は埃(ほこり)が付いたり色焼け(日焼け)などが心配されますので、できれば自然換気の窓だけでなく、湿度感知器付きの換気扇か24時間換気扇で機械換気による強制換気ができるタイプにされることをお奨めいたします。
【どうせ同じ収納アイテムなら、見せる収納があったって…】
①ウォークインクローゼットでもウォークスルークローゼットでも、洋服、タオル、古新聞、掃除機、布団、雛人形、扇風機、ファンヒーターなど、適材適所と大きさを考えて、どこに何を入れるかまでをきっちり決めておくことが大切です。
それが、ひいては上手く片付けられる習慣に繋がっていきます。魅せる喜び、見渡せる喜びを感じながら、無理せず、自然といつも片付いている整理収納達人を目指していきましょう。
同じ種類のものを並べるなら、思い切って見せる収納もアリなのです。特に靴の場合は扉などで蓋をしてしまうと、空気の入れ替わりを阻害してしまいます。
埃などが入るからと、扉や蓋などを付けずに出しておいたほうが、カビにくくなること間違いないですし、見渡せるので、管理も格段にしやすくなります。
【壁面収納にこだわれば、収納量たっぷりの空間に】
ウォークインクローゼットの人気は高く収納の相談になるとウォークインクローゼットのご要望が圧倒的に多いようです。ですが、十分なスペースを確保するのが困難な狭い住宅で尚且、収納の苦手な人には、かえってお奨めしていません。
では、どんな収納がいいかというと、断然壁面収納だと思っています。物理的に体積だけを考えれば、もっとも効率のいい収納だといえます。
ウォークインクローゼットやウォークスルークローゼットは、ウォークイン=人が入る、収納。ということは通路スペースが無くてはならないので、面積は余分に必要となるのです。収納のためだけの通路です。
それに対し、壁面収納は廊下にしても部屋内にしても他の通路と共有しているので、専用の通路の分収納専用のスペースだけで済むので、面積にムダが無いといえるのです。
用意周到な計画をもって造り込まれたウォークインクローゼットやウォークスルークローゼットであればいいのですが、ガランとした空間だけがあっても上手く整理整頓することは非常に難しいといえます。
事前に収納計画を考え、練れる人は少ないのです。その点からいえば壁面収納は扉を開くと内部が見渡せるので、後から効率的な収納計画が十分に立てることが可能となります。
【整理が苦手な人には、WICやWSCよりも壁面収納をお奨めします!】
床から天井までの扉があり収納幅(長さ)は7m近くある収納力の高い壁面収納の例(下図↓)です。ウォークインクローゼットを考える前に、扉を開ければ中の収納が一面見渡せて、整理整頓しやすい壁面収納の検討をお奨めします。