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【「収納の仕組みが分かる7つの法則」】
今回も独断と偏見で旧暦のお話から入らせていただきます。
立春 末候 魚氷に上る(うおこおりにのぼる)
初音(はつね)前線、北上中!
先ほど、近くの都立公園で今年二度目のウグイスの鳴き声を聴きましたよ。
鶯(うぐいす)のさえずりを耳にすると、冬から春へと季節が動いた瞬間を実感し、心が一気に明るくなります。
それは古(いにしえ)の人々も同じだったようで、鶯の別名は「春告鳥(はるつげどり)」です。
「ホーホケキョ」はオスがメスを誘う、恋の歌。その年はじめてのさえずりを「初音(はつね)」と呼び、季節を知る指標にもなっています。
そろそろ九州で初音が聞かれる頃。その後、三ヶ月ほどかけ、日本列島を初音前線が北上します。
・今日をたのしむ
今日は【方言の日】です。そんな記念日があるんですね。
鹿児島県大島郡に属する奄美大島の方言を残し、伝えて行くため、2007(平成19)年に制定。
「方言」を意味する言葉の違いにより、奄美大島では「シマユムタ(シマクトゥバ・島口)の日」、喜界島(きかいじま)では「シマユミタの日」、与論島(よろんしま)では「ユンヌフトゥバの日」と、島ごとに名前が変わるのもユニーク。
春告鳥のウグイスも場所によって、鳴き方が微妙に違うみたいですよ。
・季節をたのしむ
春告草…春を告げる花といえば梅に限りますが、【雪割草(ゆきわりそう)】は一種類だけではなかったようですね。
キンポウゲ科ミスミソウ属の多年草の別名は「雪割草(ゆきわりそう)」。
降り積もった雪が解ける頃に茎を伸ばし、直径2㎝ほどの白やピンクの可憐な花を咲かせます。
じつは「雪割草」と呼ばれる山野草はほかにもあり、サクラソウ科にもユキワリソウが存在し、ショウジョウバカマやハシリドコロを「ユキワリソウ」と呼ぶ地域もあるそうです。
春を待ち侘びる思いを込めた名前です。
【「収納の仕組みが分かる7つの法則」】[第三法則]
前回【「収納の仕組みが分かる7つの法則」】の[第二法則]のお話をさせていただきました。
今回はその3回目第三の法則のお話です。
【第3の法則 収納の達人は、捨て方の達人】
●【突然の来客を迎え入れられますか?】
夫が突然、取引先のお客さまを連れて帰ってきた!
その時あなたはあわてず家に迎え入れることができますか?
わたしは、三十年ほど以前、海外出張の際にできる限り取引先の方にお願いしてその国の一般家庭を訪れるようにしていました。
収納やインテリアの工夫を体感するのが目的ですが、いつも感心するのが、欧米のご家庭の場合、突然の訪問でもすぐに招き入れてくれることでした。(仕事のためとは言っていましたが、実は正直なところ、子どものころから『奥さまは魔女』(サマンサ=(故)エリザベス・モンゴメリーの最初のものです)で観ていたような家の内外の光景を観察するのが好きだっただけなのですが…)
日本ではこうはいきませんね。
「ちょっと待ってくださいっ!」…玄関ドアの前で待たされている間に、大あわての片づけがはじまります。
日本の家庭では散らかっているのがあたり前の状態で、言い方を変れば、突然の来客など、他人には恥ずかしくてとても見せられない状態のなかで暮らしている、ということです。
いっぽう、欧米のお住まいはいつも片づいているというだけではなく、インテリアを楽しむという姿勢が顕著です。それはもちろん来客のためではなく、自分たちのためにしているのです。
●モノ自体が少ない欧米の家
ヨーロッパや米国の一般家庭が、突然の来客でもそのまま迎え入れられるぐらい、散らかっていないのはなぜでしょうか。
欧米ではどの家庭でもモノの種類が少なく、住まいの中はとてもすっきりしているように思えます。
わたしは、この違いはライフスタイルの違いによるものだと考えています。
欧米の場合、多くの地域で、子どもは18歳で独立させられます。一人暮らしができる小さなアパートに引っ越します。結婚すればもう少し広い家に引越し、収入が増えたり子どもができたりすれば大きな家へと移り住みます。
このように欧米の家族は一生のあいだに3~4回の住み替えをします。そして、引越しのたびに不要なモノをガレージセールで売却したり、寄付したりして、ほんとうに必要なモノや大事にしているモノだけを持っていきます。
日本の場合は定住型ですから、引越しの際に不要なモノを処分するというチャンスはあまりありません。それに不要なものとはいえ、ただ廃棄してしまうのは、何らかの抵抗があります。あるのが普通だといえます。自己満足かもしれませんが、誰かにまだ使ってもらえば心が安らぐのも事実だと思います。
そこで、利用したいのがフリーマーケットや地域のバザーです。
しっかり情報を集めれば、このような催しがたくさん開かれていることに気がつくはずです。
もし、地域でこのような催しがなければ、あなたが主催者となって企画してみてはいかがでしょうか。新しいコミュニケーションの輪が広がって、生活に活力が生まれてくると思います。
また、欧米では子どものころから自分の価値観を持たせ、好き嫌いをはっきり主張させる育て方をしているようです。
ですから、大人になったときにはしっかりした価値観が身についており、欲しいと思ったモノを安易に買ってしまうということがないのでしょう。
欧米の習慣が何もかも日本の習慣よりよいと言っているわけではありません。ですが、少なくとも家の習慣だけは見習うべきだと思っています。
ほんとうに必要なモノだけを買うというライフスタイルを身につければ、必然的に捨てなければならないモノも減りますし、モノが散らかるような暮らしにはならないと思います。
また、日本の家庭でモノが多すぎるもうひとつの理由は、「もったいない」という日本人独特の価値観です。
捨てるという行為自体が道徳的に問題であり、引け目を感じるという国民性があります。
しかしながら無駄なモノをいつまでも抱え込むということは、本来、「有効に活用できる空間」を犠牲にするという、もったいない行為でもあるんですね。
そこで、どうしても捨てられない、しかし家の中はモノがいっぱいでどうしようもない、という人のための裏ワザがあります。
●日本的な捨て方の裏ワザ
捨てられない思い出の品、扇風機、こたつやストーブなどの暖房器具、スキー用品やサーフボードなどのアウトドア用品など、たまにしか使わないモノの置き場所には悩まされるものです。
そんなとき、トランクルームやレンタル倉庫を利用してはいかがでしょう。最近ではサービスが多様化し、引取りに来てくれて、また持ってきてくれるサービスもあります。
また、ボックス単位からコンテナ単位まで用途に応じたスペースを選ぶこともできるようになっています。
興味のある人はインターネットで「トランクルーム」「レンタル収納スペース」「貸し倉庫」などのキーワードで検索されるといいでしょう。
ただし、これは最終手段であることを忘れないでください。何年も保管してもらうと、とんでもない金額になりますから!