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「窓が多く広々とした家っていいですね、でも…」(屋内リフォーム②)

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今回も独断と偏見で旧暦のお話から入らせていただきます。

春分 次候 桜始めて開く

根ミツバ

今の時季に店先に並ぶミツバがあります。白い茎と細いゴボウのような根をもつ「根ミツバ」です。

スポンジに種を撒き、水耕栽培で育てた「糸ミツバ」にくらべ少々値が張りますが、香りの強さが格段に違うんです。

今を逃したらしばらくお預け。こういうときばかりは財布の紐もゆるみます。まるで主婦みたいですよね

ミツバの香りは、クリプトテーネンやミツバエンという成分によるもので、食欲増進や気持ちを落ち着ける働きがあるんですよ。

しっかりとした根っこも、もちろんおたのしみ。自分で料理するわけではありませんが、よく洗ってキンピラにしたり、そのまま葉茎とおひたしにしたりとお願いします。

香りが飛ばないように、さっと加熱するポイントも忘れないようにしないとですね。?

・今日という日をたのしむなら…

【ミツバの日】

3(ミ)月28(ツバ)は、水耕栽培でつくる「糸ミツバ(青ミツバ)」、寝つきのまま出荷する「根ミツバ」、根元で茎を切って収穫する「切りミツバ(白ミツバ)」の3種類が出回ります。どれもミツバセリという、日本原産の香味野菜です。

【紀三井寺桜まつり】

約500本の桜の木を植えている紀三井寺(和歌山県)の境内には、関西の桜前線の基準になる標本木(ひょうほんぼく)があります。3月20日~4月20日の桜祭りでは「日本さくら名所100選」に選ばれた、美しい景観がたのしめます。

・今の季節をたのしむなら…

【サクラエビ】

その名は桜色に由来するともいわれるサクラエビが水揚げされるのは、駿河湾(静岡県)だけ。頭も殻もまるごと食べるため、カルシウムをたっぷり摂取できます。

「窓が多く広々とした家っていいですね、でも…」(屋内リフォーム②)

【耐震壁を追加して揺れに耐えられるように】

屋内(内廻り)要するに、家の中でよくリフォームが行われている部分(=リフォームが必要な場所)とそのリフォームの内容を十分にチェックすることをお奨めします。

今回は、前回紹介した第Ⅰ回目の【壁の耐震補強】について考えます。

①【壁の耐震補強】

地震に強い住まいにするには、現在においては耐震壁で補強し、それによる柱や梁などの接合部の引き抜きに対し、ホールダウン金物を代表とする引き抜き金物で補強します。

耐力壁

耐力壁をバランスよく配置して揺れに強く

筋交いの入っていない壁は、地震や強風によって横から力が加わると大きく簡単に変形します。

【対策1】筋交い(すじかい)を入れる

1階の場合、土台と柱に検査機関で認められた専用の金物で筋交いを固定しなければなりません。例えば、たすき掛けの筋交いにすれば、単純計算で片筋交いの2倍の耐震強度が得られます。

【対策2】面材(めんざい)を入れる

1階の場合、土台と柱に検査機関で認められた専用の金物で構造用合板(7.5mm厚以上、余裕をもって9mm厚を使用することが多い)筋交いを固定しなければなりません。計算上では片筋交いの1.5倍強度に対し、2.5倍の強度とされています。

【筋交いの入った耐力壁をバランスよく配置する】

古くなった建物の場合、耐震補強を行わなければ倒壊の恐れがあります。(もちろん、しっかり建てられた家であれば、古くなっても耐震強度は衰えません。それどころか、新築当時よりも耐震強度が増すともいわれています)

日本の住宅で一般に多いのは、「木造軸組工法」という柱や梁などで建物を支えるしくみをもった工法といえます。この場合、柱間(柱と柱の間)に入れる「筋交い」が、主に耐震性を確保し高める要因となります。

筋交いの入った壁のことを「耐力壁」といいます。この耐力壁が建物の角(コーナー)部をはじめ、全体にバランスよく配置されることで耐震性が高まります。

{逆に、開口部が少ない壁に偏って筋交いを入れてしまうとバランスが保たれず、余計に弱くなってしまうこともあります。}

ところが、古い家では窓など開口部が多く、耐力壁が足りない家も少なくありません。窓が多いと開放感がありますが、耐震性能としては、必ずしもいいとは言えない場合もあります。(もちろん、新しい家よりもかえって耐震性の高い建物がありますので、古い建物は弱いという都市伝説のようなものを鵜呑みにしないことも重要です。

また、建築年も耐震性の重要な目安となります。建築基準法の耐震基準は1981年の6月に大きく改正して施行されました。ところが、それ以前の基準で建てられた家は、もちろん全部ではありませんが、耐震性に問題があるケースが多いといわれています。

耐震性に不安のある場合は、まずは、自治体の担当部署や建築会社やリフォーム会社、建築士などに耐震診断を行ってもらうことをお奨めいたします。

その上で、必要な補強箇所を示した図面を作成してもらい、それにしたがって工事を行うようにします。基本的には、耐力壁の追加が主な工事となりますが、場合によっては基礎を補強しなければならない場合もあります。

木造軸組工法以外の、2×4(ツーバイフォー)工法(詳しくは改めて後日取り上げさせていただきます)の場合は、壁や床の面で建物を支えています。壁の配置に厳しい基準があるので、構造を支えている壁の移動や撤去を行わなければ補強の必要はないことが多いかもしれません。

いずれにしても建築に詳しい専門家に耐震診断を行ってもらい、補強の必要性の有無を判断してもらうことが重要だと思います。

【壁の配置で揺れに耐える】

壁が少なかったり、、位置が偏っていたりすると、家を支える力が足りなくなり、地震の揺れに耐えられなくなってしまいます。とくに1階の壁の量とバランスが大切です。ただし、最近では、それらと同じくらい床の剛性も耐震性に大きな影響を及ぼすことが分かってきていますので、そちらも計画に加味されることをお奨めいたします。

耐力壁

バランスよく配置された耐力壁

1,2階の耐力壁の位置が揃っていて、バランスよく配置されると耐震性に優れているということになります。

揺れに強くない建物

× 1階に壁が少なく、全体にバランスよく耐力壁が配置されていないため、耐震性に優れているとはいえません。

〈耐震基準に関する主な建築基準法改正〉

 

【家がいつ建てられたか確認しておくことをお奨めします】

耐震基準の大きな改正は1981年(昭和56年)に行われました。およそ40年ほど前になりますので、大分以前のことです。一戸建ても、マンションもこれ以降の基準で建てられたかどうか、耐震性の目安となります。あくまでも目安のひとつですが…。

by株式会社 大東建設 阿部正昭

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