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【ベッドルーム⑤】寝室はカウンターだけでも多機能空間に変身するのです。
今回も独断と偏見で旧暦のお話から入らせていただきます。
冬至 次侯 糜角解つる(しかつのおつる)
お年玉
子どもの頃、お正月といえばうれしい「お年玉」という、お小遣いがもらえるのでたのしみにしていました。ですが、今やすっかり、もらう側ではなくあげる側になってしまいました。甥っ子や姪っ子の喜ぶ顔を思い浮かべながら、ポチ袋に名前をしたためます。
お年玉はもともと「年玉」と呼ばれる、年神さまへのお供え物でした。その中身はお餅であったり、紙に包んだお米であったりと地域によってさまざま。これを家族や親戚で「神さまからの贈り物」として分け合ったのが起源です。「玉」は「賜(目上の人から受け取ったもの)」が変化したともいわれています。
こういった背景から、親御さんにいくばくかのお金を贈る場合、「お年玉」ではなく「お年賀」とし、紅白の水引のかかったのし袋か、ポチ袋に入れるのがよしとされているそうですよ。
【ベッドルーム⑤】寝室はカウンターだけでも多機能空間に変身するのです。
最近、夫婦の寝室(ベッドルーム)を別々に設けたいという要望が多くなっているような気がします。だからといって決して夫婦仲が悪いわけではありません。
むしろ、そのようなご要望を相談されるかたは、かえって普通より仲の良いご夫婦のような気がするくらいなのです。夫婦でもきちんとプライバシーを確保したいという気持ちの表れなのだと思っています。
落ちついて読書もしたいし、音楽も聞きたい。仕事の残りを片付けたり、ときには一人で考えごとをしたりしたいと考えるのは当然だとおもいます。
これらのことを考えると、ベッドルーム(寝室)は今や、くつろぐ空間ではあるものの、ただ寝るだけの空間ではなくなりつつあるといえます。
リビングで家事をしたり、パソコンを使う人もいるかとは思いますが、寝室にもそんな機能があってもいいのではないでしょうか。以前より考えていたのですが、子どもには個室があるのに、夫婦にはないのもおかしな話だと思います。
現に、欧米の個人宅では、子供部屋はなくても、ご夫婦の個室があるのは当たり前のようです。日本がちょっと他と違う住宅の発展の道程を歩んできてしまったような気がします。
とはいっても、夫婦別々の部屋や趣味・家事のための部屋が確保できないお宅も少なくないと思います。そのような場合はどうすればいいか?
そんなときは、ちょっとしたアイテムを施したり、プラスすることで寝室(ベッドルーム)を多機能空間にグレードアップ(変化)させることも可能です。
たとえば、寝室(ベッドルーム)の一角にカウンターを設置します。不思議なことに、そこには、仕事や勉強をしたりバソコンを使ったりできる空間に早変わりします。(もちろん、カウンターを設(しつら)えたのですから、何も不思議ではないのですが…)
アイロン掛けだって可能です。むしろアイロン掛けの空間といってもいいかもしれません。当然、窓を設えれば明るくなりますし、窓台(窓の下枠)が植栽や写真を置く飾り棚にもなるのです。
少し手を加えただけで、利用頻度もいっそう高まり、より便利な部屋に変身させることができるのです。
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※ 【多機能空間としての寝室(ベッドルーム)に変身!
寝室(ベッドルーム)をもっと多機能な空間にするために、クローゼットの一部をカウンターにしてみるのも面白いと思います。カウンターは作業台としても使えるので、寝室(ベッドルーム)が書斎や家事室としても使えるように大変身します。
ご夫婦間で取り合いにならないように新たな課題が持ち上がるかもしれません(笑)
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① 窓があれば採光豊かな明るい作業台にも変身します。
② 窓台(窓下枠)を使って植栽などを置いてみるのも一興。
③ カウンターでパソコンやアイロンかけが可能です。
さらに寝室(ベッドルーム)を快適にするためのおさらいです。
【快適ベッドルームのアドバイス】
ベッドルームは、なんといっても、静かでゆっくり眠れるのが第一条件です。それにはまず、「音対策」が最優先で必要です。
入浴中のシャワー音やサニタリーからのドライヤーの音、トイレの音が気にならないように、水廻(まわ)りとベッドルームの配置は特にきをつけなければなりません。
また、ベッドの大きさを考えた空間の計画も音対策以上に重要なことは取り立てて、いうまでもありません。
①ちょっとしたカウンターを設ければ、就寝前のリラックスタイムを楽しむこともできる。
②ゆっくり落ちついて眠るには、他の部屋と繋がらない独立した場所がベストです。ただし、高齢者の介護や将来的には、トイレなど水廻りには繋がっていないと不便極まりない寝室となってしまいます。
③ベッドの廻(まわ)りには、ベッドメイクするためのスペースが必要。できれば50cm程度はほしいところです。