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床段差は5mm以内が原則[和室⑤‐安全・高齢者配慮]

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今回も独断と偏見で旧暦のお話から入らせていただきます。

清明(せいめい)初候 玄鳥至る(つばめいたる)

お釈迦さまのお誕生日会

今日は、お釈迦様の誕生日です。各地の寺院では、お祝いの行事である花祭りを行います。いわゆる、お釈迦様のお誕生日会です。

仏教の開祖であるお釈迦さまは、ルンビニーの花園で生まれました。

なんと誕生してすぐに歩き、右手で天を、左手で地を指し「天井天下唯我独尊(てんじょうてんげゆいがどくそん)」と唱えたといいます。

この姿をかたどった像が「誕生仏(たんじょうぶつ)」です。花祭りは、お釈迦さまが誕生した瞬間を再現します。

「花御堂(はなみどう)」と呼ばれる小さなお堂を、ルンビニーの花園よろしく色とりどりの花で飾り、花御堂のなかには、水盤に乗せた誕生仏を安置してあります。

この水盤は、お釈迦さまの誕生を祝って大地から芽生えたとされる蓮の花をかたどっています。

参拝者は誕生仏に甘茶を注ぎお参りをします。

これは、やはりお釈迦さまの誕生を祝いあらわれた9匹の龍が、不老不死の飲み物である「甘露(かんろ)」を吐き注いだという伝承に由来するものです。

また、この甘露を産湯にしたという伝説もあります。
甘茶は、アマチャもしくはアマチャヅルの葉を煎じたお茶です。

その名の通りほのかな甘味があり、無病息災の縁起物としても珍重してきました。

参拝後に持ち帰り、家族で飲んで厄除(よ)けとする習慣もあります。

お寺が経営する幼稚園や保育園では、花祭りを大切な年中行事として受け継いでいます。

子どもが誕生仏に甘茶を注ぐと、健やかに育つともいわれているそうです。

花御堂の美しさや、美味しい甘茶を懐かしく思い出される方もいらっしゃるでしょうね。

稚児(ちご)行列を催す寺院もあります。衣装をまとい、おめかしをした子どもたちが、並び歩く姿は、思わず頬が緩む可愛さ。

無事なる成長を願わずにはいられません。

・今日をたのしむ
【花祭り】

今日お寺ではお釈迦様の誕生日を祝う「花まつり」が開かれています。
花まつりでは、甘い香りのお茶の中に立つお釈迦様の像に、ひしゃくで甘茶をかけます。

お釈迦様が花園で誕生したときに、天から清らかな甘露の雨が降り注いだという様子を模しているおすです。

「灌仏会(かんぶつえ)」「仏生会(ぶつしょうえ)」「浴仏絵(よくぶつえ)」などとも呼び、月遅れの5月8日に行う地域もあります。

【卯月八日(うづきようか)】

今日は山で野遊びをしたり、神さまを拝んだり、お墓参りをしたりと、さまざまな風習があり、これらをまとめて「卯月八日」と呼びます。

近畿以西では竹竿の先にシャクナゲやツツジの花を束ね、厄除とする「天道花(てんどうはな)」が受け継がれています。

【忠犬ハチ公の日】

1934(昭和9)年、亡くなった主人を一途に待ちつづける忠犬・ハチをたたえ、彫刻家・安藤照(あんどうてる)が渋谷駅前(東京都)に銅像を建立しました。

翌年、ハチは10歳でその生涯を閉じましたが、今やハチの像は渋谷のシンボルに。今日は慰霊祭が行われます。

・季節をたのしむ
【シャクナゲ】

ドレスのフリルのような花びらの気品と美しさから「花木の女王」とも称されます。

「シャクナゲ寺」の別称もある高野寺(佐賀県)ではシャクナゲ祭りを開催中。お近くの名所の見頃を調べてみてはいかがでしょう。

ー春の祭りー
【花まつり】

今日お寺ではお釈迦様の誕生日を祝う「花まつり」が開かれています。
花まつりでは、甘い香りのお茶のなかに立つお釈迦様の像に、ひしゃくで甘茶をかけます。
お釈迦様が花園で誕生したときに、天から清らかな甘露の雨が
降り注いだという様子を模しているそうです。

 

【床段差は5mm以内が原則[和室⑤‐安全・高齢者配慮]】

 

82 丙3【京間(955×1910)と江戸間(880×1760)[和室④付帯空間]Ⅱ】96‐97

前回は 【京間(955×1910)と江戸間(880×1760)[和室④付帯空間]Ⅱ】

 https://heiwadai.jp/butumaosamekata/ 

というタイトルでお伝えしました。(前回記事を、お読みになりたい方は、リンクを張っておきましたので、青字の前回タイトルをタップしてください。直接飛びます。)

今回は和室シリーズの5回目、 【床段差は5mm以内が原則[和室⑤‐安全・高齢者配慮]】をお伝えさせて頂きます。
まずは前回のお浚(さら)いから。

それでは、よろしいでしょうか?

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個室として利用するには、安全への配慮だけでなく日々の負担が少なく過ごせるための十分な配慮も必要です。

【①】段差】

畳の厚みはJIS規格で55mm、60mmと定められていますが、いいのか悪いのは、わかりませんが厚みがフローリングと同等の「薄畳」の普及で、バリアフリー対応がし易くなり、施工も大幅に簡略化されてきました。

数㎝の段差は特に認識し辛く危険なため、床は段差のない構造(5mm以内)をお奨めします。

【②】出入り口扉

和室の意匠に合い、開閉しやすい引戸がお奨めです。引戸の横に姿勢保持用の手摺があると安心なためお奨めです。

扉を畳の長辺に納めると、畳の目や畳縁にも足が掛かりません。

【3】収納、その他の配慮

 布団の上げ下ろしの負担軽減のために、押入れ下段にキャスター付き布団ラックが入るように、中間棚は800mm程度の高さを確保しておくことをお奨めします。押入れ扉を両開きや3枚引き戸にすると、間口が広く使えるのでモノの出し入れの作業に便利です。3枚引き戸は、開口が広く取れるに拘わらず、押入れの手前のスペースを使いませんので特にお奨めです。

 箪笥(たんす)は納戸等に収納するようお奨めします。どうしても室内に置く場合は、出入口や就寝場所から離れた板畳の上に、転倒防止措置を施して設置することをお奨めします。

 高齢者等にとって、窓やシャッターの開閉作業は身体の負担が少なくないので大型把手や電動シャッターなどの日々の生活をアシストできる設備選択をお奨めします。

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【出入口の畳の敷き方】

和室の入口

畳の目や畳縁に足が掛かって歩き難く、畳も傷みやすい例。

    ↓

和室の入口

 

見た目も美しく、歩きやすい例。手摺りがあるとさらによい。

【和室に納戸を設けた例】

和室の収納

布団用の押し入れ、衣類用のクローゼット、箪笥収納用の納戸を設けた例。
一部を板畳にしてテレビ等も置きやすいように配慮している。

by株式会社 大東建設 阿部正昭

 

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