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【建替えるより、リフォームのほうが得なCASE】(間違いだらけのリフォーム⑦)

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今回も独断と偏見で旧暦のお話から入らせていただきます。

秋分 末候 水始めて涸れる(みずはじめてかれる)

泥棒と夜の口笛(トーナン)

10(トー)月7(ナン)日の語呂合わせから、今日は「盗難防止の日」。大切な家財道具を泥棒から守るための防犯対策を見直す日です。

泥棒といえば子どもの頃、暗くなってから口笛を吹いて「泥棒が来るよ!」と叱られた経験はありませんか?その理由には、「単純に近隣への配慮から来る躾(しつけ)の一貫」という説もあれば、「口笛は盗賊や人さらいが連絡を取り合う合図だった」という説も。

「口笛を吹くと蛇が来る」という言い伝えが多いのも、「蛇(じゃ)=邪(不吉なもの)も連れてくると考えられていたから」なのだそうです。

・今日をたのしむ
【盗難防止の日】

警察庁の統計では10月は空き巣が増える傾向が。

行楽シーズンで留守がちになるほか、気温的に窓を開けて過ごすことが多くなることが原因と考えられます。

【水道の日】

1887(明治20)年の今日、神奈川県横浜市に近代的な上水道が完成したことを記念して制定。

【シャツの日】

1877(明治10)年の10月、横浜で国産のシャツを製造するようになったことにちなんで。

【無闇(むやみ)な二階増築は危険極まりなく、しかも割高】(間違いだらけのリフォーム⑦)

前回ブログ→ 【無闇(むやみ)な二階増築は危険極まりなく、しかも割高】(間違いだらけのリフォーム⑥)  https://heiwadai.jp/nikaizoutiku/? のお話をお伝えしました。(青字のタイトルタップするだけで前回記事に飛びます。なので、よかったらお読みください。

今回は【建替えるより、リフォームのほうが得なCASE】(間違いだらけのリフォーム⑦)というタイトルでお伝えしたいと思います。

【建て替えより、リフォームのほうが得な場合とは】

安易な増築が無駄であり、さらに、それより何よりも危険であるように、安易な建て替えも考えものです。とくに市街の住宅地で、建蔽(けんぺい)率や容積(ようせき)率に厳しい制限がある場合は要注意です。

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『御神楽普請は補強工事を徹底的に』

御神楽普請

①北側斜線など法制限オーバーに注意

②地震や強い風でくの字になってしまう

③2階迄の添え通し柱で補強する

④新しい基礎で補強する

⑤基礎が1階用で重みに耐えられない

家族が増えて、それまでの家が手狭になったからと建て替えたのに、新しい家のほうがかえって狭くなってしまったという例は実際少なくありません。顕著な例としては、昔建てた家の中には、現在の建築基準法に照らせば違法建築という家がかなり多いからです。

「建蔽率」とは、建築基準法で定められた敷地面積に対する建築面積の割合で、住宅地の場合は50~60パーセント。ところが、第一種低層住居専用地域では、建蔽率30パーセントなどという制限の厳しい地区があります。

「容積率」は、1階だけでなく2階、3階、そして地階までの総床面積と敷地との割合です。普通は100パーセント、150パーセントといったところですが、ときには80パーセントに制限されていることも少なくありません。

建蔽率や容積率の他に、北側斜線や道路斜線に制限されることもあります。特に東京23区などの大都市では少なくありません。

ですが、建築基準法が制定された以前の建物には適用されません。ですから古い家の中には、現在の法律に照らせば「違法建築」だというものが結構あるわけなのです。問題は古い家を解体して新しい家を建て替えにしようとしたときに起こります。

建て替えをきっかけとして制限を受けることになってしまうのです。以前の家は敷地の80パーセントを家を建てるのに使っていたのに、建て替えるとなると、建蔽率の制限を受けて50パーセントしか使えなくなるわけです。

そんな場合は増築は殆(ほとん)ど無理だと思います。建築基準法では、10㎡以上の増築、または内部の大幅な改造(大規模内装工事)を行う場合、確認申請を義務付けています。

申請をしないで着工をすると、新築の無申請工事とみなされて工事中止や改善命令を受けてしまうことが少なくありません。

制限の厳しい地域では、建て替えや増築をする前に、必ず区役所や市役所で諸規定を調査しなければなりません。そして、十分に検討した上で、建て替えるべきか、リフォームで行うかを判断するべきなのです。

多少は狭くなっても仕方ないので新しい家に住みたいとか、どうしても今建て直したい、または、家名が老朽化したために壊さなければならないというのなら、致し方(いたしかた)ありません。

ところが、現実問題として、以前より狭い家で暮らすのはかなり不便で苦痛なことに他なりません。そんなときお奨めしたいのは、今の家の構造や骨格を生かした改造です。家の広さや大きさには手をつけず、メンテナンスや設備などのグレードアップの為にリフォームするのです。

たとえば、家の老朽化が心配なのであれば、基礎や柱の点検と補強、屋根の修理、壁の塗り替えをすればいいと思います。しっかりした木造住宅ならば、多少の傷みが、きていてもきちんと補強すれば、あと20年や30年安心して住むことができます。

グレードアップのリフォームとしては、キッチンやバスルームなど水廻りをつくり替え、システムキッチンや床暖房、浴室乾燥といった新しい設備を導入します。これだけのことで、古い家もすっかり生まれ変わり、住みやすくなります。

もちろん窓をつけ替えたり、間取りの変更をすることも可能です。収納を立体的にちょっとだけ工夫するだけで、それまで部屋を占領していた家具や生活用品がすっきりと片付き家中が見違えるほど広々として見えることもあります。

リフォームを「増改築」と考えると、どうしても家を広げることや部屋を増やすことに意識が行ってしまいますが、じつを言えば、このようなメンテナンスのためのリフォームや、グレードアップのためのリフォームのほうがずっと現実的なのです。

by株式会社 大東建設 阿部正昭

 

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