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【半音階いれて、タン・タ・タン【天井高④】

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今回も独断と偏見で旧暦のお話から入らせていただきます。

大雪 初候 閉塞く冬と成る(そらさむくふゆとなる)

「納める」日と「始める」日

先ほどお話しした「納める」日と「始める」日をもう一度よく考えてみました。

古来、日本人は 十二月八日を一年の農作業を締め括る「御事納(おことおさめ)」としてきました。

農作業を再開するのは二月八日の「御事始(おことはじめ)」。
両日を合わせて「事八日(ことようか)」ともいい、身を慎む物忌みの日として受け継いできました。

この日は二月八日同様、針仕事を休み、折れたり曲がったりした針を供養する風習があります。

今日を「御事始」、二月八日を「御事納」と呼ぶ地域もあります。
「事」はお正月行事を意味すると考えられています。

かつては魔物や疫病神、妖怪などがうろつく一日としても警戒していたのだそうです。

年末だからと浮かれず気を引き締めよ、という先人の教えも含まれているのかもしれませんね。

年の瀬は、ギリギリまで仕事をしていると身体を壊したり、仕事をする上で無くてはならない道具が破損して結局は、目的を果たせず無駄になってしまいますよね。

ですから、身体や道具の手入れをしたりして、一年をしっかり見直しなさいということを教えてくれているのだと思います。

二人の未来を実現させるためにも、今年一年を見直してみましょうね。

今日を楽しむ
【針供養】

法輪寺(京都府)や雲龍寺(東京都)、長浜八幡宮(滋賀県)など、各地でコンニャク、大根や豆腐などに針を刺して弔う針供養を行います。

【成道会(じょうどうえ)・臘八会(ろうはちえ)】

お釈迦さまが菩提樹の下で悟りを開いたと伝わる十二月八日を記念し、各地の寺院では「成道会(じょうどうかい)」や「臘八会(ろうはちえ)」と呼ぶ法会を行います。

なかには12月1日~8日まで不眠不休で行うという厳しいものもあるようです。

【田代の風流】

八竜神社(福岡県)の例大祭で奉納する田代の風流は、二百四十年以上前から受け継がれる民俗芸能です。

地元住民による太鼓踊りと大名行列が見物客をたのしませます。

季節を楽しむ
【ナンテン】

この時季【ナンテン】の実が真っ赤に成っていますね。

花はさほど意識されず、冬に成るみだけが注目されるのは、やはり雪景色に映える赤さからに違いありません。

この時季仕事先などで寒くて凍えそうなときに、南天の真っ赤な実がなっいるのを見るとなぜかホッとします。

漢名の「南天竺(なんてんじく)」「南天燭台(なんてんしょくだい)」を略して「南天」と呼ぶようになったそうです。

「難(ナン)を転(テン)じる」という語呂合わせから庭木としても人気です。

【半音階いれて、タン・タ・タン【天井高④】

前回は、【天井のPBを張らない選択とスパン表による梁せい【天井高③】
https://heiwadai.jp/tennjoudaka-2/をお伝えしました。(前回の青字のタイトルにリンクを張っておきましたので、良かったらタップしてお読みください。

今回は、【半音階いれて、タン・タ・タン【天井高④】を、お伝えします。

それでは、よろしいでしょうか?!

【中二階にして、天井高にメリハリを】

音階のように   タン・タン・タ.・タン

休む

 

建物の断面から人間でいう余分な「脂肪」的なものを取り除き、天井の高さにメリハリをつけていくと、ふとあることに気が付くのです。「もしかしたら、もう一層分余計に取れるのではないだろうか?」

ー……そうなんです。
木造2階建てであるにもかかわらず、2階+0.5階という3層分の床をもつ「木造2.5階建て」なるものが姿を現してくるのです(ただし、条件次第ではできない場合もあるのでご了承ください。詳しい内容はお問合せ下さい)。

今まで私が関わってきた都市部の住宅の敷地は、25~40坪程度と狭い場合が一般的です。そのため、収納スペースの確保にはいつも、苦労させられるのが普通です。その点、断面の工夫で0.5階分を搾り出すことができれば、収納の確保はもちろん、吹き抜けやスキップフロアなど間取りを愉しくする仕掛けをたくさん盛り込むことが可能となります。

タン・タン・タン…という単調なリズムに変化をつける、0.5階という「8分音符」を入れることができるのです。これを使いこなせれば、住まいは今までよりいっそう愉(たの)しく、メリハリのある天井によってリズミカルにまとまっていくのです。

【2階建てを「2.5階建て」にできたらいいな!!】

【2.5階建て】

2.5階建てなら

[0.5階分を搾り出しましょう]

1階の天井懐を最低限(250mm)とし、2階を屋根の傾き(勾配)に合せた勾配天井にすると、1.5階分の高さをもつ天井の高い部屋と、0.5階分の高さをもつ大容量の収納スペース(高さ1.4m以下のロフト)が誕生するのです。

実際の2.5階建て

「2.5階建てとはいいましたが、法律上は2階建てになります。正確には「2.5層」住宅といった方が良いのかもしれませんが、便宜上ここでは「階」と呼ばせていただきます。

【2階建て】

ごく普通の2階建て

[もう少しなんとか…ちょっと足りない]

都市部の狭小敷地に建てる2階建ては、十分な床面積を確保できず、採光もままなりません。室内にモノがあふれ、狭い家がより狭く感じられ、実質余計狭くなってしまいます。(敷地が広いのであれば2階建てで十分です。敢えて2.5階にするのは無駄といえるかもしれまえん)。

【3階建て】

意外と広くない

[無理やり感があり、ちょっとやり過ぎかも…]

床面積は確かに増えますが、構造上の制約がきつく、大きな吹き抜けの取りづらい3階建ては、思っているほど広々とした家にできません。そのわりにはコストはバカ高くつきます。費用対効果でいえば、大変低い家といえます。

by株式会社 大東建設 阿部正昭

 

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