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プライバシー、開放感の両立と土地の「力」に拘る[環境を極める③]

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今回も独断と偏見で旧暦のお話から入らせていただきます。

大雪 次侯  熊穴に蟄る(くまあなにこもる)

泥棒よけと火災除けのおまじない

先日、知り合いの家で面白いものを見つけました。

この時季泥棒除けと火災除けのおまじないがあるそうですよ。

12月12日に「十二月十二日」と書いた半紙を自宅の窓近くや柱に逆さまに貼り付けるのは、関西地方に伝わる泥棒よけのおまじないだそうです。

12月12日は、安土桃山時代の大泥棒、石川五右衛門が釜茹(かまゆ)での刑に処されたと伝わる日だそうです。 

今日十二月十二日の日付を逆さまに貼っておけば、天井裏から忍び込んできた泥棒の目に入り盗みを思いとどまらせることができる、ということで生まれた風習なのだそうです。

天下の大泥棒の石川五エ門に見られていたら、おこがましくて、ちょっとしたこそ泥なら引いてしまうんでしょうね。

ところ変わって福島県会津地方では、同じく逆さの「十二月十二日」が火災除けになるそうです。

こちらは「日二十月二十」を「ヒ(火)二トオク、ツキニクイ」と読む語呂合わせです。

【季節を愉しむ】
ー旬の野菜ー
【大根】

凍える雪の中、真っ白な大根が大きく育っています。

透き通るようなふろ吹き大根に、すりおろした大根を雪に見立てたみぞれ鍋。

大根は様々な形に姿を変えて愉しめる冬の味覚といえます。

【大根飴(あめ)】

喉が痛いな、と感じたら大根あめをつくってみることをお奨めします。
古くから喉の痛み止めとして用いられています。

《ハチミツ大根飴》

①大根の首の部分の皮をむき、1センチ角に切ります。
②ビンに入れて、大根がかぶるくらいにハチミツを注ぎます(水飴でも代用可)
③冷蔵庫で2時間ほど冷やすと大根から水分が出てきます。
④使うときはかき混ぜてお湯で割るかそのまま舐めて飲みます。

【熊穴に蟄(こも)る】

大雪の次候は「熊が冬眠に入る頃」といった意味合いです。

【漢字の日】

12(いい字)月12(一字)日の語呂合わせです。全国から応募された「今年の漢字」から選んだ字を京都清水寺の貫主(かんす)が揮毫(きごう)する姿は毎年大きなニュースとなりますね。
2025年の”漢字”は「真」に決定、清水寺で発表。

今年1年の世相を漢字一字で表す「今年の漢字」が「真」に決定。京都市東山区の清水寺で12日、発表されました。

【明太子の日】

日本ではじめて「明太子」という名称が新聞に登場した日付が由来。

プライバシー、開放感の両立と土地の「力」に拘る[環境を極める③]

 

 

前回は【ハンディのある部屋の対策と居心地に拘る[環境を極める②]

 https://heiwadai.jp/akujoukennnoheya/ 

というタイトルの内容でお伝えしました。

今回は新シリーズの3話目【プライバシー、開放感の両立と土地の「力」に拘る[環境を極める③]】をお伝えしたいと思います。(前回のタイトルにリンクが張ってあります。記事に飛びますので、よかったら青字をタップしてみて下さい。

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【開放感とプライバシーの両立に拘(こだわ)る】

隣家や人通りを気にする必要がないようなプライバシーを保てれば、屋外空間との一体感が味わえる暮らしが可能となります。とはいえ、密集した住環境のなかで容易にこれを実現するのは困難極まりないと言えます。

何らかの方策を取らないと、日中からカーテンを下ろして屋内に籠(こも)ることになってしまいます。そこで、家族の集まる共有スペースに、より開放的な環境をつくるのはいかがでしょうか。

たとえば、2階の居間に面したデッキスペースなど。目隠しも兼ねた植栽は都市に唯一残された自然といえるのではないでしょうか。

 

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【プライバシーを確保しながら開放感を感じられる空間】

※イラスト

①2階のデッキには地植えの沙羅(シャラ)の木が頭を出しています。デッキの下は坪庭です。1階玄関のアイストップ(目隠し)です。沙羅の木は1、2階から愉しめるプライベートな野外空間をつくり出しています。

②庭木が季節感を演出してくれます。

 

③太陽光と湿気を取り払ってくれる通風を得られるように、開口を設けることをお奨めします。
④デッキに面した居間は家族の拠(よ)り所となります。屋外との一体感が愉しめます。

 

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【土地が持つ「力(パワー)」に拘(こだわ)る!】

土地にはそれぞれ、その場所固有の歴史がありさまざまな「力」が宿っています。その力とは、その場所ならではの自然の光や風のこと。

そこから見える風景もまたその一つです。

足元の石積みの間に咲く小さな野の花から近所の緑、数百m先の背の高い豊かな緑や、遠い空や夕日など。それらは皆、その土地特有のものといえるのです。

そうした土地の力を生かす家づくりに拘(こだわ)り、その光や風が生きる設計、プランニングを心掛けていきたいと思っています。
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【土地が持つ独自の「パワー」を活用】

①北の庭を南側から眺めると、日の当たった木々が愉しめます。お日さまが当たっていると皆嬉しそうにさえ見えてきます。東の庭の太陽が南からさす姿も何ともいえず嬉しそうです。

南側の庭の良さもあれば東庭、西庭の良さもあるものです。それぞれに相応しい植栽が育ち、馴染んでいきます。

 

※イラスト②

②この家は東西南北に庭がある、めずらしい家といえます。ですが、これは特別なことではありません。雑木林の中に家が建っているという、ひと昔前のこの辺りの風景をイメージして設計プランニングしたものだからです。

 

by株式会社 大東建設 阿部正昭

※heiwadai.jp

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