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台所は主に使う人を中心に、みなが使いやすいサイズに[間取り・動線追求5]
今回も独断と偏見で旧暦のお話から入らせていただきます。
夏至 末候 半夏生ず(はんげしょうず)
梨の日(なしのひ)
七月四日の今日は、梨の日(なしのひ)です。
七(な)四(し)の語呂合わせで梨の日。ずいぶん単純ですが、梨の関係者の方々がどうしても記念日を制定したかったのでしょうね。
七(な)四(し)の語呂合わせで梨の日。単純ですね。
シャリッとした歯ごたえで、みずみずしい甘みがジュワッとひろがる梨は、清涼感たっぷりの果物です。
クエン酸やアスパラギン酸を豊富に含み、夏バテの体にとって、疲労回復にはもってこいの頼れる味方でもあります。
旬のピークは八月から十月ですが、七月上旬は幸水が出回りはじめる旬の走りともいえるころです。
梨の歴史は古く、日本では弥生時代から梨を食べていたようです。梨は、日本古来からの伝統食なのですね。
ちなみに、梨といえば、鳥取県の二十世紀が有名ですが、梨の日を制定したのは青梨の代表的品種である二十世紀梨の一大産地・鳥取県東郷町です。
ですが、現在では、幸水や豊水などが出まわり、生産高では千葉県が全国1位となっています。
以下、茨城県、栃木県、福島県と続き、梨の日を制定した鳥取県は5位まで後退してしまいました。
そんなこと言ったら怒られてしまうかもしれませんが、二十世紀より、幸水や豊水のほうが、甘くてみずみずしくて断然美味しいので仕方ありませんね。
私の独断と偏見かもしれませんが…
台所は主に使う人を中心に、みなが使いやすいサイズに拘る[間取り・動線追求5]
台所の作業カウンター高さは一般的には「身長÷2+5cm」が最適だとされていますが、必ずしもそれが良いキッチンとは限りません。まったくメインの人以外には使わない場合に限ってなのです。
もちろん、主に使う人とその他の人たちがそれほど変わらないのであれば、メインの人に合せることはいうまでもありませんが…
なので複数の利用も想定して平均的な850mm程度にとどめておきます。
カウンターは2列もしくはアイランド型キッチンがお薦めです。そして台所内に生ゴミと燃えないごみの場所を確保します。ペットボトルなどの分別ゴミや、洗えば臭いの心配ないものは、勝手口やバックヤードなどの外部に置き場所を確保します。家電も使用頻度の高いものや、湯気(水蒸気)などの出るものは露出させたり引き出し式にして収納します。食器も不透明な扉のある収納庫で管理すると雑然とはしなくなります。
【キッチン廻りは袋小路(イキドマリ)をつくらない】
①このようなキッチンの前のスペースが広過ぎたりすると、バックヤードの裏側に回り込むのが不便になってしまいます。
②アイランド型の2列のキッチンにすると大変使いやすい台所になるのです。
③生ゴミと燃えないごみ置き場(シンク下が最適)
【デスクコーナーは家族全員で使える優れたアイテムです】
①リビングとデスクコーナーを間仕切る幅3,000mm奥行き400mm高さ1,800mmの大型収納は、床に固定しています。リビング側からは、杉板張りの壁のよう。棚は可動棚、奥行の有効が400mmあると、比較的大きなもの(キッチン家電等)の収納もでき、市販の引き出し収納などの利用もしやすいので便利です。
②デスクは奥行400~600mm、幅はスペースに対応させて900~2500mmくらいまで、家族みんなが並んで作業できるスペースです。
③引き戸を閉めたときの「裏動線」
【家族みんなの共有のデスクコーナーを制作する】
書斎や勉強部屋ではなく、リビングやダイニングの脇に、デスクコーナーがあると大変に便利です。家族と同じ空間にいながら、宿題をしたり、家計簿をつけたり、バソコンを使ったりできるのです。
リビングの一角にオープンな形で設置することもあれば、格子を設けたり引き戸で軽く仕切って、裏の動線と兼用することもあります。
デスクの奥行は400~600mm程度、幅は900mm程度のものから家族みんなで並んで使用できる2500mm程度の長いものまで、リビング・ダイニングのスペースとの釣り合いに応じて決めることをお薦めします。