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【家族が集まる場所(スペース)はリビングが最適①[ちょっとした工夫②]】
今回も独断と偏見で旧暦のお話から入らせていただきます。
芒種 初候 蟷螂生ず(かまきりしょうず)
世界海洋デー
今日は海のことを世界中で考える日、「世界海洋デー」です。
2009(平成21)年に国連によって制定された、比較的新しい国際デーです。
海は海産物をもたらしてくれる恵みの宝庫。しかし近年、深刻な汚染が進んでいます。
とくに問題となっているのは、大量に漂うプラスチックゴミ。波にもまれ、細かく砕かれたプラスチックは分類されず、魚や海鳥の体内からも見つかっています。
そんな状況を少しでも変えていこうと、プラスチック製のストローを廃止する動きや、レジ袋有料化も、あたりまえになってきましたね。
・今日をたのしむ
【世界海洋デー】
別名「ワールドオーシャンズデー」。
各地で海の大切さを考えるシンポジウムや、砂浜の清掃活動などを行います。
【信州地酒で乾杯の日」
毎月8日は「信州地酒で乾杯の日」。数字の「8」が、乾杯で重ねた杯やグラスを上から見た様子に似ていることから制定されました。山々に囲まれる長野県は清らかな水に恵まれ、日本酒をはじめビールやワインなどの地酒づくりが盛ん。今日は、長野の気候風土が生み出した恵である信州地酒を大切な人と酌み交わす日です。
【大鳴門海峡開通記念日】
鳴門海峡の両岸、淡路島(兵庫県)と大毛島(おおけしま)(徳島県)をつなぐのが大鳴門橋。全長1629mの巨大な吊り橋が完成したのは、1985(昭和60)年の今日でした。同橋には遊歩道「渦の道」が設置され、海上45mの高さから鳴門海峡名物である渦潮を見られます。
【家族が集まる場所(スペース)はリビングが最適①[ちょっとした工夫②]】
前回は「ちょっとした工夫でこれだけ住みやすく①」で「住みたい家の間取りを考える」についてお伝えさせていただきました。
今回は「家族が集まる場所(スペース)はリビングが最適①[ちょっとした工夫②]」についてお伝えしたいと思います。
一家団欒(いっかだんらん)の中心となるリビングは、家族全員が自然と集まりやすい場所(スペース)にしたいものです。《同じことをしていなくても、なんとなく居心地が良い空間》という視点で、ゆったりした空間になるように、できるだけ家族みんなでしっかり考えて計画(プランニング)することをお奨めします。
◎まず第一に広さや過ごしやすさを考える
家族みんなが自然と集まってくるリビングでは、どんな時間を過ごしたいかを考えて、ソファやテーブル、収納家具などがきちんと置ける広さを確保することを考えます。特にダイニングと繋(つな)げる場合は、テーブルの形や大きさ、種類などによって、必要なスペースがまったくといっていいほど違ってきます。
また、ソファの形やサイズ、置き方も家族構成やリビングでの過ごし方、座ったときの視線の向きを考慮して選ばなければなりません。限られた空間で大人数が座れるのはL型ですが、ソファを部屋の中央に配置するのか、それとも部屋の隅やコーナーに配置するのかによっても通路などのスペースの取り方が、ずいぶんと変わってしまうものです。
【◎子どもが小さいうちは子ども専用室など設けずにリビング空間に勉強のスペースを】
有名中学に合格する子どもは、リビングで勉強していることが多いとか、いわれています。みなさんも一度はそのようなことを耳にされたことがあるのではないでしょうか。
私もその意見には大賛成なほうです。子どもが小さいうちは、ぜひリビングの一角に子どもの勉強する場所を設けてあげてください。
また、リビングの壁にコルクボードを取り付けたり、玄関やリビングの一角に、子どもの作品を飾れるようなスペースを設けることをお奨めいたします。
家族全員のスケジュール管理のために、リビングに家族の掲示板を設置するのもお奨めです。学校からのお知らせはここに張っておきます。雑然とするのが嫌ならば、収納扉の内側にボードを取り付ければ随分(ずいぶん)とスッキリしますのでお奨めです。
家族の予定表や、学校からのお知らせなどを家族全員が共有できるコルクボード。
畳を敷いたリビングの勉強コーナー。
吹き抜けリビング。
家族共有の日用品、救急箱や裁縫箱、文房具などは取り出しやすい場所を決めて、そこにしまいましょう。そのほか、個人のモノを収納できるスペースをつくる、ミニ図書館やパソコンスペース、みんなの勉強コーナーなどを一角に設けることで、別々のことをしながらも、同じ空間で過ごすことが可能となります。
また、子ども部屋を2階に設ける場合も、リビングに吹き抜けを設けると、2階の様子が分かり安心です。
【◎リビングに接した和室をつくる】
リビングの一角に和室というか畳コーナーを設けておくと、子どもを昼寝させているうちに家事をすませたり、一緒に昼寝したりもできます。一石二鳥、一石三鳥で使えますのでお奨めです。
和室には安全のため、できる限り家具を置かないようにすることをお奨めします。引き戸で仕切れるようにしておくと、リビングに子どものおもちゃを広げているときなどに、急なお客様があっても、あわてずに和室に通すことができます。
ただし、子どもが成長した後など、その引き戸が無用の長物となることも多いので、その覚悟はしておくか、最初から建具を付けないという選択肢もありますので、そこらへんのことは十分に考えておく必要があります。
和室には小さくてもよいので床の間をつくっておくと、羽子板(はごいた)や雛人形(ひなにんぎょう)、五月人形も飾ることができます。子どもと一緒に過ごす時間が長い幼少期こそ、四季折々の日本の伝統行事を一緒に愉しみたいものです。
もちろん、玄関の一角や出窓を利用して、季節感のある小さな飾りを置く空間をつくるだけでも演出効果があります。七夕(たなばた)やお盆(ぼん)、お彼岸(ひがん)、お月見を愉しんだり、イースターやハロウィン、クリスマスなども取り入れて、一緒に飾り付けをしたり、お菓子をつくったりして、楽しい思い出を思いっきりたくさんつくれるようにしておくことをお奨めいたします。
計画(プランニング)時には、仏間や神棚の位置も確実に決めておきましょう。
一段高くした畳コーナーは、壁面と床下に収納スペースが十分に取れます!
広いリビングを支える柱を生かした引き戸(引き込み戸)で仕切れる和室