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【住まいの計画の前に知っておかなければならない基本④】

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今回も独断と偏見で旧暦のお話から入らせていただきます。

小寒 初候 芹乃栄う(せりさかう)

七草粥(ななくさがゆ)

今日、「春の七草」と呼ばれる、セリ、ナズナ、ゴギョウ、ハコベラ、ホトケノザ、スズナ、スズシロが入った七草粥をいただけば、一年間、無病息災で過ごせるいわれています。

せりとナズナ以外、普段耳にする機会がないように思うのは、鎌倉時代の書物に記された名前であるため、現代ではゴギョウ=ハハコグサ、ハコベラ=ハコベ、ホトケノザ=タビラコ、スズナ=カブ、スズシロ=大根となります。

七草粥は、寒さに負けず芽吹いた若菜の清新な生命力に健康を願うならわしです。

春の七草が手元になくとも、スーパーや生協などで、七草粥セットなるものをまとめて買うこともできます。

それにわざわざ七草揃えずとも、冷蔵庫にある葉物野菜を用いてでも問題ありません。

七草もどきでも、英気を養いましょう。

今日をたのしむ
【人日(じんじつ)の節句】

本日、一月七日は「人日の節句」です。以前にもお話ししたかもしれませんが、あまり聞きませんし、覚えてませんよね。

なので、またこの時季なので、お伝えしますね。

節句といえば、端午の節句ぐらいですよね。

中国から伝来した、人間の一年について占い、七種の若菜を入れたお吸い物を食べる「人日」の風習が七草粥の起源。

やがてお吸い物はお粥となり、江戸幕府によって公式の節句(季節の節目)として定められると七草粥の習慣が庶民にも広まったんですね。

ですから、七草粥の習慣は、この人日の節句から始まったんですね。

「人日の節句」に続いて今日は【松納め(まつおさめ)】でもありました。

年神さまを迎えるために門や玄関に飾っていた、門松や注連飾りを取り払います。

元日から始まったお正月も一段落。お正月を意味する「松の内」も昨日が最終日でした。

うちの会社の門松も朝のうちに取り祓われていました。

縁起物ですから、だらだらと出しておくのは忌み嫌われますからね。

季節をたのしむ
【青菜】

春の七草の代わりとなる、今が旬の青菜はシュンギクやミズナ、コマツナなど。

七草をはじめ、いずれも冬に不足しがちなβカロテンを豊富に含み、風邪などをはねのける免疫力を高める働きがあります。

これらの青菜を消化の良いお粥にしていただくことで、年末年始のご馳走続きで疲れている胃腸をいたわる効果もあるようです。

 

【住まいの計画の前に知っておかなければならない基本④】

【長寿命で健康的な家をめざしましょう】

・エコ(ecology)住宅の実現には、まずは長期優良住宅の認定を受ける

10年ほど以前から国は「長期優良住宅」に対してさまざまな優遇措置を行い、日本の住宅の質を上げようとしているようです。寿命20年といわれるこれまでの日本の家屋を数世代にわたって住めるようにすることによって、人が生涯にわたって支払うはずの受託コストを下げます。

それは解体による産業廃棄物を大幅に削減できるという理由があります。つまり、長期優良住宅は、家計にも環境にも優しい、まさに21世紀のエコ住宅といえるかもしれません。ですが、ドイツなど欧米の環境先進国にしたら、その基準でもまだまだのようです。

いつか、【長期優良住宅]のような大袈裟な名前で呼ばれなくても、その基準以上が当たり前になったときに、初めて欧米の環境基準のスタートラインに並べるといった感じでしょうか。

ですが、まずは【長期優良住宅とは】から入っていきたいと思います。

【長期優良住宅とは】

「長期優良住宅」とは、「いいものをつくってきちんと手入れして長く大切に使う」という考えのものと、ストック社会のあり方を示したもので、国土交通省が定めた次のような9つの基準をクリアした優良な住宅のこと(日本国内だけの基準)をいいます。

①劣化対策(数世代にわたって住宅の構造躯体が使用できる〈数10年単位では大規模リフォームも必要〉)

②耐震性(極めてまれに発生する東日本大震災など大地震に対し、損傷のレベルの低減を図る)

③維持管理・更新の容易性(内装・設備・配管等について、維持管理を容易に行える)

④可変性(ライフスタイルの変化に応じて間取りの変更が可能な措置が講じられている)

⑤バリアフリー性(将来のバリアフリー改修に対応できるようなスペースが確保されている〈当然ですが、最初からバリアフリーのユニバーサルデザインが理想〉

⑥省エネルギー性(必要な断熱性能等の省エネルギー性能が確保されている)

⑦居住環境(良好な景観の形成と居住環境の維持及び向上に配慮されたものである))

⑧住戸面積(良好な居住水準を確保するために必要な規模を有する)

⑨維持保全計画(将来を見据えて、定期的な点検・補修等に関する計画が策定されている)

これらは一般的に家歴書と呼ばれているようです。重要なのは、家歴書を用意し、維持管理計画をきっちりと行った住宅にしておくことです。

◎【長期優良住宅の将来性について】

長期優良住宅は、劣化対策、耐震性、省エネルギー性などの住宅性能が高く(日本国内において…)、良質な住宅ですが、当然その分の建築コストは一般住宅より高くなる傾向にあります。

ところが、環境への配慮や良質な住宅を将来に継承することを目的に、次のような優遇措置が図られています。

①住宅ローン減税に対する優遇

②登録免許税・不動産取得税の軽減措置、固定資産税に対する優遇

③フラット35による金利優遇

長持ちする家・必要なメンテナンスが計画的に実施された優良な住宅を建てることは、資産としての価値も高め、将来、リフォームや中古で販売する際も有利に働くことでしょう。一代限りではなく、子ども世代、孫世代のことまでも考えていかなければならないと思います。

by株式会社 大東建設 阿部正昭

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