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生活を外に広げるには、家の内外を結ぶ存在が必要なのです(外部リフォーム8)

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今回も独断と偏見で旧暦のお話から入らせていただきます。

小寒 末候 雉始めてなく(きじはじめてなく)

初観音

毎月18日は観音菩薩(観世音菩薩・観自在菩薩)とご縁を結ぶ縁日です。そして今日は一年ではじめての縁日、「初観音」です。

観音様を祀るお寺に詣でれば、いつも以上に功徳(くどく)を得ることができるそうですよ。

観音菩薩は、人々の願いを現世で叶えてくれる仏様です。変幻自在、三十三種の姿に変身できるそうです。そして、救いを与えるものに応じた姿であらわれるといわれています。

なので「三十三間堂(京都府)(さんじゅうさんげんどう」や「三十三所巡り(さんじゅうさんしょめぐり)」など、観音様にまつわる数字に「33」が多いのはこのためなのですね。

三十三所巡りとは、観音菩薩を本尊とする33の寺院を巡礼することです。より多くの観音様を巡り、より多くの功徳を得ようとする庶民の願いが詰まった信仰の形です。

平安時代に誕生した、近畿地方の「西国三十三所」が元祖だそうです。その後、全国各地で霊場が整えられ、現在も多くの人が手を合わせています。

生活を外に広げるには、家の内外を結ぶ存在が必要なのです(外部リフォーム8)
[=ウッドデッキ、濡れ縁の設(しつら)え]

 リビングレベル ウッドデッキ

リビングの床とウッドデッキの高さが揃っていると、まるでリビングが外にまで広がっているかのような錯覚というか、開放感を感じることができます。

アウトドアリビング・ウッドデッキ

アウトドアリビング・ウッドデッキ

  • ①パーべキューなどのスペースとして、ウッドデッキの上は最高のスペースとなります。
  • ②洗濯物を干すスペースとしても最適です。
  • ③テーブルや椅子(木製無垢なら最高)置いてアウトドア(屋外)リビング(居間空間)として最高のパフォーマンスを発揮します。
  • ④子どもたちの水遊び(ビニールプール)の場としても、最適だと思います。

【ただし、天然木を使用する場合はメンテナンスはこまめに…】

建物と庭との中間点(ゾーン)に設置するのがウッドデッキです。室内の床面とウッドデッキの高さを同レベルで揃えると、まるで部屋が外の空間に繋がり、飛び出しているような錯覚を起こし、開放感抜群となります。

小さな子どもたちの遊び場に、また大人もプランターなどを置いて庭いじり(ガーデニング)を楽しんだり、日差しをふんだんに浴びながら食事をしたりなど暮らしを外に向かって繋げたり、広げてくれます。

日差しが強すぎる場合もあると思いますが、その場合は日除けバラソルを置いたり、オーニングなどをテラス窓の上から張ったりすれば、また別世界を体験することも可能となります。

ましてや天然木でウッドデッキを制作すれば、申し分のない雰囲気を醸し出してくれます。ただし、手入れが予想以上に大変になることは覚悟しておきましょう。

どうしても、一年に一度ぐらいは木材保護塗料を塗らないと木材を雨や日差しから保護することができません。それでも常に風雨にさらされるウッドデッキの寿命は短く、5~10年くらいとおもっておくのがよいでしょう。

ただし、天然目でも、ウエスタンレッドシダー(米杉)などの湿気や日差しに滅法強い材を使用したり、木材保護塗料にリボス(ドイツ製)などをしようすれば、グンと寿命は伸びることは間違いありません。

その他にも雨や日差しに強い木材もありますので、詳しくは建築会社やリフォーム会社に相談することをお奨めいたします。ただし、建築会社やリフォーム会社は、意外に木材の知識に欠人が少なくありませんので、十分に人となりを見極める必要があります。

また一方見た目を天然木に似せた、樹脂系の素材によるナンチャッテウッドデッキもあります。こちらは寿命に関しては天然木に比べて長く、メンテナンスの手間もかかりにくいといえます。

実際には、よく見れば天然木とは、見た目も、触れた感じも異なりますが、とくに天然木へのこだわりが少ない場合には、このような製品を選ぶのもよいかもしれません。

ウッドデッキを置くスペースがない、そこまで大きなものは必要としないということであれば、部屋と外の空間を結ぶ「広縁(ひろえん)」や「濡れ縁(ぬれえん)」を設える方法もあります。

広縁(ひろえん)は庭に面した室内にあるスペースで、縁側とも呼ばれてきました。縁側といったほうが分かりやすいかもしれません。濡れ縁(ぬれえん)は雨戸の外に張り出した縁側のことをいいます。

ちょっと腰掛けて庭を眺めるのにも落ち着きますし、なにかと重宝もします。その他にも家族や近隣住民とのコミュニケーションをとることにも思っている以上に効果を発揮します。

広縁や濡れ縁を設える場合は、そこからの眺めを重視して、思い切って庭を和風にしてみてはいかがでしょうか。ここへきて和のテイストが世界中に喜ばれるようになってきた昨今ですので、お奨めだと思います。

【濡れ縁から臨む庭造り】

濡れ縁から観る庭づくり

 

①濡れ縁とは、読んで字の如し、その名の通り雨ざらしの縁側のことを指し、広い庭ではなくても設えることが可能です。大抵の場合、和室の前に設えることが多く、外部(庭)と繋(つな)ぐ役割が存在します。

【濡れ縁+庭の留意点(ポイント)

 

 

濡れ縁から観た庭のポイント

  • ①濡れ縁から斜め方向に重点となる「真」を置き、その横に「添」を、真の対置として「対」を置きます。このように植栽などの配置を不等辺三角形になるように考えると、より、庭に奥行きと深みが生まれます。
  • ②濡れ縁から植栽ゾーンに続くように敷石を配置するのもよく行われる方法です。さらに石灯籠(いしどうろう)などで周囲にもアクセントを加えることで、より豊かな庭になります。
  • ③濡れ縁越しに、もしくは濡れ縁に腰掛けたときに見える庭の風景を考えてみます。どの方向に向けた視点を重視すればよいかを考えて庭造りするのが重要なポイントとなります。

by株式会社 大東建設 阿部正昭

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