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【使い難い「２ＤＫ」を快適なＬＤＫに】(間取りを変えたい③）

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今回も独断と偏見で旧暦のお話から入らせていただきます。

白露（はくろ）次候　鶺鴒鳴く（せきれいなく）

「嫁に食わすな」

漬物や炒め物など食卓で大活躍するナスの露地（ろじ）物は、７?９月にかけて出回ります。

ナスはインド原産で暑さに強いものの、次々と実を成らせていると次第に収穫量が減っていくのだとか。

そこで真夏に枝や根を剪定（せんてい）し、結実しないようにします。やがて涼しくなる頃には再び花が咲き、実がなるように。

これが「嫁に食わすな」でお馴染みの秋ナスです。
秋ナスは身も皮も柔らかく旨味たっぷり。

先のことわざは、美味しいものを惜しむ意地悪から生まれたとする説と、体を冷やすとされるナスからお嫁さんを守る優しさが根底にあるとする説があるそうです。さて、真相はいかに。

・今日を愉しむ

【国産なす消費拡大の日】

毎月17日は「国産なす消費拡大の日」。

「よいなす」の語呂合わせから生まれた「なすび記念日（４月１７日）」とともに、国産ナスの消費拡大をPRしようと制定されました。

【モノレール開業記念日】

東京都・浜松町と羽田空港を結ぶ日本初の旅客用モノレールが開通したのは、１９６４（昭和３９年）の今日のことでした。

【台風襲来の特異日】

「特異日」はある天気が高い確率であらわれる特定の日のこと。今日は枕崎台風や第二室戸台風など、強い台風が多く上陸している特異日です。

・季節をたのしむ

【エノコログサ】

道端や空き地など、日本中で見られるエノコログサは漢字にすると「狗尾草」。エノコ＝狗＝仔犬です。子犬の尻尾のような穂は今頃から大きく頭を垂らすように。フサフサの穂に思わず猫がじゃれつくことから、別名は「猫じゃらし」。

【使い難い「２ＤＫ」を快適なＬＤＫに】(間取りを変えたい③）

前回ブログ→　【壁を取り去ってワンルームに】(間取りを変えたい②）

https://heiwadai.jp/madoriwokaetai/ 　

のお話をお伝えしました。(青字のタイトルタップするだけで前回記事に飛びます。なので、よかったらお読みください。

今回は(間取りを変えたい）の第３回　【使い難い「２ＤＫ」を快適なＬＤＫに】(間取りを変えたい③）というお題でお伝えしたいと思います。

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【使い難(にく）い間取りの代表、ウナギの寝床】

使い難い間取りの代表選手といえば、言わずもがな、「うなぎの寝床」。賃貸アパートや古いマンションによくあるタイプです。

下図の「２ＬＤＫ」も、キッチンと二つの個室、この三部屋が縦に並んでいるため、真ん中の部屋が完全に通り道となっています。通り道の部屋には家具もあまり置くことができないし、寝室としても、とてもいい環境とは言えません。

もちろん居間にしても落ち着きません。「２ＤＫ」と言いながら、現実には「１ＤＫ」としてしか使えないのです。

こういう間取りの場合、主婦にとってはキッチンも大問題です。キッチン・スペースが玄関兼用となるため、キッチンが丸見えとなってしまい、来客に対応しにくいのです。

ところが、ちょっと間取りを変えるだけで、たとえ「うなぎの寝床」だったとしても、意外に快適な部屋に生まれ変わります。

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【「うなぎの寝床」型を快適なＬＤＫに生まれ変わる！】

before

　　　↓

after

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まずは、玄関から丸見えのキッチンを何とかします。キッチンの目隠しにもなるように、ハッチ兼用のカウンターを置きます。

上部には天井から戸棚を吊って、その下に照明を組み込めば、お洒落なカウンターバーに早変わりします。

カウンターの玄関側には、天井までの高さの収納棚を設けて、靴などを収納します。これで玄関コーナーができて、収納量もぐっと増えることになります。キッチン側にはガラス戸をつけたので、大きな玄関収納と勝手口も確保可能になりました。

中央(真ん中）の部屋は、引戸も押し入れも畳も取り去り、ダイニングひと続きのリビングルームに改造しました。

壁際には大きなクローゼットを造り付けました。反対側の壁には畳を収納しました。パッタンと下ろせ(前に倒せ）ば、お客さま用の寝室にも早変わりという分けです。

和室の引き戸をガラス戸にしたので、採光も見違えるほど良くなりました。ガラス戸をすべて壁に引き込めるようにすることも可能です(引き込む壁は厚くはなってしまいますが…）。

リビングは見違えるほど明るくなり、気持ちの良い空間になったとお悦びいただけました。
(この続きは次回へ）

ｂｙ株式会社 大東建設　阿部正昭