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【[ユーティリティ]家事をラクにするなら「裏方」の工夫が必要不可欠】(部屋別アプローチ⑪)
今回も独断と偏見で旧暦のお話から入らせていただきます。
秋分 次侯 蟄虫戸を坏す(すごもりのむしとをとざす)
クルミ(胡桃)
秋は多くの木の実が実りのときを迎えます。和洋菓子の材料としてお馴染みのクルミも同様で、日本有数の産地である長野県東御(とうみ)市では、収穫したクルミを天日干しする光景が風物詩となっています。
クルミは、日本人がもっとも古くから食べてきたとされるナッツです。そのため、各地でクルミを用いた料理が受け継がれています。
クルミ餅やクルミゆべし、青菜や山菜のクルミ和(あ)え、クルミ味噌を塗った五平餅…。どれも滋味豊かな郷土の宝です。
岩手県の沿岸部では、得もいわれぬほどの美味しさを「くるみあじ(胡桃味)がする」と表現するのだとか。
先人の「美味しいなぁ」というしみじみとした実感が込められた、素敵な方言ですよね。
・今日をたのしむ
【くるみの日】
9(くる)月30(みはまるい)日=「クルミは丸い」の語呂合わせ。クルミに含まれるオメガ3系脂肪酸は、悪玉コレステロール値や中性脂肪値を下げる働きがあり、動脈硬化などの生活習慣病リスクを下げてくれます。
【交通事故死ゼロを目指す日】
秋の全国交通安全運動期間の最終日である今日は、誰もが交通ルールとマナーを守り、事故が起きないよう目指す一日。
【[ユーティリティ]家事をラクにするなら「裏方」の工夫が必要不可欠】(部屋別アプローチ⑪)
前回は【[トイレ]お洒落な空間にしたい…小さな応接室。】(部屋別アプローチ⑩)https://heiwadai.jp/osyaretoilet/という内容でお伝えさせていただきました。今回は【[ユーティリティ]家事をラクにするなら「裏方」の工夫が必要不可欠】(部屋別アプローチ⑪)というお題でお伝えさせていただきます。前回の記事をご覧になりたい方は青字のタイトルにリンクを張っておきましたので、タップしてお読みください。
それでは、よろしいでしょうか?
【ユーティリティーの考え方】
[必要な設備・器具は?]
≪必要≫
・アイロンなどの専用コンセント
・家電(例えば…洗濯機、乾燥機など)
《あると便利》
・洗濯物用流し
・ランドリーパイプ(電動)
・天井換気暖房乾燥機
・小物収納ボックス
[どんなことに配慮する?]
・小さくてもよいので、自分の使い勝手に合った家事コーナーがあると便利。
・キッチンやダイニングの近くに設置するのか、独立した場所に設置するのか決める。
・洗面脱衣室のリフォーム時に、併設することも可能なので、それまでにしっかりと計画しておく。
[照明計画の考え方は?]
・全体照明を基本に考えておく。(結構、明るさ(lux-ルックス)必要。
・使い方(家事作業、家事事務など…)。
・明るさは、コントロールできる(調光)と便利。
・作業用の手元灯があると便利(製図用の手元灯が理想)
[広さ・寸法の目安は?]
・限られた広さ(スペース)になることが多いので、収納ユニット、家事デスクなど、事前に利用目的をはっきりさせてシンプルでスッキリと使用することが理想的。
・広さには、あまり拘(こだわ)る必要はありません。(広過ぎると、かえって掃除や機器のメンテナンスが大変)
[湿気、換気の対策は?]
・雨の日に室内物干しスペースにすることも考え、湿気対策を考えておく。
・湿気が溜まりやすいので、できれば天井換気乾燥暖房機を設置したいところ。
・基本的には自然換気。
・給気口、排気口を設置しておく。(というか、ほとんど必要不可欠)
[仕上げはどうする?]
・清潔感があって、明るい雰囲気にまとめる。
(例えばこんな材料がお奨めです!)
床:フローリング、ビニール床タイル、コルク
壁:抗菌ビニールクロス、ペイント、腰壁など一部板張り(調湿するので、できれば無垢材)
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【スペースがなければ廊下などを活用する】
ユーティリティーとはちょっとした家事スペース(家事室)のことです。洗濯物を畳んだり、アイロン掛けをしたり、家計簿をつけたり、当然ですが人によって用途はさまざま、千差万別といっても過言ではありません。
何をしたいのか、目的をしっかりもって設置する位置や広さなどを考えることをお奨めします。キッチンの近くに設置してもよいのですが、実際スペースが取れない場合は廊下の一部に設置する手もあります。
もちろん、廊下の一部に限るわけでもありません。例えばバルコニーや室内物干しの近くに設置すれば、洗濯物を取り込んだり、アイロンを掛けたりするのに便利です。その場合、風通しの良い位置に設置する、換気口を設置するなど、湿気や換気対策は必須なので、十分に注意することをお奨めします。
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《例》
洗面脱衣室手前の廊下に収納量たっぷりのユーティリティーを設置する。(廊下が狭くなり危険ではないかとの声もありますが、高齢者には、手掛かりとなり返って安全で使い易いと評判です)
スペースがなければ、廊下の一部にユーティリティーを設置するものいいアイデアだといえます。
洗濯物干しに便利なのが、バルコニー付近のユーティリティーです。
室内干しを兼ねて、風を取り入れ、トップライト(夏は灼熱地獄になりやすいので、できればハイサイドライト)で採光及び通風する。
《アイデア》
出窓の下部を収納スペースに利用する。
必要なときに引き出して使える家事台と収納で、極力省スペースに…。