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ワークトライアングルⅡ[キッチン③]
今回も独断と偏見で旧暦のお話から入らせていただきます。
秋分 初侯 雷乃声を収む(かみなりのこえをおさむ)
彼岸蕎麦(ひがんそば)
秋の彼岸の行事食といえばおはぎだと思いますが、最近では「彼岸蕎麦(ひがんそば)」も広まっているそうです。
そういえば、法事などを行う葬祭場の周りには、お蕎麦屋さんが増えてきている気がします。
季節の変わり目となるお彼岸に、消化がよく胃腸に優しい麺を食べて体調を万全に整えようという食養生です。
その美味しさもさることながら、栄養バランスにすぐれ、動脈硬化や高血圧などの病気を予防する蕎麦は、スーパーフードとしても注目されています。
折しも蕎麦の生産量日本一を誇る北海道では、6月に撒いた蕎麦が収穫期を迎えています。
早いお店では「新蕎麦」や「秋新」の文字がお目見え。蕎麦好きが首を長くして待っていた香り高く味わい深い新蕎麦の季節の到来です。
・今日をたのしむ
【彼岸明け】
秋のお彼岸の最終日である今日は「彼岸明け」と呼ばれます。
【ワープロ記念日】
1978(昭和53)年の今日、日本初となるワードプロセッサー(ワープロ)を東芝が発表しました。
【八雲忌】
ギリシア生まれのイギリス人、ラフカディオ・ハーンは明治時代に英語や英文学の教師として来日。
やがて日本人女性と結婚し、「小泉八雲(こいずみやくも)」と名乗るように。『怪談』『心』など日本に関するエッセイや物語を多数発表しました。ちなみに私の一押しは『生き神(living god)』です。彼の命日にあたる今日は、小泉八雲記念館(島根県)の遺髪塔に祭壇を設け、供物を供えます。
・季節をたのしむ
【金木犀(キンモクセイ)】
小さな橙色の花が葉元に集まるキンモクセイの特徴は、やはりその香気。秋風に乗って漂う甘い香りではじめて開花に気づくことも。日本には雄株しかないため果実を見ることはできません。
ー旬の食べものー
【新そば】
ソバの実が実り、新ソバの季節が到来しました。
挽きたての香り高い?を音を立ててすすりましょう。
空気を含むことで、より香りを愉しめます。
【種そばいろいろ】
・ざる蕎麦
新そばの香りを心ゆくまで愉しめる。
・天ぷら蕎麦
サクッとした衣をジュワッとひたして。
・とろろ月見蕎麦
山芋と卵で胃に優しくほっこりと。
・にしん蕎麦
ホロホロのにしんの甘煮が癖になる。
ワークトライアングルⅡ[キッチン③]
前回は 【ワークトライアングル3.6~6.0mで確認する[キッチン②]】
https://heiwadai.jp/wa-kutoraiannguru/
というタイトルでお伝えしました。(前回記事を、お読みになりたい方は、リンクを張っておきましたので、青字の前回タイトルをタップしてください。直接飛びます。)
今回はキッチンシリーズの3回目 【ワークトライアングルⅡ[キッチン③]】をお伝えさせて頂きます。
まずは前回のお浚(さら)いから。
それでは、よろしいでしょうか?
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・キッチン天板の高さは(r身長÷2+5cm)が目安です(下図参照)。
・L型のキッチンは間口が狭くても設置可能で、豪華に見えるメリットはありますが、コーナー部分が使い難く、冷蔵庫や収納のレイアウトも難しくなるので注意が必要です。
・食器棚や家電収納などの設置スペース(サブキッチン)は、(fメインキッチンの背面に同党の幅で確保)するのがするのが理想的です。余裕がない場合でも(r1.8m)分(例:家電収納棚+食器棚)は確保されることをお奨めします。奥行は(r440mm)が一般的です。
・ゴミ箱置き場として(r300mm×750mm程度)(ゴミ箱ひとつの大きさを300mm×250mmとして3分別分)必要となります。勝手口の計画も併せて検討しておきましょう。
◇【キッチンの天板の高さ】
※イラスト
身長÷2+5cmが目安
□【キッチンの必要空間寸法】
※〇 イラスト1
奥行2mでは冷蔵庫の前がどうしても狭くなってしまいます。(r奥行2.25m)にするとキッチンと家電収納の間も1.0m確保可能となりますので使い易くなります。
※△ イラスト②
キッチンの横を通路にした場合、冷蔵庫がきっちの後ろになるため使い難くなります。収納スペースも減りますが、最低でも収納スペース幅は(r1.8m)分は確保したいところです。
↑前回お浚いここまで
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◇【キッチンの天板の高さ】
※イラスト
身長÷2+5cmが目安
●冷蔵庫は、幅、奥行ともに0.7~0.75m程度で、放熱の隙間も考慮して設置スペースを計画することをお奨めします。使用する冷蔵庫扉の吊元と、搬入ルートも必ず確認してください。一般にサブキッチンと冷蔵庫は奥行が異なりますが、面を合わせて設置すると使い易く見栄えも良くなりますので、ご検討してみてください。
●冷蔵庫は飲料等の出し入れにも使用するので、ダイニングからも使い易い位置にあると便利です。コンロ背面への設置は、ダイニングから遠く、調理動線とも重複して危険が伴うので避けることをお奨めします。
【2】作業・通路スペース
●キッチンの作業効率は、冷蔵庫・コンロ・シンクを結ぶワークトライアングルで評価できます。適切な長さは、冷蔵庫~コンロ、1.2~2.7m、コンロ~シンク、1.2~1.8m、シンク~冷蔵庫、1.2~2.1mで、合計3.6~6.0mの範囲が使い易いとされます。、合計3.6~6.0mの範囲が使い易いとされます。
一辺が長いと無駄な動きが多くなり、短いと調理や配膳スペースが不足し、扉の開閉や調理もしづらくなります。それぞれの場所に2~3歩で移動できる距離が効率的です。
●キッチンとサブキッチンの間隔は1.0mを基準に、最低でも0.8mはかくほしましょう。2人で作業する場合は1.3mあれば最適です。
●ダイニングへの通路幅は、配膳に支障のないように0.8m以上とすることをお奨めします。その他、ゴミ出しや食品の搬出用に、キッチンから使い易い場所に勝手口があれば便利です。
◇ワークトライアングル
A 冷蔵庫⇔コンロ 1.2m~2.7m
B コンロ⇔シンク 1.2m~1.8m
C シンク⇔冷蔵庫 1.2m~2.1m
A+B+C 3.6m~6.0m
※イラスト(ワークトライアングル)
◇冷蔵庫の配置とワークトライアングル
※△イラスト
冷蔵庫とコンロが近い(A)。調理の際に使い難く危険で、ダイニングからも遠い。
※△イラスト②
シンクと冷蔵庫の距離(C)が近い。作業通路も狭い。奥行を2.0m→2.25mにすると改善される。冷蔵庫吊元の判断が困難。
※〇
全て基準内に納まっている例。冷蔵庫が調理エリアからも使い易い位置にある。