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「私のコーナー」はリビングの一角につくる
今回も独断と偏見で旧暦のお話から入らせていただきます。
春分 初侯 雀始めて巣くう(すずめはじめてすくう)
菜種梅雨(なたねづゆ)
菜の花が盛りを迎え、ようやく暖かくなったと思いきや、寒々とした雨が降り続くことがあります。
この時季特有の「菜種梅雨」です。開花を催す雨、つまり「催花雨(さいかう)」が「菜花雨(なばなあめ)」に転じ、菜種梅雨になったともいわれています。
春の長雨の別名には「春霖(しゅんりん)」や「春霖雨(しゅんりんう)」があります。「霖」は三日以上続く雨のこと。十日以上続く雨は「霪(ながあめ)」とあらわします。
・今日をたのしむ
【世界気象デー】
1950(昭和25)年に世界気象機関条約が発効したことを記念して定められました。毎年キャンペーンテーマを決めて、気象の知識や国を越えての理解を深める取り組みを行います。
「菜種梅雨」のほかにも、日本の天候の豊かさをあらわす言葉をたくさん伝え残していきたいですね。
・季節をたのしむ
【ハクモクレン】
紫色の花をつけるモクレンに対し、白い花をつけるのでハクモクレン(白木蓮)の名で呼びます。
20mにも達する落葉高木。3~4月にかけて甘い香りのする卵形の花をつけ、蕾(つぼみ)は頭痛や鼻炎に効く漢方薬としても用います。
【雪の下ニンジン】
秋に収穫したニンジンを、雪の下で越冬させた北国の贈り物です。
臭みがなくなり、甘味が通常のニンジンの2倍になるともいわれています。スティックサラダやジュースなどで、甘さや旨味をダイレクトに堪能しましょう。
【「私のコーナー」はリビングの一角につくる】
前回のお話は、【主婦の居場所「私の部屋」はキッチンの近くにつくる】
についてお伝えさせていただきました。(青字のタイトルをタップするとこのタイトルの記事に飛びます)よかったら読んでみて下さい。
今回は、【「私のコーナー」はリビングの一角につくる】というタイトルで、お話をさせていただきたいと思います。それでは始めさせていただきます。
まずは、前回のお浚(さら)いから…
ダイニングのあった場所をおよそ4畳の『私の部屋』にしたKさん。キッチンに隣接しているほか、キッチンを通って洗面室や浴室と行き来するのも見違えるほど使い易くなりました。
←前回のお浚いここまで
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今回はここから→
【主婦のコーナーはリビングの一角がお奨め】
家中が私(奥さま)の場所でありながら、手紙一つ置く場所がない……。そんな風に痛感されている奥さま(主婦)は、どうしたらよいのでしょう?!
主婦も地域のボランティアや保護者会など、社会と繋(つな)がる場を持つ人が増えています。ー逆に主婦の社会との繋がりのほうがご主人より深くて一生ものかもしれませんー。
なのに、家の中には、そういった場で使うものを置く場所がないのです。「リビングなど、家族の目に触れる場所には置きたくない」という女性がいました。「ダイニングで手紙を書いているときに夫が帰ってくると、急いで仕舞わなくてはならないのが、なによりイヤ」という声も聞こえてきます。
ほんとうは、書きかけの手紙をそのままにして家事が済んだらすぐに再開したいのですが、やはり気が気ではないのだと思います。読まれるわけではないし、隠さなければならないわけでもないのですが、見られたくもないのです。
寝室に置いても悪くはないのだけれど、リビングやキッチンに置く場所があれば、すぐに広げられるし、片付けられます。個室ではなくても、小さなコーナーだけでもいいので、パパッとしまえる場所がほしいのです。
木造一戸建ての二世帯住宅をリフォームしたDさんは、《リビングダイニングの入口に、造り付けの机+収納を設け、自分だけのコーナーをつくりました。》幅150cm、奥行き50cmの机と、奥行き25cmの吊戸棚を組み合わせたもので、引出もたくさんついている(イラスト参照)ので収納力は抜群な優れモノです。
自分のモノを仕舞った上に、薬や工具などの家族共用のものまで収まりました。キッチンで使用する料理本などもここに仕舞えます。机の奥の背板にはコンセントや電話線取り出し口をつけたので、電話やfax、パソコンなどもラクに設置できるようになりました。