《2》0.8ｍ×1.6ｍで介助し易い洗い場【浴室 CASE4】

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2024.10.11

今回も独断と偏見で旧暦のお話から入らせていただきます。

寒露　初候鴻雁来(こうがんきた）る

１９６４（昭和39）年１０月１０日、東京オリンピック（第18回夏季オリンピック）の開会式が行われました。

それまで８月を中心に開催するこの多かったオリンピックを１０月に開いたのは、真夏の東京の気温や湿度を考慮してのこと。

さらに閉会式は、秋雨前線が停滞する心配がなく、晴れる確率の高い日として１０日を選んだというのが定説です。

実際の開会式も、抜けるような青空のもとで行われました。

この日を記念して１９６６（昭和41）年に制定したのが、「体育の日」です。

国民の祝日に関する法律が「スポーツにしたしみ、健康な心身をつちかう」日と定めています。

２０００（平成12）年からは祝日法の改正により１０月の第２月曜日となりました。運動会や体育祭など、スポーツに関わるさまざまな行事を行い、日本中が賑わいます。

こうして50年以上にわたり親しんできた「体育の日」とも、もうすぐお別れです。２０２０年から、その名前は「スポーツの日」となります。

日付が１０月の第２月曜日であることに変わりはないものの、２０２０年だけは７月２４日。５６年ぶりの開催となる東京オリンピックに合わせた設置です。

実は「スポーツの日」の名称は新たにつくられたものではありません。１９６１（昭和36）?１９６５（昭和40）年まで１０月の第一土曜日があてられており、「体育の日」の創設とともにその名前が消えたのです。

「スポーツの日」から「体育の日」へ、そして再び「スポーツの日」へ。暦は時代に合わせて変わっていきますが、その瞬間に立ち会える貴重な経験として、この１日を覚えておきたいものです。

一流アスリートと触れ合えるスポーツイベントをはじめ、「出雲全日本大学選抜駅伝競走」などの競技大会も開かれます。

日本初の運動会は１８７４（明治７）年、海軍兵学校で行った「競闘遊戯」とされています。「運動会」という言葉は１８８３（明治16）年に東京大学で用いたのがはじまりです。

１０月１０日（＝1010）が「せんとう」と読めることから。スポーツのあとは、銭湯の大きなお風呂で汗を流すのもいいですね。

　https://heiwadai.jp/koureisyatouhairyo/　

というタイトルでお伝えしました。(前回記事を、お読みになりたい方は、リンクを張っておきましたので、青字の前回タイトルをタップしてください。直接飛びます。）

今回は 《2》0.8ｍ×1.6ｍで介助し易い洗い場【浴室 CASE4】をお伝えさせて頂きます。

それでは、よろしいでしょうか？

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介助の程度により、要求される機能やスペースは大きく異なります。自立はしていても歩行が困難なため(身体や精神に負担があるため）、入浴用椅子とうを使用する方に対して、浴室を使用し易いように計画することをお奨めします。

◎出入り口横に浴槽があると、方向転換せずに洗い場に直行できます。(ただし、鏡の形状、カウンター等で不可能な場合も多々ありますので確認必要です）
◎内開き扉は開閉スペースが極端に大きくなるため、中で人が倒れたときや、入浴用の椅子を使用した際など開閉しづらいデメリットがあります。
◎引き戸は省スペースで、扉開閉時に身体を移動させる必要がない高齢者向きの使用ですが、洗面室側への引き込みとなるため、洗面室の備品やスイッチ等の設置場所に注意が必要となります。２～３枚引き戸は、最も有効幅員が広く確保可能です
◎折れ戸は浴室では最も標準的な仕様です。コンパクトなサイズもありますが、等級３の有効幅である(あ600ｍｍ以上）を確保可能な折れ戸を選択することをお奨めします。

◎浴槽後方に400ｍｍ程度のスペースがあると、後方から入浴時の介助がし易くなりますが、システム(ユニット）バスの場合はスペース確保が困難なので、そのような場合は、移乗台などの介護用機材などを活用することをお奨めします。
◎洗い場の広さが、幅0.8～1.2ｍ以上、奥行き1.6ｍ以上あると入浴用の椅子が使えて、横や後ろに回り込んで解除し易くなります。一般的には1616サイズのシステムバスの洗い場は0.8ｍ×1.6ｍ、1620は1.2ｍ×1.6ｍ、1818は1.0ｍ×1.8ｍとなっています。1616の場合は後ろから、1620と1818は横からの介助もし易いサイズのシステムバスといえます。

出入口と洗い場の位置関係