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[3]幼児侵入防止柵の高さの基準500mm[キッチン⑥]
今回も独断と偏見で旧暦のお話から入らせていただきます。
冬至 初候 乃東生ず(なつかれくさしょうず)
冬将軍の出身はどこ?
冬将軍はどこ藩出身の方でしょうか??
「冬将軍」はシベリア気団。もしくはシベリア気団がもたらす厳しい寒さを意味するんですね。そのいかにも強そうな響きには、相当な冷え込みと雪を覚悟させる説得力がありますよね。
私は以前てっきり日本の将軍かと思っていたのですが、じつはロシアの将軍だそうです。1812(文化9)年、フランス皇帝・ナポレオンがモスクワに遠征するも、その寒さと雪に撤退した史実をイギリスの新聞記者が「霜将軍(GeneralFrost)に敗れる」と表現して誕生しました。「霜将軍」が日本で「冬将軍」となった経緯は定かではありませんが、冬の気象用語として親しまれています。
【シベリア気団】
冬にシベリアに発生する大陸性寒帯気団のこと。日本付近までやってきた場合、日本海上で熱と水蒸気を受け、日本海側に多くの雪をもたらします。
【東京タワー完工の日】
1958(昭和33)年の今日、総合電波塔として建設された東京タワーが完成しました。現在はその役割を東京スカイツリーに譲ったものの、東京のシンボルとして多くの人に愛されています。
ー12月の誕生星座ー
【やぎ座】
やぎ座は、12月22日から1月19日の間に誕生日を迎える人の誕生星座です。
【やぎ座の姿】
ギリシャ神話に登場する牧神バーンは、怪獣から逃げる
ために魚に姿を変えようとしましたが
慌てて上半身は山羊、下半身のみ魚になってしまいました。
これを夜空に星として留めた姿がやぎ座です。
星占いでは、この星座の性格は責任感に強く野心家であると言われています。
その反面、変化を好まず方向転換が苦手なところもあるようです。
〈3〉幼児侵入防止柵の高さの基準500mm[キッチン⑥]
前回は 【並べて使う家電収納幅は1.5m以上‐Ⅱ[キッチン⑤]】
https://heiwadai.jp/kaunnta-syuunou/
というタイトルでお伝えしました。(前回記事を、お読みになりたい方は、リンクを張っておきましたので、青字の前回タイトルをタップしてください。直接飛びます。)
今回はキッチンシリーズの6回目 【〈3〉幼児侵入防止柵の高さの基準500mm[キッチン⑥]】をお伝えさせて頂きます。
まずは前回のお浚(さら)いから。
それでは、よろしいでしょうか?
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【6】[床下収納]
(◎)床下収納庫(点検口)をキッチンに設置する場合は、蓋ががたつくなどするので、シンク前など滞在時間が長い場所を極力避けて配置されることをお奨めします。
床下収納庫は収納力はありますが、特にお年寄りなどには出し入れの姿勢が厳しくて使用しづらいデメリットがあります。また蓋の閉め忘れで、落下による大怪我に至る危険もあります。大きさは(r600mm角で深さは400mm程度です。
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【家電収納棚・カウンター収納】
※イラスト①、②
家電品は家電収納、家電収納棚、又はカウンター収納の上に並べて利用します。カウンター収納は開放感はあるが、物が散らかり易く、収納量が少ないデメリットがあります。
【食品庫、床下収納庫設置例】
※イラスト③
ビールや米など重くて嵩張(かさば)る物の収納用にパントリー(食品庫)があると大変便利です。床下収納この位置も配慮されていて危険が少なく便利です。
※イラスト④
奥行が浅いパントリーは調味料など小さくて軽いものの収納にはよいが、床下収納庫がシンク前にあるのは危険で床鳴りなどの原因となり不快になり易い。
↑↑↑ 前回お浚いここまで ↓↓↓今回ここから
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コンロ火災や、水・油・段差などが原因の転倒、幼児や高齢者の刃物での怪我など、キッチンは多くの家庭内事故が発生している場所です。家族が安全かつ快適にキッチンを使用するための工夫や仕様を考えてみましょう。
【1】[内装仕上げ材]
(◎)床材の選定については「手摺(す)りの設置寸法と手洗い器の設置【トイレCASE 4】 https://heiwadai.jp/kitchenplan-3/ ③を参照してください。(リンクを張ってあるので青字のタイトルをタップすれば参照ブログに飛びます。
床汚れ防止のために敷くキッチンマットも、躓(つまず)きの大きな原因となります。
(◎)ガスコンロを使用するキッチンは、国交省告示第225号で内装の使用制限が設けられています。制限の範囲は特定不燃材等で仕上げる必用があります。
【2】[侵入防止策は高さ500mm程度]
r◎ 幼児の侵入防止柵として、高さ(r500mm程度)の侵入防止柵が有効なため設置することをお奨めします。プランによっては設置が困難で、高齢者にはかえって危険個所となるので十分な注意が必要となります。
【3】[段差、機能面の配慮]
(◎)キッチンに土間付きの勝手口(r0.75m×0.5m)を設ける場合は、段差での危険防止のために、調理動線を外した位置にする必要があります。勝手口ドアの意匠はどうしても見栄えしない場合が多いので、リビングから見え難い場所に配置することをお奨めします。キッチンの奥に食品庫と勝手口を配置する場合は、間口は(r4.5m以上)必要となりますのでご確認ください。
(◎)IHヒーターはガスコンロに比べて、炎が出ないことで衣類へ引火の恐れがない分、万全とまではいきませんが、住宅火災防止の視点からは有効な設備といえます。
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【ガスコンロ仕様室における内装制限】
天井高2.4m、コンロから天井まで1.55mの場合の内装制限の範囲
※イラスト①、②
コンロ中心からAは半径(r250m)、Bは半径(r500mm)、Cは天井面の半径(r1600mm)。A~Cそれぞれの範囲で内装仕様が制限されています。特定不燃材等で仕上げる必要があります。詳しくは国交省告示第225号を参照して下さい。
【土間付き勝手口侵入防止柵の配置例】
※イラスト①△
リビングから勝手口が見え難い位置にあるのはよいが、調理中に誤って踏み外す危険性があります。
※イラスト②〇
調理動線外に土間付き勝手口を設けると安全に利用することができます。ただし、間口が4.5m以上必要になります。







