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【床暖房をホットカーペットに変えるのは愚の骨頂!?】〈エネルギーの正体⑥〉

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今回も独断と偏見で旧暦のお話から入らせていただきます。

大寒 次候 水沢腹く堅し(みずさわあつくかたし)

福寿草(ふくじゅそう)

福寿草(ふくじゅそう)の花の蕾が咲いています。蕾は咲いているとは言わないかもしれませんが…

旧暦の正月ごろに咲くことから、おめでたい花という意味で、福寿草という名前がついたといいます。

ぷっくりと丸みを帯びた蕾が開くと、何枚もの花びらがふくよかに広がる花。朝に咲き、夕方に閉じます。

黄色の花が印象的ですが、白や赤、紅など、花の色はさまざまです。

鉢植えのなかで土から短い茎が伸びて、その先についた蕾がひらくのを、今日かな明日かなと待ちわびるのも、この花を愛でる楽しみです。

【床暖房をホットカーペットに変えるのは愚の骨頂!?】〈エネルギーの正体⑥〉

【節電にならないエアコンの除湿!】

 

それほど室温が高くないときは、または湿度が高くて寝苦しいときなどは、冷房にするともったいないと思い、除湿モードにセットするかたは少なくないと思います。

ところが、どっこいこの除湿機能を使うのはまったく省エネにはなっていません。かえって電力を多く使っているのです。

除湿の仕組みを簡単に説明させていただくと、空気を一旦冷やし、空気中の水分を結露させます。そして、その結露させた水分を絞り取ってから、さらにヒーターで室温と同じ温度まで温めます。

そして、冷やしたり、温め直したりした空気を吹き出します。ようするに、冷やしてから温めるという、なんとムダな作業を行っているのです。

ですから、室内の空気を冷やして水分を絞り取ったあとは、温めずにそのまま室内に送り出したほうが断然省エネになるのです。ですが、除湿機能を使うと電気代が倍以上かかることをひと言もCMなどでは言いません。

そりゃそうですよね。そんなこと言ったらだれも除湿機能をありがたいと思わず、機器がうれなくなってしまいますからね。しかも現在のヒートポンプ式のエアコンはフルパワーで運転したときに最も高効率で運転します。

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①冷やしたり温めたりと愚の骨頂の除湿モードよりも、馬力の小さめのヒートポンプエアコンのほうが、はるかに省エネなのです。
どうも、メーカーさんのCMにごまかされ続けてきたみたいです。
これからは、あまり鵜呑みにしないと意識してみたほうがいいみたいですね。

床暖房とホットカーペット

比較にならない…床暖房とホットカーペット

②暑いのに再度空気を温めるという愚の骨頂のようなことが恥ずかしげもなく行われているのです。

【※】ちなみに1ヶ月間、1家族4台のエアコンを1日8時間稼働したときの電気料金を比較すると、低馬力のエアコン冷房のほうが、除湿モードより、およそ2,000円以上安くなります。冷房の必要な時期は意外に短く3ヶ月~4ヶ月ほどです。金額にして6千円~8千円となります。これを高いとみるか、安いとみるかはあなたさま次第です。

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湿気はいやだけど、寒くなり過ぎるの嫌だというかたも少なくないと思います。そのような場合は、カタログに6畳用とか、10畳用とかの目安が書いてあると思いますが、その表示よりひと回りか、ふた回り小さめのエアコンにすればいいのです。

そんなことしたら、夏の暑いときや冬の寒いときに効かなかったら大変じゃないかと思われるかもしれませんが、決してそんなことはないのです。

エアコンはフルパワーにしたときに抜群の力を発揮します。そしてできるだけ消したり付けたりをしないほうが実際には省エネになります。

そのご家庭によって、生活パターンは変わってきますが、平日の昼間はほとんど誰もいないというご家庭なら、夕方だいたい最初に誰か帰ってくる時間より1時間ほど前にタイマーをセットしておきます。

そして、その後続々とお帰りになると思いますが。夜寝るときも設定温度を冬なら20℃くらい、夏なら27℃くらいにして、朝まで
運転し続けます。

朝起きる時間くらい前に温度をタイマー調節しておきます。そして、最後に出かける人が切っていくようにするのです。そのような運転をすると、快適な温度でいながら、電気はつけたり消したりするよりも、消費することはないのです。つまりは、省エネになるということなのです。

よほど、すきま風が絶え間なく入る、断熱の悪い家でない限りは…
逆に、断熱のいい家ほど、その効果は高いといえますので、誰かしら家に居て、開けることがほとんどないお宅は、24時間運転しっぱなしが、最高の効率を発揮します。

どうぞ試してみてください。

【床暖房をホットカーペットにする愚の骨頂】

床暖房は理想の暖房システムといわれています。室内の上と下での温度さも少なく、身体にも優しく足元から暖まるのは誰でも心地よいからです。

ところが、省エネの観点からすると、他の暖房よりは大きなエネルギーを使います。

というのは、大嘘です。こちらもメーカーのCMや机上の論理で家の設計図を描いている建築家と呼ばれる人の話を真に受けることだけはしないでくださいね。

ましてや、床暖房と同じような効果が得られるホットカーペットに換えてみてはどうかなどと、いう人はまさに机上の論理で生きている人に違いありません。

おそらく、床暖房を電熱ヒーター式のタイプのものしかご存じないのではないでしょうか?床暖房といったら最低限、温水循環式のものしか相手にしてはいけません。

電熱ヒーター式の床暖房は確かに暖房の中でエネルギーというか電気をもっとも大量に使います。しかもそれほど暖まらず快適とはいいきれないものです。

ところが、電気温水式の床暖房は輻射熱で部屋全体を温めてくれます。床壁天井ぐるりとです。しかもパネル式でない、温水管に繋ぎ目のないヒートポンプ式のものはもっとも省エネだといえるのではないでしょうか。

こちらの遠赤外線ヒートポンプ式床暖房のことは、今までのブログでも述べてきましたので、これくらいにして、おきます。URLを後日添付しておきますので、ご興味のあるかたは、ご覧になってください。

わたしのもっともお奨めするアイテムのひとつでもあります。

最後にホットカーペットがなぜ効率が悪いかをお話しておきます。ホットカーペットの利点は暖房する面積が小さいことです。確かに僅か1.5畳から2畳分を温めるだけですから、電気も少なくて済みます。

ですが、大きくみると小さいということは、そこの部分しか温められないということに他なりません。というのは、さきほどもちょっとだけ触れさせて頂きましたが、熱は高い方から低い方に流れるという絶対的な法則があります。

その小さな部分だけを温めるということは、他の気温の低い部分からどんどん温度が平均化するまで奪われるということなのです。ようするに電気が思っているより消費されてしまうということになります。

しかも部屋全体を暖めるには程遠い暖房器具なので、どうしても他の暖房機器が必要になってしまいます。結局2種類の暖房器具を使うと器具は立ち上がりにもっとも電気などのエネルギーを喰いますので、かえって省エネを阻害することになってしまいます。

ここらへんのことをよくお考えになり、暖房器具を選び、省エネをお考えになられることをお奨めいたします。

除湿機能は得しない

除湿機能は誰も得しない

by株式会社 大東建設 阿部正昭

 

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