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【ガラスプロックを使って北側寝室を快適に】

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今回も独断と偏見で旧暦のお話から入らせていただきます。

霜降(そうこう)末候 【楓蔦黄(もみじつたき)なり】

今日は旧暦とは関係なく、11月5日にちなんだお話をお届けしたいと思います。

世界津波の日の由来「稲むらの火」

世界津波の日の由来は?人々を救った『燃え上がる稲の束』いま学ぶべき170年前の伝承「稲むらの火」

11月5日は世界津波の日です。その由来は、和歌山県広川町という、人口6700人あまりの小さな町に残る伝承にあります。今なお「稲むらの火」として受け継がれる歴史から、学ぶべきことは―。

古田庄右衛門著「安政聞録」

江戸時代の1854年11月5日(※旧暦)。広川町を「安政の大津波」が襲います。被災者の一人である古田庄右衛門が描いたのは、町を襲う津波から、村の人々が燃え上がる稲の束を道しるべに、高台の神社へと逃げる様子です。

町役場前には濱口梧陵像

この道しるべとなった火は、醤油会社の当主だった、濱口梧陵という地元の商人がおこしたものでした。梧陵は、津波の危険が迫る中、村人を高台へと導くために火をつけて回り、多くの命を助けたとされているのです。  津波の後、梧陵は醤油の事業で稼いだ私財を投げ打って、全長およそ600メートルの堤防を築きました。そして、1946年に町を襲った昭和南海地震津波では、この堤防が多くの町民を守ったとされています。

この言い伝えをもとに、2015年、国連は11月5日を「世界津波の日」と制定しました。  広川町では、毎年「稲むらの火祭り」として、町民らが松明を持って高台まで歩くことで当時の様子を再現し、防災意識を高めています。2018年には津波の被害を受けたインドネシアの高校生も参加し、国際交流の場にもなりました。  世界津波の日の由来となった稲むらの火からは、「高台への避難」や「助け合いの精神」など大切な基本を、改めて学ぶことができるのです。

【ガラスプロックを使って北側寝室を快適に】

前回のお話は、「寝室の壁紙は大胆に!そしてトイレは近いほどいい!!」
> https://heiwadai.jp/sinnsitunaitoilet/、についてお伝えさせていただきました。(青字のタイトルをタップするとこのタイトルの記事に飛びます)

今回は、「【ガラスプロックを使って北側寝室を快適に」というお題で、お話をさせていただきたいと思います。それでは、始めさせていただきます。

【北側の寝室でも明るく快適な、ガラスブロック】

マンションの場合、リビングやダイニングを南側に配置することを優先するために、寝室は北側に配置されることが多くなってしまいます。北側の寝室は窓が取れない、もしくは、取れても玄関側(マンションの外廊下側)の窓なので、明るさは殆ど望めず、大抵はそういうものだと諦めてしまう人が少なくないようです。

ですが、そんなときに採り入れたいのが、ガラスブロックという建材というか、素材です。ガラスなので光は十分に通しますが、ガラスブロックの中で、いったん光が屈折するため、視線はしっかり遮(さえぎ)ることができる優れモノといえます。

窓だけでなく構造体として間仕切り壁や外壁にも使用することができ、湾曲した壁をつくることも可能なのです。また内部は真空なので、断熱効果も発揮してくれますので、夏は西日を遮ったり、冬は北側の冷却を遮断したりと、その点でも逸材といえます。(ただし、目地が経年劣化して、水が染み込んでくるようになりますので、外壁に使用する場合はベランダの内側とかに配置し、目地に防水コーキングを打ち換えられるような配慮が必要となりますので、アシカラズ……)

寝室間仕切りガラスブロック自宅マンションでピアノ教室を開いているKさんは、夫婦お二人の家族の女性(奥さま)ですが、リフォームする際、寝室とリビングの間の壁を、ガラスブロックでつくりました。

リビングから見えるガラスブロックの曲線がとても美しく、内側に寝室があるなんて思えないほどなのです。

寝室の場所は変わっているわけではないのですが、リフォームによって、気持ちのいい朝陽が入ってくるようになりました。東南にあるリビングの窓から差し込む光が、ガラスブロックの壁を通して寝室まで届くのです。

この寝室から、直接トイレに入れるようにしたことも重要な注目点です。元々あったドアに加え、寝室側にも引き戸を付け、2方向の出入口トイレにしました。以前は寝室からリビングに出てキッチンを通って、と大廻りするしかなかったのですが、引き戸を開けるだけで目を瞑(つぶ)っていても行けるようになりました。

Kさんの例は、小家族の暮らしを愉しんだリフォームといえるかもしれませんが、このような少人数の家族の理解がなければ、できない「自己中心的な住まい方」がもっと、もっと増えてくれると面白いのにと、いつも考えているのです。

……………………………。

【before】

 

BEFORE

 

 

リビングと接する壁をガラスブロックにしたKさんご夫婦の寝室。ガラスブロックならではの湾曲した美しい曲線壁をつくることができ、リビングから見たときも内側が寝室だとは気づかないほどです。明かりは十分に採り入れながら、中はまったく見えないというガラスブロックの特性なのです。

 

 

 

 

 

 

 

【after】

AFTER

ガラスブロックは光を通す素材です。リフォーム前は東からの光は寝室に入ってきませんでしたが、壁を大幅にガラスブロックにしたことで、リビングに差し込む朝日が寝室まで届くようになったのです。

また、トイレを2方向出入りにしたために寝室から直接トイレに出入りできるようになり、リビングの一角の目立たないスペースに細長い本棚スペースを設けたりと、夫婦2人暮らしならではの愉しみも盛り込みました。(大変できたご主人で、Kさんが悦ぶなら何でも良いとお任せいただいたおかげで、大変尖がったリフォームの完成に至りました。)

 

by株式会社 大東建設 阿部正昭

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