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【収納家具は引違い戸がお奨め[地震対策]】
今回も独断と偏見で旧暦のお話から入らせていただきます。
芒種 末候 梅子黄なり(うめのみきなり)
ミントとハッカ
マスクの抗菌用に、ハッカ油など精油を使ってます。
頭をスッキリさせたいとき、ペパーミントティーをよく飲みまます。普段は完全にコーヒー党なのですが、気分転換兼ねてです。
そしてそのたびに「いつの間にか大人になったなぁ」と感じています。
幼いころは「ミント」ではなく「ハッカ」の名前が一般的だったというノスタルジーと、苦手だった清涼感に助けられているという嗜好の変化がそうさせているのだと思います。
「ミント(mint)」は英語、「ハッカ(薄荷)」は日本語。どちらもシソ科ハッカ属の多年草を指すそうです。
スーッとするのはこれらに含まれるメントール成分のおかげで、頭痛や疲れ目、ストレス軽減にも絶大な効果を発揮します。生命力が滅法強いため、庭先やプランターで育てるのも是非、是非オススメです。
・今日をたのしむ
【ペパーミントの日】
20(ハッカ)日の語呂合わせと、特産地である北海道北見市の気候がハッカのように爽やかな6月を組み合わせて制定されたそうです。
【ペパーミント水】
(2人前)
①密閉容器に氷水(500?)とペパーミントの葉(3gほど)を入れる。
②①の蓋を閉めて振る。
③ペパーミントの香りが出てきたら完成。お好みでレモンを絞ってもいいですね。
【竹伐り会式(たけきりえしき)】
鞍馬寺(くらまでら)(京都府)で行う「竹伐り会式」は、平安時代に僧侶が法力で大蛇を倒した、という伝説に基づく行事です。
大蛇に見立てた長さ4m以上・太さ10㎝の青竹を、僧兵姿に扮した男性たちが山刀でたたき切り、五穀豊穣を願います。
竹の欠片(かけん)は魔除けになり、参拝者はこぞってこれを持ち帰ります。
・季節を愉しむ
【ハッカの日】
前にもお伝えしましたが、今日はハッカ(ペパーミント)の日です。
ハッカの名産地である北海道北見市によって記念日に制定されました。
[ひんやりミントソーダ]
①グラスに砂糖とよく洗ったミントを入れ、フォークで香りが立つように潰します。
②ライムを搾り入れて氷を入れます。
③炭酸(ソーダ)を注ぎ、軽く混ぜればできあがり。
◇材料:1杯分
ライム‥‥1/4個
ミント‥‥2枝
砂糖‥‥小さじ1
炭酸水(ソーダ水)‥‥適量
【収納家具は引違い戸がお奨め[地震対策]】
前回のお話は、【浴室は土台をチェックし十分に乾燥させる】
についてお伝えさせていただきました。(青字のタイトルをタップするとこのタイトルの記事に飛びます)よかったら読んでみて下さい。
今回は、【収納家具は引違い戸がお奨め[地震対策]】というタイトルで、お話をさせていただきたいと思います。それでは始めさせていただきます。
【地震のことを考えると、収納棚は引違い戸が安全】
収納棚の扉は、どんなものが適しているのでしょうか。地震のことを考えると、収納棚の扉は、やはり引違い戸が安全でもっともお奨めしたい扉です。開き戸だと戸が開いて中のモノが飛び出す危険があります。ただし、最近では耐震ラッチなるものが出回っていますので、造り付けでも、市販されているものでも、これならば危険度は少ないといえます。
Hさんの家のリフォームでは吊り戸棚の戸を吊り方式の「3枚引き戸」にしました。左記のイラストは、吊り戸棚を下から見上げたところです。真ん中の戸は厚みに手を掛ければ動かせるため、手掛けや取っ手の必要がないため、デザイン的にも使い勝手にもすっきりしています。
【地震対策の観点から、収納家具の戸は引き違いがお奨め】
2011年3月11日、いわゆる3.11、東日本大震災が発生しました。東京は交通網が麻痺し、うちの会社の職人さんたちは、現場から帰るのに、8時間も掛かって家に辿り着いたそうです。電車通勤の人は勤務先から3時間かけて歩いて帰ったそうです。
私も帰ってみると、寝室の本棚が倒れ、部屋中に本が散らばっていました。これが本ではなく別の重いモノや固くて鋭利なモノだったらと、背筋が寒くなったものです。
地震で怖いのは、一つに倒れた家具の下敷きになることです。ですから、リフォームの際は造り付け収納にすることをお奨めしています。(;造り付けなら倒れてくる心配がほとんどありませんし、引違い戸にすればより安全;)です。(どうしても開き戸にしかできない場合は耐震ラッチ付きの扉にすることを提案しています)
そのことを改めて実感した出来事がありました。3.11東日本大震災から4カ月ほど過ぎた頃千葉県の松戸で「住まいづくりフェアーマイホーム教室」が催され、私は「水廻り収納術」を担当することになりました。
千葉県、茨木県は東北地方に次いで被災された地域でもありました。「水廻り収納術」に相談にみえた方に、震度6の地震のあとのキッチンの状態を尋ねました。。Aさんは、親から譲り受けた引違いの食器棚を使っていましたが、食器はすべて無事だったそうです。一方Bさんは、左右に開く観音開きの食器棚の扉から食器が飛び出してきて、ほとんど割れてしまった そうです。
「扉に耐震金具さえつけておけば」と、悔しそうに話していました。同じく観音開きの食器棚を使っていたCさんは、;扉に耐震ラッチという金具を取り付けてあったので、食器が飛び出してくることはなかった;そうです。
ところが、地震がおさまってから扉を開けた途端、どさんと飛び出してきたそうです。耐震ラッチは地震発生と同時に施錠し、揺れがおさまると開錠される仕組みです。揺れている間に食器が飛び出すことはないけれど、揺れがおさまっても、地震で扉に寄り掛かってしまった食器を元に戻してくれるわけではありません。
耐震金具を付けたからといって、安心はできないということです。ですが、地震のあとで扉を開く際に細心の注意が必要なことを知っていて、それを実行しさえすれば、やはり強い味方に違いありません。
このお3方の話から、開き戸よりも引違い戸のほうが安全性が高いことが十分に分かりました。BさんとCさんは「今度の新しいキッチンには引違い戸の食器棚を検討します」とおっしゃっていました。
耐震ラッチは東急ハンズやホームセンターなどで販売されています。価格は構造や性能によって異なりますが、高価であれば、耐震性能に優れているとは限りませんので、実際に手に取って見てご自分で納得されたものを購入されることをお奨めします。300円前後からあります。
置き家具の場合は、家具転倒防止世金具をつけるのがお奨めです。代表的なのは、ステンレスアングルというL字型のステンレス製金具ですが、家具を天井や壁に緊結させるもので、デザイン的にもすっきりしています。