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夜間の通風と輻射熱環境に拘る[環境を極める⑥]

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今回も独断と偏見で旧暦のお話から入らせていただきます。

雨水(うすい)次候 【霞始めて靆く(かすみはじめてたなびく)】

北へ帰る

そろそろ、本州各地で冬を過ごしたコハクチョウやオオハクチョウの北帰行(ほっきこう)がはじまります。彼らが目指すのは、はるか彼方の生まれ故郷、ロシア。

北海道に渡り1カ月ほど過ごしたのち、シベリアの大地を目指します。故郷に戻り、恋をし、子育てをし、秋になると再び日本へ。また戻ってくるまで8カ月あまり。無事の旅路を願うばかりです。

・今日をたのしむ

【霞始めて靆く(かすみはじめてたなびく)】

雨水の次候は、大気中に水分やチリが増え、遠くの景色がぼんやりと見える自然現象、霞が主役です。

気象用語としては「霧」ですが、古来日本人は、春は霞、秋は霧、と季節のうつろいに合わせて呼び名を変えてきました。寒さで張りつめていた空気が、ようやくしっとり、やわらかくなるころです。

【ハクチョウ】

日本に飛来する【ハクチョウ】は、二種類いるんですね

シベリアから日本に飛来するハクチョウは、全長140cmほどのオオハクチョウと、ひと回り小さいコハクチョウの2種。湖や池の凍らない越冬地を求めて、3千?4千kmの大移動を行います。

・季節をたのしむ
【ニシン】

北帰行ののハクチョウたちと交差するように、北海道沖にはニシンが春を連れ、群れをなしてやってきます。

ニシンの別名は「春告魚(はるつげうお)」。塩焼きはもちろん、干物や身欠きニシンも人気です。群れのメスが産卵し、オスが放精することで海が乳白色に染まる現象は「群来(くき)」と呼ぶそうです。

春を告げる鳥「春告鳥」はウグイス、「春告草」は梅の花、そして「春告魚」はニシン…こんなにも昔から人は春を待ち侘びて、来春の兆しを期待できる、自然に照らし合わせてきたのですね。

ー旬の魚介ー
【はまぐり】

はまぐりが旬(しゅん)を迎えました。四月から産卵期に入るはまぐりは
、身がぷりぷりと太り今が旬です。

【はまぐりのみわけかた】

2月から3月にかけて旬を迎えるはまぐり。新鮮なものは
殻にツヤがあり、しっかりと口を閉じているのが特徴です。
また、大きさは中くらいのものを選ぶことをお奨めします。

【夜間の通風と輻射熱環境に拘る[環境を極める⑥]

 

前回は【蓄熱暖房と防腐防蟻処理をしないことに拘る[環境を極める⑤]】

 https://heiwadai.jp/tikunetudannbou/ 

というタイトルの内容でお伝えしました。

今回は環境シリーズの6話目【夜間の通風と輻射熱環境に拘る[環境を極める⑥]】をお伝えしたいと思います。(前回のタイトルにリンクが張ってあります。記事に飛びますので、よかったら青字をタップしてみて下さい。

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【夜間の通風に拘(こだわ)る】

真夏でも夜間、特に夜明け前の気温は意外と低く、都市部でも26~27℃まで下がります。この冷気を使わない手はありませんが、そのためには、窓を開け放していても安心な工夫が必要不可欠です。

それは「細長い窓にして人が入れないサイズにする」「テラス戸には格子戸を設置する」の2点になります。

夏でも快適な室内環境をとつくるには、室内の空気だけを冷やすのではなく、床・壁・天井・家具など家中のものすべてを冷やす必要があります。夜明け前の冷気で室内を冷やしておけば快適な朝を迎えられます。

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【夜明け前の低い気温を最大限利用して快適な朝をお奨めします】

※イラスト

①日差しの強い日中には、ルーバー形式の雨戸によって日差しをコントロールします。

②窓を開け、ルーバー形式の雨戸で夜間の通風を確保します。施錠できる雨戸なので安心です。

③夜間、冷たい外気を室内に取り入れ、床や壁、家具などを冷やします。

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【快適な輻射(ふくしゃ)熱環境に拘(こだわ)る!】

室内の快適さは、室温のみでなく床・壁・天井の表面温度に左右されます。冬季の場合、室温は低目でも、そこから放射される輻射(=放射)熱が身体を芯まで温めてくれます。(※)

図は深夜電力利用の蓄熱式暖房機を採用した家です。(現在では深夜電力の利点はほとんどなくなっていますので、深夜電力の意味はないといっていいかもしれません)1階に下りてくる比較的低温の空気を常時緩やかに温め上昇させて、住宅全体に暖気の循環を生み出します。

下の図は、延べ床面積61坪の住宅の主要な空間の床・壁・天井の表面温度を厳冬期2月初旬の午前中、ほぼ19℃強におさめた例です。

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【床・壁・天井の表面温度を均等に上げる輻射(放射)熱】

蓄熱式暖房機が1台で大型住宅の床・壁・天井の表面温度を19℃に保った例。

←Ⅰ輻射熱(太陽光・蓄熱式暖房機)

←Ⅱ暖気の循環

※イラスト②

①暖気が循環すると、天井や壁・床などの表面温度が適度に保たれます。

②深夜電力利用(当時、現在ではほとんど深夜電力の利点なし)蓄熱式暖房機。
 現在ではヒートポンプ温水式床暖房の利点大、蓄熱体は床コンクリートが効率大なので お奨めです。

by株式会社 大東建設 阿部正昭

 

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