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隠れ家の空間のつくり方【たまり②】
今回も独断と偏見で旧暦のお話から入らせていただきます。
植物園へ行こう!
・今日をたのしむ
【山野草】
・季節をたのしむ
【キウイ】
隠れ家の空間のつくり方【たまり②】https://heiwadai.jp/picturewindows
前回は、ホッとする『たまり』がある家【たまり①】
https://heiwadai.jp/picturewindows/『たまり』の1回目(初回)のお話でした。
今回は、隠れ家の空間のつくり方『たまり』の2回目となります。
それでは、よろしいでしょうか?!
【ホッとする空間『隠れ家』】
「凹ませ型」は強い安心感
隠れ家式のたまりは、メインの動線から少し外した位置に設けるのが定石といえます。その上で、ひと部屋丸ごと押し出すようにつくる「凹ませ型」の「たまり」は、「背中が守られる安心感」が大変強いので、いつまでも籠(こも)っていたくなる「たまり」です。
読書や昼寝にこれ以上ないくらい最適な空間といえます。いうなればレストランのボックス席のようなものです。
【境界をはっきり示す「ブース型」】
たまりを囲む壁の存在感を、凹ませ型よりさらに強めるとしたら「ブース型」です。境界がはっきり示されますので、個室のように集中できる環境になります。ここでのポイントは部屋同士で大きな窓を設けたり、間仕切りを低めにしたりして、完全に閉じない状態をつくるのが秘訣といえます。
【多種多様な止まり木タイプ】
【大きなテーブル】
止まり木式たまりは、間取り上の工夫を必要としないものもたくさんあります。たとえば大きなテーブルがリビングにドーンと適切な位置に配置するだけで、たまりとして十分機能し始めます。サバンナで鳥や動物たちが水場に集まってくるような感じです。
【窓辺の段差は「室内の縁側」】
窓辺には人を引き寄せる魅惑的な空気感が漂っている空間といえます。ただし、その窓が壁一面の「掃出(はきだ)し窓」では物理的に寄りかかれません。ではどうすれば「たまり」として使えるでしょうか?
窓に接する床を人が座れる高さ(36cm~43cmくらい)まで持ち上げてみればいいのです。すると、窓辺が正に「室内の縁側」になり、魅惑的な空気感が漂(ただよ)いだします。いつまでも寛(くつろ)いでいたくなる場所へと早変わりします。
【「階段屋根」の下を腰掛け空間に】
たまりの上に「屋根」があると、空間の存在感が強調され、ついこもりたくなります。階段は下から見上げれば立派な「屋根」。収納やトイレに活用される階段下を、敢えて、たまりとしてムダを残しておくのも悪くないものです。
※※【心と身体には確かな拠り所が必要です】