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【600万円の工事を400万円であげるために②】(400万円でどこまで可能か⑥)

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今回も独断と偏見で旧暦のお話から入らせていただきます。

立夏 末候 竹笋生ず(たけのこしょうず)

お神輿(おみこし)

威勢のよいかけ声とともにお神輿が担がれる様子は、見ているだけでたのしいものです。地域性でしょうか、東京はお神輿の渡御(とぎょ)するお祭りが多くあり、今の時季は浅草神社の三社祭(さんじゃまつり)や神田明神の神田祭(かんだまつり)が行われます。

 神社のお祭りで登場するお神輿は、神様の乗り物だそうです。普段は神社にいる神さまが乗り込み、氏子地域を巡ることで災いや厄を祓(はら)い清めます。揺さぶったり、大声をかけたりしても平気なの?という心配はご無用。お神輿を激しく揺らし、盛り立てることで、神様はパワーアップすると考えられています。今年に関してはコロナ騒ぎで大声出して戯れるのは難しいかもしれません。

 でも、三社祭の参加者は自粛になったりしたら、世界からみると極端に穏やかな日本でも暴動が起こるかもしれません。それくらい三社祭ファンは、命がけで取り組んでいるんです。

・今日をたのしむ
【三社祭】

浅草神社の三社祭は、5月17日~18日に近い金曜日に開催されます。初日は五穀豊穣を願う舞を奉納し、2日目は100機近い町神輿や子供神輿が練り歩きます。最終日には3基の本社神輿が各町会を渡御します。150万人の見物客が訪れる、下町の一大祭です。

【神田祭】

多くのお神輿が渡御する神田祭は隔年斎行(さいこう)(西暦の奇数年・5月15日に近い上日を中心とする6日間)、神田明神の氏子地域となる秋葉原や大手町、日本橋といった大都会をお神輿が巡幸します。最終日のハイライトは「宮入」。約100基の町神輿と担ぎ手が境内に練り込み、あたりは熱気に包まれます。

・季節をたのしむ
【アスパラガス】

露地(ろじ)物のアスパラガスは今が旬。豊富に含まれるアスパラギン酸は即効性のエネルギー源で、疲労回復を促してくれるうれしい効果があります。保存する際は、穂先が上を向くよう立てて冷蔵庫に入れると長持ちします。

【600万円の工事を400万円であげるために②】(400万円でどこまで可能か⑥)

前回ブログ→ 【600万円の工事を400万円であげるには】(400万円でどこまで可能か⑤)

【リフォームはどこに頼むのが得か】(400万円でどこまで可能か④)

のお話をお伝えしました。(青字のタイトルタップするだけで前回記事に飛びます。なので、よかったらお読みください。

今回は【600万円の工事を400万円であげるために②】(400万円でどこまで可能か⑥)76(1)‐78(9))という内容でお伝えしたいと思います。

【できるだけ細かく確認することをお奨めします】

さて、400万円を死守しながら、よりよいリフォームを完遂するために重要なことは「見積もり」です。見積もりの段階で、リフォームするところをきちんと決めておかなければなりません。

「でも、見積もりなんかもらったって分からないじゃない。下地がどうだとか、大工工事一式だとか、左官工事がいくらだとか、坪単価が何万だとか…。どこを見て、どう交渉すればいいのか?教えてほしいよ」

たしかに、日本の建築工事関係の分かり難さは世界一?!。原因は、「目で見ても分からない」ことだと思います。設計士や建築家、引いては大工を含めた工務店ですら、完全には分かっていないくらいなのです。

本来、「見積もり」とは、「目で見て、積もる」ものなのです。その家の真ん中に立って、周囲を見回しながら、「この壁を塗り直すにはいくら」「あの窓を取り換えるのはいくら」というように、少しずつ見積もっていくのが、ほんとうなのです。

こうであれば、ご主人や、奥さまにも分かり易いことだと思います。「それでは、今回は壁だけにして、窓は費用が思ったより掛かり過ぎるのでやめておきましょう。」というような判断もできます。

ところが実際には「見ないで、見積もる」見積もりばかりです。リビングからは玄関やキッチンの奥まで見えるはずはないのに、リビングと玄関、キッチンの床までひっくるめて「床工事一式」になってしまいます。

ちょっとはいい材料を使いたいリビングの床さえも、ここは安く上げたい納戸の床も一緒くたです。これでは素人の方には分かるはずがありません。

大工さんのほうだってズルをして、ごまかしているわけではないのです。「坪単価」などという曖昧(あいまい)な見積もりを出した結果、かえって施工業者のほうが損をすることも、少なくありません。

どちらも損をしないためには、見積もりをできるだけ細かく、場所や部屋ごとに出してもらうとよいでしょう。床の見積もりなら、リビングルーム30平方メートル、キッチン20平方メートル、クローゼット6平方メートルというように細かく分けてもらうのです。

さらに、できれば図面上で色分けしてもらうと分かり易いと思います。そうすれば床全体の予算がオーバーしても「クローゼットの床は安いものにして」というように、素人でも具体的な調整案を出すことができます。

窓や壁のコストも、やはりスペースごと、部屋ごとに見積もってもらいます。なおさらに、部屋ごとに合計して、「子ども部屋全体でいくら」「玄関全体でいくら」という具合に確認しておくとよいでしょう。

というのは、以上建築家などと呼ばれている方々の意見です。見積もりの大変さを知らない方々はこのようなことを言っているのをよく耳にします。はっきりいって見積もりをいくらしても仕事に繋がらなければ大工さも工務店も何にもならないわけですから、できるだけ見積もりに手間暇を掛けたくないというか、掛けられないのです。

ですから、曖昧な見積もりになってしまうのが現状です。ですから、このような出し方を要求すれば、間違いなく損をしてまでリフォームを取りたい人はいないので、手間暇をどれだけ掛けないか、しっかり大目に見て受注したら御の字ということになるわけです。

ではどうしたらよいか、見積もりに費用を掛ければいいのです。例えば400万円の工事で見積もりに掛かる費用は、おおよそ30万円くらいです。その費用を最初から出して、工事が決まったら、工事費用に含めてもらい、残念ながら決まらなかった場合は、その30万円は業者に払うということにすれば、お互いにとってリスクがなくなります。

ちゃんとした、分かり易い見積もりを出してもらえるということです。見積金額の裏には設計士にしろ、リフォーム会社にしろ、工務店にしろ、ドロドロしたものが蠢いています。いかにリスクを軽減して儲けるかということです。

なので、儲けさせてしっかりしたものをつくってもらうという考え方をすれば、いい建物をつくることは可能だと思っています。簡単ではありませんけどね、

建築工事の代金については、「とりあえず、大工が出してきた見積もりは二割切れ」などと乱暴なことをいう人もいます。ですが、私は反対です。絶対にそのよな考えではいい仕事はできません。いいリフォームをしたければ、やみくもに値切って、一方的に大工さんを泣かせるようなことをするのは理不尽だと思います。

それどころか、彼らは、商売人です。一方的に泣くだけなんてことにはなりません。駆け引きに夢中になったあまり、値引きだけが目的になると、材料や工事の質がいちじるしく落とされたり、手抜き工事の原因となってしまいます。

やはり双方が納得しながら、リーズナブルに交渉を進めなければなりません。そのための材料として細かい具体的な数字が必要なのです。そのためには、見積もりにも費用が掛かるということを理解しなければならないと思います。

新築や増築工事の場合は、日本独特の見積価格として「坪単価」があります。トイレや浴室などの水廻りや設備の込み入ったキッチンと、ただの箱のような大部屋を同じ値段で考えるのは、あまりにも曖昧であり、乱暴名ように思えます。

ですが、新築の場合は、材料や故事費を細かく清算して坪当たりの平均を出してみると、大抵、不思議なことに最初の「坪単価」と同じくらいに落ち着くものなのです。ただし、逆にリフォームは違います。坪単価が50万円だとか60万円ト言われたら、床、壁、窓、天井などに分けて、詳しく見積もってもらうことをお奨めします。当然、見積もり費用を払うことを先に提示して交渉することをお忘れなく。

各種リフォーム金額

①子ども部屋① ②寝室 ③玄関
◎内装 ◎内装 ◎内装
床ーカーペット 床ーカーペット 床ーカーペット
壁・天井ークロス 壁・天井ークロス 壁・天井ークロス
◎吊り戸棚    
◎建具 建具 ◎補修
40万円 55万円 48万円
④浴室 ⑤洗面所 ⑥トイレ
◎内装 ◎内装 ◎内装(洗面所と同等)
◎床・天井ータイル 床ー長尺床材  
◎浴槽 壁ービニールクロス  
  天井ーヒノキの板張り  
  ◎洗面化粧台  
80万円 80万円 55万円
⑦子ども部屋②③ ⑧リビングダイニング ⑨キッチン(キッチンセット除く)
◎内装 ◎内装 ◎内装
床ーパーケットフローリング 床ー長尺床材 床ー長尺床材
壁・天井ークロス 壁ービニールクロス 壁ービニールクロス/一部タイル
  天井ークロス 天井ークロス
    ◎給排水
67万円 95万円 67万円

 

by株式会社 大東建設 阿部正昭

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