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[身体尺(身体を使ったものさし)①「指と寸」[身体尺①]】

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今回も独断と偏見で旧暦のお話から入らせていただきます。

大寒 初候 款冬華さく(ふきのとうはなさく)

「大寒(だいかん)」初日でーす。

寒さも底の底、一年でももっとも冷え込む時季となる大寒を迎えました。立春から始まる二十四節気の、最後の節気でもあります。
 厳しい天候に春が待ち遠しくなりますが、凍てつく寒さがもたらす恵みもあります。この時季に汲まれる水である「寒の水(かんのみず)」です。

一年でもっとも冷たく、澄み切った寒の水は、清らかな水が必要な日本酒や味噌、醤油の仕込みに欠かせません。日本全国の酒蔵や醤油工場、味噌工場では、寒仕込みの真っ最中。

日本酒は春先に、味噌や醤油は秋過ぎに仕上がります。

そうなんです。寒いのは誰しも嫌なことですが、寒くないと困ってしまうこともあるんですね。世の中、必要必然で成り立っているんですよね。すべてのことは逃げずに、受け入れていかなければですね。

【款冬華さく(ふきのとうはなさく)】

大寒の初候は、雪の下から顔を出すフキノトウが主役です。キク科のフキノトウは、なんといっても、ほろ苦さと香りが身上なんです。

葉が開く前に天ぷらやおひたしにしていただきます。高血圧の予防に効果があるカリウムやリンが豊富に含まれていますし、女性にうれしい食物繊維もたっぷりの春の使者なのです。

【二十日正月(はつかしょうがつ)】

今日は
【二十日正月(はつかしょうがつ)】といって、お正月の祝い納めです。片づけ忘れているお正月飾りやお供え物などがあるならば、きちんと処分しなければなりませんね。

【スケール感[建築]】

建築を学んでいる若い人たちは、大小、木造、鉄骨造、鉄筋コンクリート造建物に拘わらず、いつかは自分で建物を設計したいと思っているに違いありません。住宅でも大きな美術館でも、基本的には『人間を入って何かしらをする器』ですから、私たちの身体を基本に設計しなければなりません。部屋が平均的な人のサイズよりひとまわり以上大きくなかったり、狭すぎたりでは通ることもできないし使うこともできません。

逆にむやみに広過ぎても、イニシャルコストもランニングコストも環境的にも無駄になってしまうことは少なくないでしょう。

私たちの身体にあったスペース、すなわち身体尺(‐ヒューマンスケール)といわれる空間は機能的で居心地のいい空間を指します。言い方を変えれば、適切なスケールや寸法を正しく理解していなければ、身体尺の建築を設計をすることは不可能です。

そこで空間やモノの大きさを観念的に覚えるよりも、自分自身の身体を「ものさし」にして、空間や身近なモノの大きさを考えることによって、建築の設計に不可欠なスケール感を養っていただきたいとお伝えすることにしました。

[身体尺(身体を使ったものさし)①「指と寸」[身体尺①]】

今回は「身体尺(身体を使ったものさし)①「指と寸」[身体尺①]】についてお伝えしたいと思います。前回は「エコとエゴは全く違うものですhttps://heiwadai.jp/kanbannonaimati/でした。(お読みになりたい方は前回タイトル(青字)にリンクを張っておきますので、タップしてお読み下さい。)

 

【指と寸】

人間は四足歩行から二足歩行となり両手が今までとは比較にならないほど自由に使えるようになりました。原始時代では狩猟のために弓矢や槍などの道具を扱うようになり、物をつくるように進化していきました。

人間の身体は「ものさし」と言われるほど、身近なものの長さや距離を測る測定道具の代りとして、手や足、肘(ひじ)の長さや両手を広げた長さなど身体のあらゆる部分を使って計測するようになっていきました。

身体の中の小さな単位のひとつとして「手の指」があります。親指の幅、もしくは人差し指を鍵状に曲げた第二関節を「寸」という単位で呼ばれています(※この他にも諸説あり)。欧米では「インチ」とよばれる単位です。

「寸」は建築の世界や身近なものでよく使われている単位(柱を「〇寸柱」と呼ぶなど)で、家庭の中では椀の大きさやお餅の大きさの単位にしようされてきました。

お伽(とぎ)話に登場する”一寸法師”の大きさは「一寸」ですが、尺貫法の使用が禁止されメートル法になった現在でも「3センチ法師」とは言われませんね。

【指の身体尺】

※1

※2

一寸=30.3mm≒約3cm

親指の幅を「寸」(欧米はインチ)と呼びます。
人差し指を折り曲げたときの第二関節も「寸」と呼ぶ説も存在するようです。

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【お椀は四寸】

日本は欧米の文化とは異なり、食器を手に持って食べる食事様式(スタイル)です。そのことから日本の食器は、ご飯茶碗から汁椀まで片手で持てるサイズになっているのです。
工業デザイナーの秋岡芳夫氏の『暮らしのためのデザイン』によると、全国の汁椀を集めて測ってみると径4寸程度と寸法が揃っており、それを超える椀は見当たらなかったそうです。

両手の親指と中指で輪っかつくると大きさが約4寸となり、椀の大きさと等しくなるため、人間の手・身体を基準としてつくられてきたのに違いないのかもしれません。

※1
梁の角材

※2
一寸法師

※3
屋根垂木など

※4

蟻(アリ)

※5

四寸角の柱

※6

お椀

by株式会社 大東建設 阿部正昭

heiwadai.jp

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