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屋上緑化とその主木は株立ちに拘る[外廻り④]
今回も独断と偏見で旧暦のお話から入らせていただきます。
夏至(げし)初候 乃東枯る(なつくさかれる)
そうはちぼん
UFO (Unidentified Flying Object)=未確認飛行物体は、アメリカ空軍がつけた名前です。
では日本ではどうかというと、石川県羽咋(はくい)市に怪しい火が夜な夜な飛び、人々はそれを「そうはちぼん」と呼んだという民話が伝わっています。
そうはちぼんとは、仏教の法会(ほうえ)に用いるシンバルのような打楽器のこと。平たい形の光は、たしかにUFOのイメージに重なります。
実はオレも一度だけ、そうはちぼんのようなオレンジの光を見たことがあります。でもそれは、どちからかというと、人魂のようなもので、丸い玉がオレンジの炎に包まれてゆらゆらと飛んでいってしまいました。
今日は「UFOの日」です。空を見上げれば、そうはちぼんが飛んでいるかもしれませんよ。
・今日をたのしむ
【UFOの日】
1947(昭和22)年の今日、アメリカ人の実業家ケネス・アーノルドがきらめく空飛ぶ円盤を目撃したことに由来。UFOの街・羽咋(はくい)市では、企画展や記念イベントを催します。
・季節をたのしむ
【クチナシ】
5?10㎝の真っ白な花からは、濃厚な甘い香り。そのかぐわしさから、ジンチョウゲ、キンモクセイとともに「三大香木」と称されます。
ー夏の遊びー
【金魚すくい】
もうしばらくすると七夕祭りや朝顔市(あさがおいち)が始まります。
今年は縁日で金魚すくいをしてみませんか。
【金魚すくいー4つのコツ】
- まず、すくい枠に対して張られた紙が表に出ているほうを上にして持ちます。
- 紙全体をさっと水に浸して強度を上げます。
- すくいは水面に対して斜めに入れて、水圧による破れを避けます。
- 金魚を持ち上げるときは枠に近い部分を使いましょう。
【屋上緑化と主木は株立ちに拘る[外廻り④]
前回は【新シリーズ【外廻り】緑の「借景」と、どの部屋からも緑が見える家に拘る[外廻り③]】
https://heiwadai.jp/midorinosyakkei/
というタイトルの内容でお伝えしました。
今回は環境シリーズの新シリーズ(外廻り)の第3回目目【屋上緑化と主木は株立ちに拘る[外廻り④]】をお伝えしたいと思います。(前回のタイトルにリンクが張ってあります。記事に飛びますので、よかったら青字をタップしてみて下さい。
【屋上緑化に拘(こだわ)る】
各階に屋上庭園をつくると、庭に面したリビングだけでなく2階の寝室や書斎にいても緑ある風景を愉しむことができます。朝起床して窓を開けると自然に緑が目に入るため、たいへん心地良い朝を迎えられそうです。
緑は風景をつくるだけでなく気候を調節する働きもあります。根から吸い上げた水を葉から蒸散することで周囲の気温を下げ、土は太陽の熱が屋根に直接当たるのを防いでくれます。
また、屋上は日当たりが良く菜園も愉しみやすいのです。屋上緑化は、見て良し、食べて良し、環境に良し、「三方良し」の優れものなのです。
【三方良しの屋上緑化】
土の厚みは中高木の場合400mm。灌木の場合200mm程度を目安にしていきます。自動散水装置など水やりの手間を考えることも必要です。
※イラストⅠ
【3階平面図】
【雑木林のような自然な雰囲気の主木を選定】
- 主木は季節感を愉しめる落葉樹を選定しています。
- 主木ヒメシャラ
- 幹肌に特徴があると葉が落ちた季節の愉しみも増します。
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【主木は株立ちに拘る】
庭の植栽を考えるとき、必ず一本はメインとなる木=「主木」を選びます。その主木は、人の手で造り込まれた形のマツなどを選ぶのではなく、雑木林のように自然な雰囲気のものを選ぶことが現在では多くなってきたように思います。
なかでも、幹が根元から複数に分かれて立ち上がっているものは「株立(かぶだ)ち」と呼ばれ、幹の重なりが自然の趣きを醸し出しています。美しい姿が周囲から庭を眺めるコートハウスにも適しています。株立ちは成長が遅いため、住宅などの植栽としては大木になり難いという大きな利点もあり、都会の住宅事情にも適しているといえます。