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[活用したい優遇制度]あなたの地域の優遇制度の活用(資金計画⑩)
今回も独断と偏見で旧暦のお話から入らせていただきます。
大暑(たいしょ)次候 土潤いて溽し暑し (つちうるおうてむしあつし)」
暑さと災厄を祓う風鈴
夏の盛りになると、知り合いの実家には真鍮製の風鈴が登場します。
なんとも柔らかく、透き通った音色を聞くと、暑さもスッと引いていくから不思議です。
それは誰しも同じようで、風鈴に耳を傾けながら夕涼みをたのしむお祭りは、多くの人で賑わいます。
風鈴のルーツは、仏堂や塔の軒下に吊り下げる鐘型の鈴である「風鐸(ふうたく)」だといわれています。
風鐸は魔を祓う道具で、その音が届く範囲は清浄であるとされました。
室町時代以降には、我が身に訪れる災いをはねのけるため、貴族たちが自宅に風鐸を吊すようになったとか。
江戸時代には「風鈴売り」が出現し、庶民にも夏の風物詩として親しまれるようになりました。
・今日をたのしむ
【風鈴祭り】
川越氷川神社(埼玉県)、西新井大師(東京都)、おふさ観音(奈良県)、如意輪寺(福岡県)など、各地の神社仏閣で風鈴売りを行います。数多(あまた)の風鈴が風にそよぎ、訪れる人々の災厄を祓います。
【パラグライダー記念日】
1989(平成元)年の今日、福岡県北九州市の皿倉山(さらくらやま)を会場に、第1回パラグライダー日本選手権を開催したことを記念して制定。
[活用したい優遇制度]あなたの地域の優遇制度の活用(資金計画⑩)
前回は[工事費以外の費用]リフォーム費用には工事費以外の費用も!(資金計画⑩)
https://heiwadai.jp/koujihiigai/
という内容でお伝えさせていただきました。
今回は[活用したい優遇制度]あなたの地域の優遇制度の活用(資金計画⑩)をお伝えさせていただきます。前回の記事をご覧になりたい方は青字のタイトルにリンクを張っておきましたので、タップしてお読みください。
それでは、よろしいでしょうか?
【よくある補助金の精度】
【介護のための改修】
一定の介護改修には介護保険により、工事費の9割まで補助金が支給される(工事費用の限度20万円、補助金の支給限度18万円)
【耐震診断・耐震補強】
多くの地方自治体で、耐震診断および耐震補強工事に補助金が支給されます。詳しくは各自治体に問い合わせを。(但し、地域によってインチキ行政の補助金は信じられないモノが結構ありますので、ちなみに私の関係では案内をしていません。)
【省エネ設備】
太陽光発電システムや家庭用燃料、ヒートポンプ給湯器などに補助金を支給する地方自治体もあります。こちらも各自治体でそれぞれ違いますので詳しくは問い合わせ下さい。
【税金の優遇制度は、ローンでも現金でも使えます】
リフォームをすると一部の税金が戻ってくる制度や補助金が支払われる精度があります。上手に使うとお得になることもありますので覚えておきたいものです。
補助金が支払われるリフォームの代表的なものは耐震補強工事です。多くの地方自治体が耐震診断および耐震補強に補助金を出す精度を実施しているようです。1981年の新耐震基準以前に建てられた家を対象としており、補助金額などは自治体によってさまざま。
ホームページを見るか直接問い合わせて確認してみることをお奨めします。介護のために行う改修に対しても一定金額まで補助金が出ます。改修の内容が決まっているので、こちらはケアマネージャーに相談します。(ただし、ケアマネさんによっては、建築工事をまったく分からないで相談に乗っている方が少なくありませんので、実際の工事に関しては100%鵜呑みにしないほうがいいかもしれません。 【税金の優遇制度】
[住宅ローン減税]
居住開始年月 | 控除対象となる借入限度額 | 控除率 | 10年間の最大控除額 |
2014年4月~2017年12月 |
4000万円 |
年末ローン残高の1% |
400万円 |
※10年以上のローンを活用してリフォームや住宅購入を行った場合に利用できる。所得税から控除しきれない場合は、住民税からも控除されます(上限13万6500円)。
[ローン型減税(省エネ・バリアフリーリフォームが対象)]
居住開始年月 | 省エネ・バリアフリー工事対象限度額 | 控除率 | 5年間の合計最大控除額 |
2014年4月~2017年12月 |
250万円 |
年末ローン残高の2% |
62万5,000円
|
その他の工事退場限度額 | 控除率 | ||
750万円 | 年末ローン残高の1% |
※5年以上のローンを利用してリフォームをする場合に利用可。
[投資型減税(耐震・省エネ・バリアフリーリフォームが対象)
居住開始年月 | 控除対象工事限度額 | 控除率 | 1年間の最大控除額 |
2014年4月~2017年12月 |
バリアフリー 200万円 耐震 250万円 省エネ 250万円(350万円) |
工事費等の10% |
バリアフリー 20万円 耐震 25万円 省エネ 25万円(35万円) |
※現金またはローンを利用してリフォームをする場合に利用可。省エネの()内の数値は併せて太陽光発電設備を設置する場合。
大規模リフォームや中古住宅を買うときなど、借入額の多いときに非常にお得感があるのが、「住宅ローン減税」です。ローンの年末借入残高の1%が支払った所得税から戻り、戻り切らない分が一定限度まで住民税から戻るというものです。
消費税率のアップにともない、控除の限度額もアップしました。この住宅ローン減税は返済期間10年以上のローンを利用してリフォームをしたときに使える制度です。また一方、5年以上のローンを利用してリフォームをしたときに使えるのがリフォームの「ローン型減税」です。
省エネとバリアフリーリフォームが対象で、これらのリフォーム以外の費用も含めた借入額から5年間で最大62万5000円までもどります。現金でリフォームした場合に使えるのが「投資型減税」(ローン利用でも可)です。上記の限度額を上限として、支払った所得税から戻ります。
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