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【賃貸マンションの間取りを変える(間取りを変えたい⑧)】
今回も独断と偏見で旧暦のお話から入らせていただきます。
小寒 末候 雉始めて?く(きじはじめてなく)
地獄の釜の蓋も開く(じこくのかまのふたもあく)
今日は、地獄の釜の蓋も開く日なんですよ。
「地獄の釜の蓋も開く」は、この世の者もみんな仕事を休もうという意味の言い回しです。
というのも、地獄の鬼や亡者たちは今日がお休み。
一月十六日と七月十六日の「閻魔賽日(えんまさいじつ)」は地獄の蓋が開き、亡者たちも責苦から解放されます。
かつては、奉公人の休暇である「藪入り」も閻魔賽日と重なっていたため、閻魔大王を祀る寺院への閻魔詣でも盛んでした。
各地の閻魔堂では、罪を犯した人間が苦しむさまを描いた地獄絵を掲げ、正しい行いを諭したそうです。
お正月から気が休まらないという方は、「地獄の釜の蓋もあく」のですから、少しのんびりしてみてはいかがでしょうか。
・今日を楽しむ
【初閻魔】
毎月十六日は閻魔大王の縁日。今年最初の縁日を迎えた今日は初閻魔です。
源覚寺(東京都)の閻魔大王は、こんにゃくを供えると身代わりとなって病気を引き受けてくれるご利益がありそうです。
「こんにゃくえんま」の名で親しまれています。ずいぶん柔な感じの閻魔さまですね。
【藪入り】
商家の奉公人やお嫁さんが、休暇をもらって郷里に帰る、もしくは骨休めをする日。主人はこの日のために新しい着物をしつらえてやり、小遣いをあげて日頃の労をねぎらいました。
【念仏の口開け】
新年を連れてくる年神さまは、念仏が嫌いだとされています。
そのため十二月十六日?一月十五日までの間、念仏はタブー。今日は念仏が解禁される「念仏の口開け」。年神さまが身近だった時代を物語る言葉です。
でもなぜ年神さまは念仏が嫌いなのでしょうね??念仏は仏さまのためだからなのでしょうか??神と仏の両方が祀られているのは日本だけだと言いますからね。
さすがに、心の広い年神さまも念仏が好きになれないのは仕方ないですね。かえって年神さまは、人間ぽくって身近というか、可愛いですね。
【囲炉裏(いろり)の日】
1(い)月16(いろ)日、「いい炉」の語呂合わせから。囲炉裏は難しくてもコタツやダイニングテーブルを囲んで団らんを。
ー旬の食べものー
【ホットワイン】
木々の枝からまっすぐにつららが伸びています。
凍える日は、スパイシーなホットワインをつくってみませんか?(私は下戸なのでつくりませんが…)
【今日のレシピ】
- ①オレンジを薄切りにします。
- ②ワイン、水、スパイスを鍋に入れ、沸騰直前まで温めます。
- ③沸騰させるとアルコールが飛ぶので、お好みで飛ばしてください。
(ちなみに、私の場合は下戸なので最後まで飛ばします) - ④砂糖で味を整えて薄切りにしたオレンジを浮かべればでき上り。
◇材料‥2人分
赤ワイン‥350CC
水‥70CC
スパイス
カルダモン ‥小さじ1/4
クローブ ‥1粒
スターアニス ‥1/4
シナモン ‥1本
砂糖‥お好みで
オレンジ‥‥1/4個
【賃貸マンションの間取りを変える(間取りを変えたい⑧)】
前回ブログ→ 広いワンルームに改造する方法(間取りを変えたい⑦)
https://heiwadai.jp/madoriwokaeru/
のお話をお伝えしました。(青字のタイトルタップするだけで前回記事に飛びます。なので、よかったらお読みください。
今回は(間取りを変えたい)の第⑧回 【賃貸マンションの間取りを変える(間取りを変えたい⑧)】というお題でお伝えしたいと思います。
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【賃貸マンションの構造はそのままで間取りを変える】
「マイホームを買うなんて夢のまた夢。せめてリフォームできればいいんだけど……」
アパートや賃貸マンションに住んでいる方は、住まいに不満があったとしてもリフォームするのは不可能だと諦めていませんか。
確かに、構造に手を付けたり、構造でなくても壁を動かしたり、内装を大幅に変えたりする本格的なリフォームは難しいかもしれません。(ごく稀ではありますが、構造をいじらなければ、内装を大幅に変えるようなリフォームが可能なマンションもあります。)
引越しをする際に、元の状態に戻すのも大変なことです。ところが、工夫次第ではかなりの不満を解消することは可能です。
具体的な方法を考える前に、まずは賃貸マンションに対する不満を列挙してみたいと思います。実際にマンションを借りて住んでいる人たちにリフォームしたり理由を聞いてみると、大抵は次のような答えが返ってくるようです。
- 「とにかく部屋が仕切られていて一部屋一部屋が狭い。家具を置いたら、足の踏み場もない」
- 「間取りが悪いから、部屋数はあっても使い難(にく)い」
- 「玄関やリビングルームからキッチンが丸見え」
- 「収納が少ないため、どうしてもモノが氾濫してしまう」
「狭い」というのうは、住まいの絶対的な面積が小さいことです。ところが意外なことに、かなり広いマンションに住んでいる方でも「狭い」と感じていることが少なくありません。おそらく天井が低かったり、家具が多過ぎるなどの心理的な狭さだと思います。
「間取り」については、ほとんど、すべてのマンション居住者が不満を感じているようです。南に面している部屋が、だいたい二部屋に限られるため、そこを子ども部屋と寝室にすると、どうしても奥のリビングルームやキッチンが暗くなってしまうのです。(以前は、子ども部屋や寝室の部屋の優先順位が高かったので、このような使い方をされているお宅が結構少なくなかったのです。)
「キッチン」が丸見えで落ち着かない」とか「収納が少ない」といった声も、ほぼ共通です。設備に関する不満、ことにキッチンに対する不満は少なくないようです。
さて、これらの不満を抱える賃貸マンションを、いったいどうしたらあとで比較的簡単に元に戻せる範囲内で、リフォームすることはできるのでしょうか。
大きく分けてポイントは二つあります。建具と収納家具です。今回はまず、建具に関して考えてみたいと思います。
洋風のマンションの間取りでも、襖や引き戸などの建具は使われています。建具がたくさんあるような古いマンションならば、逆にしめたものです。建具なら簡単に取外しできますから、いくらでも間取りを変えることが可能となります。
そこで、建具を取り去って、小さく仕切られた2LDKを大きなワンルームにリフォームした例をご紹介させていただきます。
※イラスト図面
少しだけ面倒なのは敷居の段差をなくす工事なのですが、低い部分に軽くて断熱効果もあって、その上圧縮力が意外とあるスタイロホームなどのシートを敷いて高さを揃(そろ)え、その上にカーペットを敷けば、簡単にクリア可能となります。
(このようなリフォームの際によく聞かれるのが、フローリングにできないかといわれます。フローリングにするには、下地の水平と強度が強く求められますので、そうでなくても対応力のあるカーペットがベターな選択肢といえます。)
取り敢えずワンルームしてしまえば、そのまま広く使おうが、家具などで仕切ろうが、お好み次第です。この高さを揃える方法というかテクニックは、賃貸マンションのリフォームのポイントとなります。
次回このシリーズで収納家具を使った賃貸マンション対策リフォームのお話をさせていただきたいとおもいます。