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【我が家を手に入れるための3つのポイントⅢ-④[専門知識拝借〈10〉]
今回も独断と偏見で旧暦のお話から入らせていただきます。
芒種 次候 腐草蛍と為る(ふそうほたるとなる)
恋と革命のインドカリーの日
今日は「恋」「革命」「インドカリー」と、なんともスパイシーな言葉が並ぶ日です。
1927(昭和2)年の今日、パンや和洋菓子を販売していた新宿中村屋が喫茶部(レストラン)をオープンし、「純インドカリー」を売り出したことに由来しています。
スパイスをふんだんに用いるインドカリーを伝えたのは、インド出身の革命家、ラス・ビハリ・ボースです。
日本に亡命したボースを中村屋の創業者夫妻が匿(かくま)ったのをきっかけに、彼は夫妻の娘・相馬俊子さんと恋に落ちます。
やがてふたりは結婚、故国の味を紹介したいと考えたボースは、レストランのメニューにインドカリーを加えることを提案し、レシピづくりにも協力しました。
そうして生まれた「純インド式カリー」は評判となり、現在も新宿中村屋の代名詞となっています。
・今日をたのしむ
【恋と革命のインドカリーの日】
ボースが来日した当時、「カレー」といえば細かく刻んだ野菜や肉、小麦粉、カレー粉を用いる欧風カレーが主流でした。
それに対し、ボースのインドカリーは骨つきの鶏肉と多種多様のスパイスが特徴で、「衝撃の味」と報じられました。
【恋人の日】
カトリック教における縁結びの神様・聖アントニオの命日前日を「恋人の日」として祝うブラジルの年中行事に由来。
恋人や夫婦でお互いの写真を贈り合います。
ー旬の日ー
【アンネの日記の日】
1942年の今日の日、あるユダヤ人の少女が13歳の誕生日を迎えました。
彼女が父から贈られた日記帳に綴り始めた日々は、後に「アンネの日記」
として世界中で読まれることになります。
【アンネ・フランク】
アンネはナチス・ドイツのユダヤ人迫害を逃れてアムステルダムの隠れ家に身を
隠しながら日記を綴りました。
作家を目指していたアンネの先鋭(せんえい)な感覚と
日々が鮮やかに描かれ、読む人の心に伝わりました。
【我が家を手に入れるための3つのポイントⅢ-④[専門知識拝借〈10〉]
前回は【我が家を手に入れるための3つのポイントⅢ-③[専門知識拝借〈9〉]】
https://heiwadai.jp/totisyutokunaumannjikou/
というタイトルでお送りしました。
(前回のブログにリンクを張っておきましたので、読みたい方は青字のタイトルをタップしていただければ記事に飛びます)
今回は我が家を手に入れるための3つのポイントⅢ-③[専門知識拝借〈9〉]についてお伝えしたいと思います。
まずは、前回のお浚(さら)いからお送りさせていただきます。
●後悔しない土地取得の際の4つの確認事項
いくつも土地を見て回った末に、「ここだ!」と思う土地に出会えた場合でも、次の4つの項目については厳しい目で、さらには冷静に確認することをお奨めします。
①広さは十分か?(坪数だけでなく、建蔽率(けんぺいりつ)と容積率、建築物の高さ制限、壁面後退の条件など、自分の望む家を建てられるだけの広さがあるかどうか)
②環境はどうか?(日当たりや風通しはもちろんのこと、近所付き合いは良好か、公園などの緑が多いかどうか、公園などの緑が多いかどうか、周辺に嫌悪施設がないかどうか)
③生活しやすいかどうか?(通勤・通学にかかる時間。最寄り駅までの距離や公共交通機関の利便性。スーパーや商店街、病院や公共施設が近くにあるかどうか)
④将来性はどうか?(隣に大きなビルが建つ可能性、近くに大きな道路ができるなど、周辺環境が悪化する可能性はないか。逆に新駅ができたり、路線が乗り入れるなどのプラスの条件がないか)
↑前回お浚いここまで
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●【土地購入の契約書にサインをする前にここだけは確認しておく】
土地の契約に際しては、権利を明確にしておくことが重要です。
契約書を理解するには専門的な知識が必要となりますので、こちらの質問に丁寧に答えてくれる。信頼のおける業者を選ぶのが安心。
また、土地には見た目だけでは分からない、とんでもない問題が隠れていることがあるので念のために登記簿などを確認することをお奨めします。不安な場合は、自治体の無料相談窓口を利用する方法もあります。
基本となるチェック項目は以下の通りになります。
- 登記簿の確認(所有者と売主は同じか。抵当権がついていないか。隣の家との境界線ははっきりしているか。実測値と図面があっているか)
- 建築制限のチェック(用途地域の制限、私道負担やセットバック、建蔽(けんぺい)率や容積率などの建築制限、都市計画道路の予定地ではないか)
- 設備のチェック(上下水道工事、電気やガスなどはどうなっているか。未整備の場合の費用負担はどうか)
- 売買条件のチェック(建築条件付き土地なのかどうか。古い家がある場合、解体費用はどうするのか)
- 重要事項説明書のチェック(宅建業者は、宅地・建物の売買契約または仲介を行う場合、物件と取引について、重要事項説明書にて説明しなければならないと、法律で義務つけられています)
【住宅地選びの注目点アドバイス】
【市街化区域】
市街化調整区域では、用途地域で住居、商業、工業など市街地の大枠を決めていますが、工業専用区域には住宅を建設することができないので、注意しなければなりません。
【市街化調整区域]
市街化調整区域は、[市街化を抑制する区域]として、原則として「住宅を建てることができない区域」です。ですが、都市計画法による許可を受け、住宅を建設できる場合があります。
- 過去につくられた大規模分譲地
- 地区計画でつくられた分譲地【都市計画法 第34条10号】
- 市街化区域と一体的な生活圏を構成していると認められる区域であって、概ね50戸以上の建築物が連たんしている区域のうち、都道府県等が認めるもの【都市計画法 第34条 11号】等があります。
市街化調整区域の土地は、都市部と少し離れているため、少々不便ながらも、安価で広い土地を得ることができます。
ただし、すべて特別な許可が必要です。本当に住宅を建設できるかは、各市町村当局に問い合わせるか、しっかり専門家に確認することをお奨めします。